キティズパラダイス

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キティズパラダイスシリーズ
ジャンル 子供番組
出演者 ハローキティ
バッドばつ丸
ダニエルスター
シナモンほか
製作
制作 サンリオ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
キティズパラダイス
放送期間1999年1月5日 - 9月28日
放送時間火曜日 7:30 - 8:00
放送分30分
キティズパラダイスII
放送期間1999年10月5日 - 2000年3月28日
放送時間同上
キティズパラダイスGOLD
放送期間2000年4月4日 - 2002年9月24日
放送時間同上
キティズパラダイスFresh
放送期間2002年10月1日 - 2005年9月27日
放送時間同上
キティズパラダイスPLUS
放送期間2005年10月4日 - 2008年9月30日
放送時間同上
キティズパラダイスPeace
放送期間2008年10月7日 - 2011年3月29日[1]
放送時間同上
番組年表
前作ハローキティとバッドばつ丸
次作サンリオキャラクターズ ポンポンジャンプ!BSフジ・シリーズ)
ファンファンキティ!(テレビ東京)

特記事項:
ハイビジョン撮影(2008年10月7日 - )
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キティズパラダイス』は、テレビ東京にて1999年1月5日から2011年3月29日[2]まで放送されたサンリオキャラクター子供番組。通称は「キティパラ」。

概要[編集]

元々は、1994年10月からテレビ東京系で放送された『ハローキティとバッドばつ丸』の後継番組としてスタートした。同番組の前身は『あそぼう!! ハローキティ』であり、その前身は『大好き!ハローキティ』である。

『大好き!ハローキティ』は1993年12月からの放送開始だったが、その1か月から2か月前にテスト番組として『サンリオアニメシアター』の名前でハローキティやキキとララのアニメを全2回だけ放送をしていた。放送回数は全26回で、全編がサンリオピューロランド館内のロケ撮影だった。また、毎回共通のオープニングはアニメ(1分30秒)で始まり、キャラクター(着ぐるみ)と司会者が登場するコーナー寸劇を何パターンか行ったり、「歌のコーナー」を挟み、告知コーナーの後にエンディングとなった。毎回共通のエンディングはポチャッコとピューロフレンズが登場する、知恵の木ステージで撮影したダンス形式のエンディングだった。既にこの番組からステレオ放送が行われており、主題歌とエンディング曲を収録したシングルCDも限定枚数で発売された[注 1]

『大好き!ハローキティ』の放送終了後、CS放送のキッズステーションで再放送(ハローキティとゆかいななかま枠)が行われたが、権利の都合上、以後地上波や衛星放送では一切再放送が行われていない。また、総集編ビデオソフトが1巻だけ発売されたがこのソフト化以降、権利の都合上ソフト化は長らく見送られている。『大好き!ハローキティ』の放送終了後に『あそぼう!ハローキティ』が放送開始された。この番組から製作著作が全面的に「株式会社 サンリオ」となった。また、同番組から出演者が増えキャラクターにもセリフが付くようになった。オープニングCGと提供バック静止画の製作は株式会社エムケイであり、それらはサンリオピューロランドの姉妹パーク「ハーモニーランド」のPR番組『キティズパーティー』でも使用された。前番組『ハローキティとバッドばつ丸』開始当初も『あそぼう!ハローキティ』とほぼ同構成だったが、開始当初からハーモニーランドでの公開収録だった『キティズパーティー』スタートからしばらくして、『ハローキティとバッドばつ丸』もサンリオピューロランドでの公開収録を開始し、後を受けて始まった当番組でも最終回まで公開収録型番組として放送。開始から1年間は出演者も『ハローキティとバッドばつ丸』末期の出演者がそのまま続投した。

『Peace』からハイビジョン製作。 2009年10月6日よりアナログ放送ではレターボックス方式になった(テレビ東京以外も2010年4月までにレターポックスになった)。また字幕放送も実施している(テレビ東京・テレビ大阪のみ)。

サンリオピューロランドのメルヘンシアターで一般観客を入れて公開録画されていた(この模様は収録から2〜3週間後に放送される)が、2011年2月20日をもって公開録画は終了。これにより前身の『ハローキティとバッドばつ丸』をあわせて13年続いた公開録画は幕を下ろし、2011年3月29日放送分をもって終了した。放送終了後この枠はローカルセールス枠となる(テレビ東京ではアニメの再放送[注 2])。

本番組終了で、『サンリオアニメシアター』から18年続いたサンリオの子供番組は、2017年4月にテレビ東京系列からフジテレビのBSチャンネルであるBSフジに放送局を移す形で『サンリオキャラクターズ ポンポンジャンプ!』開始までの6年間にわたり中断、テレビ東京系列のサンリオの子供番組としては2020年4月の『ファンファンキティ!』開始されるまでの9年間中断されることになった。

中国でも放映されていた[要出典]

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など

放送内容[編集]

以下に記載されている放送内容は2011年3月現在のものとなっている。

  • オープニング「あたらしいいちにち」(2008年10月7日〜2011年3月29日)
  • のコーナー(テレビ放映用と公開録画の2つを放送)
  • おまかせ!キティズカフェ(2010年10月5日〜2011年3月29日)
  • ダニエル・ブログ(2010年10月5日〜2011年3月29日)
  • フォトパラ(不定期)
  • シュガーバニーズのパティシエ占い(2008年10月7日〜2011年3月29日)
    3種のスイーツの中から1つを選ぶ占いコーナー。
  • 体操「みんなピース!」(2009年4月7日〜2011年3月29日)※この曲は、都市対抗野球大会東京都代表のセガサミーを応援する為、その体操を披露しており、ステージには出演キャラクターとダンサー(セガサミーのチャンステーマ時には、下で見守っている)が登壇し、『セガサミー応援歌』ではセガソニック・ザ・ヘッジホッグサミーエイリやん、球団マスコットのセガサミー・ルーターズと競演し、登壇して振りをする。
  • みんなでプレゼントpeace(プレゼントコーナー)
  • 本家ばつ丸のたこやきアッチっち〜(2008年10月7日〜2011年3月29日、2010年9月28日までは元祖ばつ丸のたこやきアッチっち〜)
    大ダコ入りのたこやきを当てるおみくじコーナー。
  • エンディング「マジカル☆ツイスト」(2010年10月5日〜2011年3月29日)

2001年[編集]

  • キティの●●できるかな? 2002年1月まで
  • コロコロクリリンの大冒険 2001年5月まで
  • ダニエルのキャラクター図鑑 2002年9月まで
  • いちごの王様のお悩み相談室 2002年12月まで

2002年[編集]

  • おさるのもんきち劇場 2004年まで
  • サンリオキャラクター紹介 2005年まで
  • サンリオニュース キティ・マイメロディ・けろっぴ 2004年まで
  • サンリオ各キャラのアニメーション 2003年まで

2006年[編集]

  • ばつ丸博士の科学コーナー 2007年5月〜9月
  • キティの3分クッキング ?年〜?年まで
  • サンリオ特集(グッズ・新キャラクター紹介他)

出演[編集]

レギュラー出演者は加藤・真野以外全員サンリオピューロランド所属のダンサー。

キティズパラダイスシリーズの出演者
期間 サンリオキャラクター レギュラー 占い
アシスタント その他
1999年1月 - 1999年5月 ハローキティ1
バッドばつ丸1
ダニエルスター2
ポムポムプリン 加藤郁子(いく)1
金子知恵(ちえ)
内田奈麻(なお)
片山耕(おにいさん)1 (コーナー自体なし)
1999年6月 - 2000年3月 (不在)
2000年4月 - 2002年3月 安福由美子(ユミ)
越智なおみ(ナオ)
コロコロクリリン
2002年4月 - 9月 秋間玲二(RYOJI)2
黒田絵里香(ERIKA)2
ウサハナ
2002年10月 - 2003年3月 小川真智子(まっちー)
高野聡子(とっこ)
バッドつん子
2003年4月 - 2005年9月 (不在) ポップンベリー
2005年10月 - 2006年3月 松田京実(あーみん)
北山蘭(らん)
2006年4月 - 12月 シナモロール
2007年1月 - 2008年9月 シナモエンジェルス
2008年10月 - 2009年9月 山田佳代(カヨ)[注 3]
佐々木恵里(エリ)[注 4]
シュガーバニーズ
2009年10月 - 2010年9月 真野恵里菜2
2010年10月 - 2011年3月 美和彩香(あちゃか)
水越彩(あーや)
(不在)

  • 1 ハローキティとバッドばつ丸から続投。
  • 2 VTRのパートのみ出演。

その他[編集]

  • マッスルフェアリー(カズ・ハヤシ
  • ギャルル
  • 河村亜希栄(あき)・中山田浩子(ひろ)
    • 2003年から2007年までハーモニーランドの公開録画のみ出演していた。

その他キャラクター[編集]

  • キティのパパ・ママ 1998年〜2002年
  • キティの友達・ミミィ 2003年8月〜2005年1月
  • チャーミーキティ 2005年2月〜2006年
  • シナモンの仲間たち
  • サンリオ全キャラクター 1回目放送〜最終回まで

声の出演[編集]

変遷[編集]

番組名[編集]

  • 「サンリオアニメシアター」(1993年7月、8月)(サンリオ制作のテスト番組、30分枠、全2回)
  • 「大好き!ハローキティ」(1993年10月 - 1994年3月)(半年間、全26回)
  • 「あそぼう!ハローキティ」(1994年4月 - 9月)
  • 「ハローキティとバッドばつ丸」(1994年10月 - 1998年12月)
  • キティズパラダイス」(1999年1月5日 - 1999年9月28日)
  • キティズパラダイスII」(1999年10月5日 - 2000年3月28日)
  • キティズパラダイスGOLD」(2000年4月4日 - 2002年9月24日)
  • キティズパラダイスFresh」(2002年10月1日 - 2005年9月27日)
  • キティズパラダイスPLUS」(2005年10月4日 - 2008年9月30日)
  • キティズパラダイスpeace」(2008年10月7日 - 2011年3月29日)[1]

このように、番組名は2〜3年おきに変更されている。放送(放映)キー局は全てテレビ東京である。

アニメコーナー[編集]

  • 『ハローキティ りんごの森のファンタジー』(2006年4月〜9月、隔週)
  • ウサハナ 夢見るバレリーナ』(2006年10月〜12月)
  • けろけろけろっぴ はすのうえタウン危機一髪!』(2006年10月〜12月)
  • 『ハローキティ りんごの森のミステリー』(2007年1月〜3月)
  • シュガーバニーズ』(2007年4月〜9月)
  • 『ハローキティ りんごの森とパラレルタウン』(2007年10月〜2008年3月)
  • 『シュガーバニーズ ショコラ!』(2008年4月〜9月)
  • 『ぱんくんち』(2008年10月〜2009年3月、隔週)
    • 2008年にWEBアニメを配信したオリジナルアニメ。当枠においては「キティズパラダイス」では初。なお、声優は非公表。
  • 『シュガーバニーズ フルール』(2009年4月〜9月)

ハローキティのアニメについてはハローキティ りんごの森シリーズを参照。 2009年10月以降アニメコーナーは設置されていない。

VHS DVD[編集]

ネット局[編集]

放送地域名 放送局名 系列 放送曜日 放送時間 備考 放送終了日
関東広域圏 テレビ東京 テレビ東京系列 火曜 07:30 - 08:00 字幕放送 2011年3月29日
愛知県 テレビ愛知 15秒遅れ。
大阪府 テレビ大阪 字幕放送
北海道 テレビ北海道 2003年4月より
2003年3月まで日曜6:00 - 6:30。
福岡県 TVQ九州放送 木曜 九州版のみ[注 5] 2004年9月11日
青森県 青森朝日放送 テレビ朝日系列 火曜 16:00 - 16:30 2001年-2003年まで日曜6:30 - 7:00[7] 2005年2月頃
山形県 山形テレビ 土曜 06:00 - 06:30 2003年6月頃
大分県 大分朝日放送 金曜 16:30 - 17:00 2008年9月26日
岩手県 テレビ岩手 日本テレビ系列 火曜 16:25 - 16:55 2002年12月頃
日本全国 キッズステーション 衛星放送 月曜 - 木曜 10:00 - 10:30 2004年3月まで
2004年10月6日-2005年4月13日
2008年10月-2012年8月
2012年8月頃
日本全国 第一興商スターカラオケ 衛星放送 土曜 09:00 - 09:30 2003年4月-2008年9月
2007年から隔週土曜日放送
2008年9月27日
日本全国 アニマックス 衛星放送 日曜 07:00 - 07:30 2005年12月-2008年12月 2008年12月7日

備考[編集]

スタッフ[編集]

  • スーパーバイザー:辻信太郎
  • 企画:佐藤 誠(サンリオエンターテイメント)、辻 邦彦(サンリオ)
  • 音楽:高橋 剛
  • 振付:渡辺美津子、新海絵理子
  • 占い監修:アストロ・マリーヌ
  • カメラ:中島正規、牛崎織奈
  • 音響:佐藤耕平、中村英司、藤原裕生
  • 照明:田中 元、舘内 悟、岩見 貞
  • フードコーディネーター:浜本千恵
  • OFFLINE編集:勝呂康英
  • 編集:中村仁志
  • MA:森岡浩人
  • 美術デザイン:谷口 明、古川新佐、服部 学、龍澤望美
  • メイク:小熊清美、村田真衣、高草木 剛(Vanites)
  • スタイリスト:三浦一樹(衣裳屋)
  • 演出補:川井亜弥、浅川寛子、前川麻紀、山崎敏子、川崎克明
  • スケジュール:勝又美保子、佐藤祐美子、中野由美子、鈴木未来
  • ホームページ担当:皆川慶子
  • 技術協力:IMAGICA
  • 衣装協力:タブリエ
  • 美術協力:BIGAKU SEA、劇団小さいお城
  • 製作協力:サンリオエンターテイメント(旧サンリオピューロランド)、旭プロダクション、A・Tコミュニケーションズ、クロフネプロダクト、浅野八郎事務所、株式会社愛光、あすなろ舎
  • 番組協力:渡部佐智子
  • 番組担当:村松沙也子
  • 演出:坂本春彦(サンリオエンターテイメント)
  • プロデューサー:斉藤雄樹、野村高章
  • 制作著作:サンリオ

また、カミナリ石田たくみがADとして働いていた。

音楽[編集]

オープニングテーマ[編集]

「みらいへの宝箱」(2001年4月3日 - 2002年3月26日)
歌:キティパラオールスターズ / 作詞:楠本さちこ / 作曲・編曲:竹田えり

エンディングテーマ[編集]

「ときめきの朝」(2001年4月3日 - 2002年3月26日)
歌:ハローキティ / 作詞:永井寛孝 / 作曲・編曲:高橋剛

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ただし、サンリオピューロランド内のショップでこのCDシングルは販売されていなかった
  2. ^ 2011年4月12日から6月28日までは『プリティーリズム・オーロラドリーム』(第1話〜第12話)、同年7月5日からは『ダンボール戦機プレイバック』(第1話〜)
  3. ^ 降板後、ピューロランドのダンサーを引退している。
  4. ^ 最終回での「本家ばつ丸のたこやきアッちっち〜」に出演し、美和彩香、水越彩と共演した。
  5. ^ キティズパーティー』を放送していて、『キティズパーティー』終了後しばらくこの番組をネットしていた。放送終了後に代替放送として2009年4月7日より「サンリオ世界名作劇場」を(TVQ単独にて)放送していた。なお、TVQでは『ファンファンキティ!』の開始と同時にサンリオ子供番組のネットを再開している。
  6. ^ それ以前は自社製作版の『キティズパーティー』が放送されており、TOSの子会社のTOSエンタープライズが制作協力をしていた。なお、TOSでは『ファンファンキティ!』の開始と同時にサンリオ子供番組のネットを再開している。

出典[編集]

  1. ^ a b お気に入り”. あにてれ :テレビ東京公式アニメサイト. 2020年9月15日閲覧。
  2. ^ 「キティズパラダイスPeace」2011年3月29日(火)放送内容”. 価格.com テレビ紹介情報. 2020年9月15日閲覧。
  3. ^ この作品では、なおちゃんとゆみちゃんがゲストで登場している。
  4. ^ この作品では、なおちゃんとゆみちゃんが登場しない。
  5. ^ この作品では、まっちーととっこがゲスト出演している。
  6. ^ この作品では、「キティズパラダイスFresh」のエンディング曲「ま・た、ね」が2番になってしまったが、松田京美、北山蘭がゲストで登場している。
  7. ^ 「TV STATION NETWORK」『アニメディア』2001年8月号、学研、115頁。 

外部リンク[編集]

テレビ東京サンリオ子供番組 火曜7:30 - 8:00枠(1999年1月 - 2011年3月)
前番組 番組名 次番組
キティズパラダイス

キティズパラダイスII

キティズパラダイスGOLD

キティズパラダイスFresh

キティズパラダイスPLUS

キティズパラダイスpeace
プリティーリズム・オーロラドリーム(再放送)
【ここからアニメ枠】