キャデラック・ドゥビル

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キャデラック・ドゥビル
00-05 Cadillac Deville .jpg
乗車定員 5人または6人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン V型8気筒DOHC4,564cc ノーススター
変速機 4AT
駆動方式 FF
ホイールベース 2,936mm
-自動車のスペック表-

ドゥビルDeVille )は、キャデラックブランドで販売される、ゼネラルモーターズフルサイズ高級セダンである。名称の由来は、フランス語で「都市」「」を意味する語句。

アメリカでの本来の名称は「DeVille」であったが、日本語で「デビル」と表記した際に「悪魔」(Devil )と誤解される可能性を考慮して、言語間の発音と表記の問題から名称が変更されている。日本国内においては、先代モデルまでを「フリートウッド・エレガンス」や「コンコース」などの名前で販売していた。この10代目モデルについては、発音のイントネーションを変えた表記「ドゥビル」という名称を採用している。

同社のキャデラック・ブランドにおける「DeVille」は、1949年の初代「シリーズ62クーペ・デビル」から続く名称であるが、本記事ではおもに10代目モデルについて解説する。

概要[編集]

9代目(日本名「コンコース」)の後継モデルとして1999年に導入された。

プラットフォームは、GM Kプラットフォームを採用した。同じプラットフォームを使用しているセビル日本イギリス等の左側通行諸国でも販売できるよう右ハンドルを加えた世界戦略車であったが、ドゥビルは日本を除けばアメリカやカナダ中東といった一部の国々にしか販売されていないために左ハンドルのみの販売となった。生産はミシガン州デトロイト・ハムトラミック組立工場で行われる。

エンジンはV型8気筒 4.6L ノーススターエンジンを搭載し、4速ハイドラマチックトランスミッションが組み合わせられる。トランスミッションはフロアタイプ(DTSのみ)とコラムタイプ(標準車・DHS)がある。また、駆動方式はFFとなる。

グレード構成は、標準車のほかに「DHS」および「DTS」グレードが用意された。「DHS」はドゥビル・ハイラグジュアリー・セダン(Deville Highluxury Sedan )の、「DTS」はドゥビル・ツーリング・セダン(DeVille Touring Sedan )の略である。エンジンの仕様に関しては、標準車とDHSは出力重視、DTSには出力・トルクともに向上されたエンジンを搭載している。メーカーオプションとしてナイトビジョンが乗用車として初めて採用された。価格は高額であるものの導入当初は装着率が高かったが、年を追うごとに装着率が低下し、2002年に廃止された。

1999年11月に日本国内販売を開始した。ラインナップは、中間グレードのDHSにナビゲーション等を備えたコラムシフト採用モデルのみ投入された。エンジンの仕様がセビルと競合するために最上位モデルのDTSは販売されなかった。ナイトビジョンに関しても、当初は運輸省(現 国土交通省)の認可が遅れたために、2000年4月に発売された2000年モデルのメーカーオプション品(ナイトビジョン・サンルーフ・本革シートのセットで約83万円)として供給された。

2005年2月9日にマイナーチェンジモデルし、DTSが発表された。かつてグレードの名称であった「DTS」がモデル名に採用され、初代から50年以上にわたって続いた「デビル」のモデル名が消滅することとなった。

キャデラック・ブランドは、「墓場まで乗っていく車」と揶揄されるほどユーザーの高齢化が深刻であった[要出典](キャデラックは霊柩車に使用されることが多い車種)。対応策として、中途半端にユーザーの若返りを目指した結果、デザインの迷走振りが顕在化している[要出典]カリスマデザイナーといわれたデザイン担当副社長チャック・ジョーダンから、後任のウェイン・チェリー体制が定着した時期とも重なり、社内のデザイナーの質的低下も一因となった[要出典]。後継モデルでもあるDTS以降のデザインが洗練されているとの評価[誰によって?]は、1998年に就任した元クライスラーのボブ・ラッツが副会長の手腕によるものとされている[誰によって?]

外部リンク[編集]