オーメン
| オーメン | |
|---|---|
| The Omen | |
| 監督 | リチャード・ドナー |
| 脚本 | デヴィッド・セルツァー |
| 製作 | ハーヴェイ・バーンハード |
| 製作総指揮 | メイス・ニューフェルド |
| 出演者 | グレゴリー・ペック リー・レミック |
| 音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
| 撮影 | ギルバート・テイラー |
| 編集 | スチュアート・ベアード |
| 配給 | 20世紀フォックス |
| 公開 | |
| 上映時間 | 111分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $2,800,000 |
| 興行収入 | $60,922,980[1] |
| 配給収入 | 12億円[2] |
| 次作 | オーメン2/ダミアン |
『オーメン』(The Omen)は、1976年に製作されたアメリカの映画作品。6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンを巡る物語。
音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスが第49回アカデミー作曲賞を受賞した。
題名の“omen”とは前兆のこと。
『オーメン2/ダミアン』(1978年)、『オーメン/最後の闘争』(1981年)、『オーメン4』(1991年)とシリーズ化され、1976年版をリメイクした同名映画『オーメン』(2006年)も製作された。2016年にはテレビシリーズ化された(en:Damien (TV series))。
あらすじ[編集]
アメリカ人外交官であるロバート・ソーンはローマの産院にて、死産した我が子の代わりに、同時刻に誕生した孤児である男子を養子として引き取り、ダミアンと名付ける。
ほどなくして駐英大使に任命され、その後も公私共に順風満帆な生活を送るロバート。
しかし、乳母の異常な自殺を境に、ダミアンの周囲で奇妙な出来事が続発。疑惑を持ったロバートは調査を開始、ついにダミアンの恐るべき正体を知る。生まれた実子が摩り替えられ悪魔の転生と知ったロバートは教会にてダミアンを葬りかけるも、その直前に警官隊によって射殺、ロバートの葬儀にてダミアンが墓前で微笑む。<了>
キャスト[編集]
| 役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
|---|---|---|---|
| TBS版 | LD版 | ||
| ロバート・ソーン | グレゴリー・ペック | 城達也 | |
| ダミアン | ハーヴェイ・スペンサー・スティーヴンス | 吉田理保子 | 菅谷政子 |
| キャサリン・ソーン | リー・レミック | 武藤礼子 | |
| ジェニングス | デビッド・ワーナー | 仁内建之 | 坂口芳貞 |
| ベイロック夫人 | ビリー・ホワイトロー | 来宮良子 | |
| ブーゲンハーゲン | レオ・マッカーン | 飯塚昭三 | 金井大 |
| ブレナン神父 | パトリック・トラウトン | 大木民夫 | 島宇志夫 |
| スピレット神父 | マーティン・ベンソン | 藤城裕士 | |
| ベッカー医師 | アンソニー・ニコルズ | 村松康雄 | |
| ナレーション | - | 千葉耕市 | |
- 翻訳:トランスグローバル
- ※製作30周年記念コレクターズ・エディションDVD、BDに収録
- LD版:レーザーディスク収録
スタッフ[編集]
- 監督:リチャード・ドナー
- 製作:ハーヴェイ・バーンハード
- 脚本:デヴィッド・セルツァー
- 製作総指揮:メイス・ニューフェルド
- 撮影:ギルバート・テイラー
- 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
- 編集:スチュアート・ベアード
- 特殊視覚効果:ジョン・リチャードソン
作品解説[編集]
オリジナルのシナリオが原作で、低予算でもアイディアで面白くできる内容を意図していた。映画の後からシナリオを基にした小説化は、アメリカで263万部のベストセラーとなった。20世紀フォックスのアラン・ラッド・ジュニア社長から、続編を作れるようにラストシーンを変更するよう進言され、既に撮影し終わっていたが、撮影しなおす追加の予算を出すとまで言われたので従ったと、製作者はDVDのコメンタリで述べている。公開後は大ヒット作品となり、三部作としてシリーズ化することを前提に、続編も製作された。第4作『オーメン4』は、日本では劇場公開されたが、元々はテレビドラマとして製作された作品である。なお、『オーメン4』は小説としても出版されており、映像版と比べ、前作の道理にかなったストーリーとなっている。
撮影監督は後にスター・ウォーズを担当するギルバート・テイラー。構図の素晴らしさは、本作でも随所に見受けられる。
音楽を担当したのは、ジェリー・ゴールドスミス。リチャード・ドナーたっての希望で実現した。本作はゴールドスミスに生涯唯一のオスカー受賞をもたらした。因みにゴールドスミスのギャラは2万5000ドルだった。
ロンドン撮影中、グレゴリー・ペックがいつも食事していた店がIRAの爆弾事件に見舞われた。ペックと夫人はその日、たまたま店に行かなかったがために辛くも難を逃れた。同じくリチャード・ドナーが宿泊していたホテルもIRAに爆破されたが、ドナーは無事だった。
動物園のロケをした当日、飼育係がライオンに食い殺された。撮影中、他にも不吉な出来事が頻発し、タブロイド紙を騒がせた。
ダミアンが三輪車に乗ってリー・レミックに衝突するまでのプロセスは、メトロノームを使用して編集された。尚、この転落シーンの床は、リー・レミックが実際の転落を断ったため、壁を床に見立て、リー・レミックはドリーに乗って回転し、本当に落下しているかのような効果的なシーンとなった。この落下シーンで散乱する金魚たちは赤く塗ったイワシである。ドナーによると「映画によって魚が命を落とすことはない」とのこと。
ダミアンの名前は当初の脚本では「ダムリン (Domlin)」だったが、脚本家デヴィッド・セルツァーの妻の提案によって改変された。
監督のドナーは「事件の現象は単なる偶然かもしれない。他人に唆されて自分の息子に剣を突き立てる父親がどこにいようか」と発言、単なるアンチキリスト映画ではないとしている。
ラストシーンでダミアンの不気味な微笑みは、本来はNG相当だった。ドナーは「絶対に笑うな」と演出したが、ハーヴェイは笑ってしまった。しかし、これが予想外に出来がよく採用された。
「666」は新約聖書のヨハネの黙示録において“獣の数字”とされる。
シリーズ作品[編集]
- 『オーメン』(The Omen、1976年)
- 『オーメン2/ダミアン』(Damien: Omen II、1978年)
- 『オーメン/最後の闘争』(Omen III: The Final Conflict、1981年)
- 『オーメン4』(Omen IV: The Awakening、1991年)
- 『オーメン』(The Omen、2006年)(R-15指定)
- テレビシリーズ『オーメン』(en:Damien (TV series)、2016年)。
脚注[編集]
- ^ “The Omen (1976)” (英語). Box Office Mojo. 2010年2月9日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)342頁
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- オーメン - allcinema
- オーメン - KINENOTE
- オーメンのチラシ - ぴあ
- 'The Omen' - AllMovie(英語)
- 'The Omen' - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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