カノムチャン
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カノムチャン(タイ語: ขนมชั้น, khanom chan)はタイ王国の伝統菓子の一種[1]。タピオカ粉、上新粉、ココナッツミルクから作られる菓子であり、日本のういろう[1][2]、インドネシアのクエラピス[3]に似る。
タイ語で「カノム」は「菓子」の意味であり、「チャン」は「段」の意味である[4]。色の異なる生地が層をなしているのが外観の特徴となっている菓子である[4]。
クエラピスには3色、4色を使ったカラフルなものも多いが、カノムチャンは全体の色調が統一され、白い層と色の層を交互に重ねて、一層一層がはっきり見えるようにしていることが多い[3]。
出典
[編集]- ^ a b 『aruco 東京で楽しむアジアの国々』地球の歩き方、2022年、67頁。ISBN 978-4059201076。
- ^ 下関崇子 (2023年4月22日). “もちっとやわらかいカノムチャンレシピ……タイのココナッツういろう”. All About. 2025年5月3日閲覧。
- ^ a b メレンダ千春 (2014年4月11日). “第106回 タイ菓子が呼び込む金運、人運、仕事運!”. 世界のおやつ探検隊. ナショナル ジオグラフィック. p. 3. 2025年5月3日閲覧。
- ^ a b チュオン・ホアン・カィン「ココナッツミルクの蒸し菓子 カノムチャン」『おうちで本格エスニック スパイシーでやさしいアジアごはんのつくり方』東京書籍、2018年、105頁。ISBN 978-4487811267。