キツネノカミソリ

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キツネノカミソリ新エングラー体系
Kitsunenokamisori 06c6701svp.jpg
キツネノカミソリ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Angiospermae
: 単子葉植物綱 Monocotyledoneae
: ユリ目 Liliflorae
: ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
: ヒガンバナ属 Lycoris
: キツネノカミソリ L. sanguinea
学名
Lycoris sanguinea Maxim.
和名
キツネノカミソリ(狐の剃刀)

キツネノカミソリ(狐の剃刀、学名Lycoris sanguinea)はヒガンバナ科多年生草本球根植物である。クロンキスト体系ではユリ科

解説[編集]

明るい林床や林縁などに自生する。早春のまだ他の草が生えていないうちに、狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、多くの草が生い茂る夏頃には一旦葉を落とす。

(8月なかば)前後になると花茎を 30〜50cm ほど伸ばし、先端で枝分かれした先にいくつかの花を咲かせる。雌雄同花で花弁は橙色が 6枚。

本種には、結実するものと、しないもの(三倍体、2n=32)がある。

葉の形、花と葉を別々に出すところ、および有毒植物である点などではヒガンバナと共通するが、花の形、および葉と花を出す時季は異なる。

分布[編集]

アジアの一部(日本朝鮮半島)に分布する。

日本では本州四国九州に分布する。

変種[編集]

キツネノカミソリ Lycoris sanguinea var. sanguinea
オオキツネノカミソリ Lycoris sanguinea var. kiushiana (Makino) T. Koyama
キツネノカミソリより花が大きく花弁が 9cm 程になり、長く突き出るおしべが特徴。本州の関東以南と九州に分布する。
ムジナノカミソリ Lycoris sanguinea var. koreana (Nakai) T. Koyama
野生絶滅環境省レッドリスト
Status jenv EW.png
花がやや小型で紅紫色。日本国内では九州に分布していたが、宮崎県日南市の自生地が消失、他でも確認されておらず、栽培個体以外が絶滅した状態である野生絶滅 (EW) とされている。

外部リンク[編集]