カリコテリウム
カリコテリウム | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() Chalicotherium goldfussiの顎
| ||||||||||||||||||||||||
保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
絶滅(化石) | ||||||||||||||||||||||||
地質時代 | ||||||||||||||||||||||||
約2,840万 ~ 約360万年前 (新生代古第三紀漸新世後期(チャッティアン) - 新第三紀鮮新世前記(ザンクリアン)) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Chalicotherium J. J. Kaup ,1833 |
カリコテリウム(Chalicotherium…小石の獣、を意味する)は新生代中新世から鮮新世にかけてユーラシアの各地に棲息していた奇蹄目の動物。
全長2メートル、体高1.8メートルほど。体型はウマに似るが、蹄の代わりに鉤爪を持つのが特徴。通常はこの爪を保護するようにナックル・ウォーキングで歩いていたと推測されている。前脚が後脚に比べ極端に長く、そのため下半身へかけて背中が著しく傾斜するのも特徴。
長い腕と鉤爪を駆使し、木の葉を枝から手繰り寄せて食べていたと推測される。前脚の鉤爪は外敵に対する防御の役割も果たしたかも知れない。
住環境としていた温暖な森林の規模が縮小したことを切っ掛けに、更新世を最後に絶滅したと考えられている。