キムワイプ

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キムワイプ(Sサイズ)

キムワイプKimWipes)は、アメリカの大手製紙業キンバリー・クラーク英語版(Kimberly Clark Corp.)が製造する紙製のウエス(産業用紙ワイパー)である。日本では日本製紙クレシアがキンバリー・クラークとの提携に基づき製造している。

概要[編集]

ティッシュペーパーに似て、白色で硬い手触りを有し、けば立ちがなく、水に溶けにくく、使用の際にパルプくずが出ない特徴がある。試験管など実験器具の清掃、液体の吸い取り、電子部品のワイピング、色素の吸着[1]など用途は広く、理学・工学・農学・医学・薬学・家政学などの実験、それらの延長線上にある実務(各種化学、光学、その他精密機器を用いる作業など)に広く用いられる。

12.0×21.5cmのSサイズ、22.5×21.0のMサイズ(ボックスティッシュとほぼ同じ大きさ)、47.0×42.5cmのLサイズがある。なお紙質が違う姉妹商品として、JKワイパー・ケイドライが販売されている。これらの商品のパッケージのデザインはどれも似ているが色が異なるため、容易に見分けることができる。 紙質はケイドライ(3枚重ね)・キムワイプ・JKワイパーの順で、厚く硬くなる。また4枚重ねの工業用ウエスキムタオルや、スコットショップタオルという大判のウエスも存在するが、こちらは機械・車両の油や水分を拭きとる際などに使われる。その他にも、耐薬品性に優れた不織布ワイパーキムテックス、不織布ふきんハイジェネなどもある。

参考文献[編集]

  1. ^ ライフサイエンス実験シリーズ VOL.3” (PDF). 東洋紡. 2009年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月30日閲覧。

外部リンク[編集]