カステッラーナ・グロッテ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
カステッラーナ・グロッテ
Castellana Grotte
カステッラーナ・グロッテの風景
カステッラーナの洞窟(Grotte di Castellana)
行政
イタリアの旗 イタリア
プッリャ州の旗 プッリャ
県/大都市 Provincia di Bari-Stemma.png バーリ
CAP(郵便番号) 70013
市外局番 080
ISTATコード 072017
識別コード C134
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 4 (sismicità molto bassa)
気候分類 zona D, 1673 GG
公式サイト リンク
人口
人口 19,570 [1](2019-01-01)
人口密度 288.1 人/km2
文化
住民の呼称 カステッラネージ
castellanesi
守護聖人 ヴェトラナの聖女
Madonna della Vetrana
祝祭日 4月最終日曜日
地理
座標 北緯40度53分01.58秒 東経17度10分04.29秒 / 北緯40.8837722度 東経17.1678583度 / 40.8837722; 17.1678583座標: 北緯40度53分01.58秒 東経17度10分04.29秒 / 北緯40.8837722度 東経17.1678583度 / 40.8837722; 17.1678583
標高 290 (205 - 406) [2] m
面積 67.93 [3] km2
カステッラーナ・グロッテの位置(イタリア内)
カステッラーナ・グロッテ
カステッラーナ・グロッテの位置
バーリ県におけるコムーネ
バーリ県におけるコムーネ
イタリアの旗 ポータル イタリア
テンプレートを表示

カステッラーナ・グロッテイタリア語: Castellana Grotte)は、イタリア共和国プッリャ州バーリ県にある、人口約2万人の基礎自治体コムーネ)。広大な鍾乳洞を訪れる観光客や研究者を受け入れる[4]

地理[編集]

位置・広がり[編集]

隣接コムーネ[編集]

隣接するコムーネは以下の通り。

社会[編集]

人口の推移[編集]

 人
2012 19345
2013 19362
2014 19664
2015 19675
2019 19290[5]
2020 19174[5]
2021 19170[5]
00※=2021年5月時点

人種構成[編集]

2013年時点にこのコムーネではイタリア国籍ではない人が合計449人、住んでいた。下記は人口比で多い順の内訳である[6]

  1. アルバニア 177人
  2. ジョージア 65人
  3. ルーマニア 39人
  4. モロッコ 37人

文化[編集]

映画のロケーション[編集]

鍾乳洞内の特異な環境を活用して、映画の撮影現場に使われてきた。これまで次の作品の舞台となった。

経済[編集]

農業と酪農、畜産[編集]

経済の中心は農業である。かつては見渡す限りぶどう畑が広がった斜面には、この数十年でさくらんぼやアーモンド、オリーブの果樹が植えられた。オリーブの木は各所で見られ樹齢100年に達する古木もあり、品種は食用油に向いたシーマ・ディ・モーラ種(Cima di Mola)が中心である。地元で加工したエキストラバージン・オリーブ・オイルの製品ラベルは品種に加え、少なくとも5割にオリーブオイルの名産品認証マーク「テラ・ディ・バーリ」(it:Terra di Bari)と、原産地名としてこの地区が属するムルジャ・デイ・トゥルーリ(広域地名)を載せている。

この地域はいわゆる「ムルギア・カルシカのDOCワイン街道」沿い(vini DOC della Murgia Carsica)にあり、ぶどうの生産とワイン醸造も盛んである。また畑で収穫するアーモンドや果物、野菜などは、地元の缶詰や食品加工業の活況を支えている。

畜産業は主に乳牛と肉牛を育てる。

手工芸、工業[編集]

伝統産業の織物や食品加工、ワイン醸造、家具や手工芸品が多い。

観光業[編集]

鍾乳洞(イタリア語)が観光客を引き寄せ、毎年、数十万人が来村する。

社会インフラと交通機関[編集]

病院[編集]

ヴィア・トゥリ(トゥリ通り)にあるサヴェリオ・デ・ベッリス病院はIRCCS国立がん研究所財団の指定病院[7]であり、ACCイタリア国立腫瘍学ネットワーク[9]に加盟している。

道路[編集]

モノーポリプティニャーノに通じる旧州道377号グロッテ線(イタリア語)(SS 377、現・SS 237)が通り、地方道SP 240グロッテ・オリンタリ線(SP 240、旧州道SS 634)はコンヴェルサーノからルティリアーノ、カプルソ、トリッジャーノと結ぶ。その他、SP 120で近隣のポリニャーノ・ア・マーレ、SP 96でアルベロベッロと往来ができ、SP 146経由でブリンディジ県セルバ・ディ・ファサーノに着く。

生活道路(ヴィエ・ヴェッキアVie vecchia)も多く利用され、例えば隣村へのアクセスにはプティニャーノ道を走る。

鉄道[編集]

スド・エスト鉄道(バーリ=タラント線)が通り、駅は中心部にあるカステッラーナ・グロッテ駅と、洞窟に最寄りのグロッテ・ディ・カステッラーナ駅(イタリア語)の2つある。

バス[編集]

バス運行の親会社はスド・エスト鉄道で、地区の村々と結ぶ路線を走らせる。

行政[編集]

分離集落[編集]

カステッラーナ・グロッテには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

Grotte Castellana (5).jpg
  • Genna、Regio、Fanelli、Cucumo、Pozzo Stramazzo、Rosatella、Torre di Mastro、Torre Due Pani、Oronzo Persio、Monte Cipolla、La Pergola

脚注[編集]

  1. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Total Resident Population on 1st January 2019 by sex and marital status” (英語). 2019年8月31日閲覧。
  2. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Bari (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2014年6月21日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Bari (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2014年6月21日閲覧。
  4. ^ Grotte di Castellana: where, when and how to visit them” (英語). discoveritaly.alitalia.com. Discover Italy. アリタリア航空. 2021年8月29日閲覧。
  5. ^ a b c Territorio : Castellana Grotte; Sesso : Totale”. dati.istat.it. Statistiche : Popolazione residente - bilancio : Puglia. Istat. 2021年8月29日閲覧。
  6. ^ Bilancio Demografico e popolazione residente straniera al 31 dicembre 2013 per sesso e cittadinanza [人口比率と外国人居住者の性別と国籍、population at 31 December”. ISTAT. 2014年6月21日閲覧。2013年12月31日時点
  7. ^ IRCCS Saverio De Bellis” (英語). Alleanza contro il cancro (ACC). 2021年8月29日閲覧。
  8. ^ [:itProfilo; [:en]About us]” (英語). Alleanza contro il cancro. 2021年8月29日閲覧。
  9. ^ Alleanza Contro il Cancro(ACC=潰瘍対策連盟)は2002年にイタリア保健省が設立した国立の腫瘍学ネットワーク[8]

関連資料[編集]

発行年順。

日本語文献[編集]

  • 大場美夜子「カステラーナの洞窟」『ローマの桃太郎』永田書房、1967年、96頁。コマ番号0056.jp2、全国書誌番号:67000255doi:10.11501/2976195、国立国会図書館/図書館送信参加館内公開。
  • 新保淳乃『近世イタリア諸都市におけるペスト祈願行列の聖母マリア図像 : 疫病平定と癒しの宗教政治学』博士論文(文学)、千葉大学、2001年(平成13年)3月26日、甲第2003号。doi:10.11501/3181382
  • 地球の歩き方編集室(編)「プーリア州」『地球の歩き方 A13 (南イタリアとマルタ) 2016~2017年版』ダイヤモンド・ビッグ社、2015年。全国書誌番号:22626640ISBN 978-4-478-04786-6
  • 山辺 規子「もう一つのノルマン・コンクェスト : 南イタリアのノルマン征服」『西洋史学論集』第55号、福岡 : 九州西洋史学会〈特集 シンポジウム報告 バイユーの綴織(タペストリ)の世界〉、2018年、8-12頁。ISSN 0386-9261

洋書[編集]

  • Viterbo, Michele. Un bandito pugliese del XVIII secolo: “Scannacornacchia”. Putignano 1915. カステラーナ出身の残忍な山賊。実名Nicola Spinosa(1752年生まれ)、通称Scannacornacchia。
  • Lanera, Marco. Documenti Castellanesi sulla peste del 1690. Putignano 1962. 17世紀末のカステッラーナ地方のペストの記録。
  • Lanera, Marco. Sintesi storica castellanese. Castellana Biblioteca civica 1977.
  • Lanera, Marco. La “preistoria” di Castellano sec. X-XII. Castellana Grotte 1979. 中世の歴史。
  • Viterbo, Michele. Castellana la Contea di Conversano e l'abbazia di San Benedetto. opera completa, Fasano 1987.
  • Lanera, Marco (a cura di), Gli atti della Santa Visita del 1738. Castellana Grotte 1990.
  • Lanera, Marco. Lettere della Badessa, Conversano. La corrispondenza ordinaria del monastero di S. Benedetto (sec. XVI). Galatina 1990. 書簡集。
  • Lanera, Marco. Gli atti della soppressione dei monasteri maschili di San Francesco d'Assisi e San Francesco di Paola in Castellana di Bari nel 1809. Castellana Grotte 1991. アッシジの聖フランチェスコ教会の沿革。
  • Viterbo, Michele. Dagli ultimi re borbonici alla caduta del fascismo. Fasano 2006.
  • Mastromarino, Donato. Castellana fuori e dentro le mura. Sviluppo urbano, antiche famiglie, pubblica amministrazione e territorio rurale tra il XVII ed il XIX secolo. Vol. 1, Galatina 2012.
  • Erriquez, Francesco (a cura di). Castellana Grotte. La chiesa e il convento della Madonna della Vetrana, Bari 2015.

外部リンク[編集]

ウィキメディア・コモンズには、カステッラーナ・グロッテに関するカテゴリがあります。