カダッシュ

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カダッシュ
Cadash
ジャンル アクションRPG
対応機種 アーケード
開発元 タイトー
発売元 タイトー
プロデューサー はせがわけいすけ
ディレクター 辻野浩司
デザイナー 辻野浩司
プログラマー 堀崇真
音楽 西賢二
美術 辻野浩司
仙波隆綱
加藤久和
五十嵐恒三
岩田吉弘
篠田徹也
小川貴之
今枝賢一
人数 1 - 2人(協力プレイ)
メディア 業務用基板(1.59メガバイト
稼働時期 日本の旗1990年3月
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 8方向レバー
2ボタン
CPU MC68000 (@ 12 Mhz)
Z80 (@ 4 Mhz)
サウンド YM2151 (@ 4 Mhz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
320×240ピクセル
60.00Hz
パレット4096色
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カダッシュ』 (Cadash) は、1989年タイトーから発売されたアーケードゲーム。横スクロールアクションRPG

ゲーム内容[編集]

基本ルール[編集]

8方向レバー、2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。ゲーム開始時に4つの職業があり、職業ごとにスピード、攻撃方法、使用できる武器、使用できる魔法の有無が全く異なる。HPやMP、経験値などがあり、レベルアップによって各種数値が上がるなどRPG性が色濃く出ている。 ロケテストや海外販売の一部など、筐体2台を使用した最大4人同時プレイが可能な基板が存在するが、国内正式販売時は機能が削除された。デモ画面には4人同時プレイを見ることができる。

職業[編集]

戦士[編集]

肉弾戦重視のキャラと言う事で攻撃力は最強(最大83)だが剣のリーチはあまり長くない。防御力はかなり低めだが兜、鎧、盾と装備品が多く兜と鎧を合わせると防御力は最大となる。盾があると敵の飛び道具を防げるが同時に喰らい判定が大きくなるため、一長一短になっている。装備品が多い上に高いのも難点だが、これらの点を把握しておけば他キャラの攻略もしっかりとした内容になっていくので、最初に使っておけば損のないキャラである。剣の中には魔法の追加効果があるものもある。すばやさは2番目に高い(最大で163)が、すばやさが増える剣を持ったときに全キャラ中最高のすばやさとなる。最高レベルになるために33000ポイントの経験値が必要。

魔法使い[編集]

最低のタフさと移動速度(最高でもすばやさ98)を持つキャラクター。打撃攻撃力は意外にも低くなく、魔法は使用制限があるもの一撃必殺の威力であるため、かなり使いやすい。さらにレベルアップが非常に早く中盤でも最高レベル(必要経験値22000)まで素早く上げられるため、プレイ自体も安定しやすい。終盤、魔法消費力が半分になるローブや魔力が1秒ごとに回復する杖が手に入り、魔法がほぼ使い放題になるものの、魔法の効かないザコも現れるため苦戦しやすい。しかしラスボスを最強呪文数発で一瞬で葬り去れるのはこのキャラだけの特権である。杖の中には魔法の追加効果があるものもある。

僧侶[編集]

通常攻撃は非常にリーチの長いフレイル攻撃だが、軌道が直線的で威力が低く、さらに隙も大きいために使いづらい場面もある。そのこともあってか終始敵を倒すのに手数が多く必要になる。最強武器がもっとも早い段階で手に入るため中盤一気に楽になる。またレベル6からは非常に有益な魔法、プロテクションが使用可能である。この魔法を使うとレベルに関係なく32ポイントまでのダメージを打消しさらにのけぞりと毒を無効化できる。同じく僧侶が使用可能な回復魔法に比べると、全ての面で上回っているため、他の回復魔法を使う必要がなくなる。中盤からはプロテクションを使うだけでクリアできてしまう。しかし序盤から中盤がかなり貧弱なため、ある程度基礎のしっかりできている人向けのキャラクターにもなっている。最高レベルになるためには42000ポイントの経験値を要する。

このゲームにおいて敵の攻撃を受けて減る体力は、「防御力から計算したダメージ」と「レベル」のうち大きい数字である。プロテクションを多用する僧侶はレベルを15にとどめておくと、プロテクション1回で敵の攻撃を3度受け止めることができる。

忍者[編集]

最高の速度(最高レベルですばやさ178)と、実は戦士と大差ない攻撃力(最高で82)を持つ。全キャラ中唯一の飛び道具での通常攻撃を持つ。とにかく足が速いため、それだけでもかなり有利である。基本は戦士と同じだが、盾がないのと距離を取って攻撃できる点で異なる。攻撃力と防御力は同じレベルの戦士と同程度だが、同じレベルになるためには戦士の倍程度の経験値が必要。3方向に飛ばせる武器や敵を貫通する武器など、他キャラよりも強力な武器に恵まれており、敵に攻撃が当てやすい。最大パラメータは全項目とも最高クラスだがレベルの上がり方がとても遅いので、要所で経験値を集めておく必要がある。最高レベルになるまでに54000ポイントの経験値を要する。

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 カダッシュ
日本の旗1991年1月18日
アメリカ合衆国の旗1991年
PCエンジン タイトー タイトー 3メガビットHuCARD[1] 日本の旗TP02015
アメリカ合衆国の旗WTG040501
-
2 CADASH
アメリカ合衆国の旗1992年 メガドライブ Cyclone System タイトー 4メガビットロムカセット T-11086 -
日本国内未発売
3 タイトーメモリーズ 下巻
日本の旗2005年8月25日 PlayStation 2 タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-66092 -
4 Taito Legends 2
欧州連合の旗2006年3月31日 Xbox タイトー タイトー DVD-ROM - -
日本国内未発売
5 Taito Legends 2
欧州連合の旗2006年3月31日
アメリカ合衆国の旗2007年7月10日
Windows タイトー タイトー DVD-ROM - -
日本国内未発売
6 カダッシュ
日本の旗2008年11月11日 Wii
バーチャルコンソール
タイトー タイトー ダウンロード - -
PCエンジン版の移植
PCエンジン版
メガドライブ版
  • 日本国外のみ発売。詳しくは英語版ページを参照。
PlayStation 2版

スタッフ[編集]

  • プロデュース:はせがわけいすけ
  • ディレクト:ONIJUST(辻野浩司)
  • ディレクター・オブ・ソフトウェア:すがわらとおる
  • メイン・プログラマー:TAK(堀崇真)
  • モンスター・プログラマー:こうやまゆういち
  • トラップ・プログラマー:YMOT(八木政樹)
  • シナリオ・プログラマー:たいこいちせいいち
  • プロダクション・デザイナー:ONIJUST(辻野浩司)
  • グラフィック・デザイナー:ONIJUST(辻野浩司)、仙波隆綱、加藤久和、五十嵐恒三、岩田吉弘、篠田徹也、小川貴之、今枝賢一
  • アシスタント・グラフィック・デザイン:ビジュアル・アーツ・プロダクション
  • スーパービジング・エディター:YMOT(八木政樹)
  • マップ・エディター:ONIJUST(辻野浩司)
  • ハードウェア・デザイナー:くしろただし
  • エレクトリシャン:たけだとみお
  • サウンド・プロデューサー:POCHI(大縫一行) (ZUNTATA)
  • ミュージック・コンポーザー:PINCH PUNCH(西賢二)
  • サウンド・エフェクト:PINCH PUNCH(西賢二)
  • メカニシャン:はつだやすのり
  • パブリシティー・スーパーバイザー:なかがわかずお
  • ソフトウェア・アナライザーズ:藤原英裕、広重勇治
  • データ・エントリー:いわのまり
  • ゲーム・デザイナー:ONIJUST(辻野浩司)

評価[編集]

アーケード版
受賞
主催者 受賞
第4回ゲーメスト大賞 ベストアクション賞8位[2]
第4回ゲーメスト大賞 ベスト演出賞3位[2]
第4回ゲーメスト大賞 年間ヒットゲーム32位[2]
PCエンジン版
レビュー結果
媒体 結果
月刊PCエンジン 85/100点
マル勝PCエンジン 29/40点
PC Engine FAN 21.56/30点[1]
(総合197位)
アーケード版

月刊誌「ゲーメスト」(新声社)誌上で行われていた「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)において、ベストアクション賞8位、ベスト演出賞3位、年間ヒットゲーム32位を獲得した[2]

PCエンジン版

ゲーム誌「月刊PCエンジン」では95・75・85・85・85の平均85点、「マル勝PCエンジン」では8・7・7・7の合計29点(満40点)、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.56点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で197位(485本中、1993年時点)となっている[1]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「キャラクタが大きめで、アクションシーンの難易度は高い」と紹介されている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.73 3.45 3.66 3.71 3.45 3.57 21.56

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」、『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店1993年10月1日、 39頁。
  2. ^ a b c d 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 18 - 19頁、 ISBN 9784881994290