カクレヒメ

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カクレヒメ
ジャンル ファンタジー
小説
著者 佐竹彬
イラスト 草野ほうき
出版社 メディアワークス
レーベル 電撃文庫
刊行期間 2008年7月 - 2009年1月
巻数 2巻
テンプレート - ノート

カクレヒメ』は、佐竹彬による日本のライトノベル。イラストは草野ほうき電撃文庫アスキー・メディアワークス)より刊行されている。

ストーリー[編集]

“感覚拡大症”という五感の一つが暴走してしまう謎の現象がある、現代が舞台。病気の一種である症状を持ち“触覚を物体の中に潜りこませる”ことが出来る高校生・瀬畑明珠は症状を研究する特殊機関「時任病院・第八号棟」の医師の新留紗織と出会い、そして患者の巫部梓と出会う。彼女は能力を持つがゆえに施設の中で外との接触を断って過ごす“隠れ身の姫”と呼ばれる少女であった。拡大症患者でありながら、唯一通院することを認められた明珠は心を交流させる。

登場人物[編集]

瀬畑 明珠(せばた めいじゅ)男
主人公。透過触覚を持つ触覚拡大症の患者であり、感覚拡大症の患者にしては珍しく、通院している。
新留 紗織(にいどめ さおり)女
“感覚拡大症”を研究する特殊機関「時任病院・第八号棟」の医師。
篠原 悠佑(しのはら ゆうすけ)男
時任病院・第八号棟の医師。
海老原(えびはら)男
美雨の主治医。
巫部 梓(かんなぎべ あづさ)女
時任病院・第八号棟の患者で、肉眼で見た人物の思考を、視覚情報としてダイレクトに認識する視覚拡大症である。
櫃岡 名雪(ひつおか なゆき)女
県警の警視で美雨の姉。しかし血はつながっていない。
櫃岡 美雨(ひつおか みう)女
人の感情が、匂いとして分かる嗅覚拡大症(アロメトリィ)に感染している12歳の少女。
入戸野(にっとの)男
県警の警部。

用語[編集]

感覚拡大症
十年位前に発覚した病気。一種の超能力のようなものだが、人の感知できないものを既存の感覚器官で強引に認識するため、ストレスを受ける。副作用には個人差がありコントロールできるとも限らない。今のところ治療法は見つかっていない。
時任病院・第八号棟
拡大症患者の治療施設。入院者は治療療法の研究のための協力は必要だがそれ以外は基本的に自由。
透過触覚
瀬畑明珠の症状。物質の中に触覚を潜り込ませる事ができる。ほかの患者と比べ、コントロールもできストレスも非常に弱い。ただし自分以外の人体だけは強くストレスを感じる。範囲は10m程度。
幻視
巫部梓の症状。視覚情報として人の思考が読める。コントロールはできない。サングラスでは気休めにしかならないが、機械などを通すと症状は現れない。
アロメトリィ
櫃岡美雨の症状。匂いとして人の感情が読める。コントロールはできない。感情の強弱で匂いの強さも決まる。通常の匂いと同じで開けた場所だと匂いも薄まる。

既刊一覧[編集]

  1. カクレヒメ 2008年7月10日初版発行 ISBN 978-4048671286
  2. カクレヒメ2 2009年1月10日初版発行 ISBN 978-4048674638