ガラスの動物園

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ガラスの動物園』(ガラスのどうぶつえん、The Glass Menagerie)は、テネシー・ウィリアムズによる戯曲

1944年に執筆され、同年、シカゴで初演された。1945年3月にニューヨークブロードウェイで上演されると1946年8月まで561回公演されるロングランヒットとなり、ウィリアムズの出世作となった。作者の自伝的作品で米文学の最高峰に位置し、ハリウッド映画にも影響を与えている。

登場人物[編集]

アマンダ・ウィングフィールド
小柄な女性。過去の幻想に縛られ、非常に活動的で理想が高く、現状に常に不満がある。他者を自分の尺度に当てはめようとし、理想を押し付ける傾向がある。夫は家出をしており、現在も音信不通。彼をこの様な状況に自分で追い込んだということに気づいているようすは見られない。
ローラ・ウィングフィールド
アマンダの娘。足が不自由で(ハイスクール時代には足に付けていた器具の立てる音を過剰なまでに気にしていた)、このために深刻なコンプレックスを抱えており、極度に内向的、引きこもりがちになっている。ガラス細工の動物コレクション(「ガラスの動物園」と呼んでいる)を大事にしている。
トム・ウィングフィールド
本作の語り手。アマンダの息子でローラの弟。靴会社の倉庫で働いている。惨めな人生から抜け出したいと、商業的幻想を追い求めている一消費者。詩作が趣味。
ジム・オコナー
トムの職場の同僚。トムが自宅へ夕食に招く。

あらすじ[編集]

ストーリーはトムの追憶として語られる。1930年代セントルイス。ウィングフィールド一家が住むアパートの一室が舞台である。

トムとアマンダは理想と現実の間でしばしば対立する。トムは現在の単調な仕事と、何事にも口やかましく指図するアマンダに対して嫌気がさしており、何とかして現在の環境から抜け出そうと思っているが、アマンダはトムを夫の二の舞にさせまいと引き止めようとする。

アマンダはローラをビジネススクールに通わせるが、ローラの内気な性格のためうまく行かない。手に職を持たず結婚も出来ない女の行く末を今まで数多く見てきたアマンダは、ローラの現状に危機感を抱く。

婚期が遅れていたローラに男性との出会いの機会を与えるために、アマンダはトムに会社の同僚を夕食に招くよう頼む。

数日後、自宅にジムが来訪する。ジムはなんと、ハイスクール時代にローラが淡い恋情を抱いていた相手だった。ローラは久しぶりにジムと交流し、かつてと同じくジムに心惹かれていく。

映画[編集]

『ガラスの動物園』は2度映画化されている。

日本語訳テキスト[編集]