オーバーアマガウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
オーバーアマルガウの村を近くの山から俯瞰する(2005年)

オーバーアマガウドイツ語: Oberammergau)はドイツバイエルン州ガルミッシュ=パルテンキルヒェン郡にある村で、10年に一度村人総出の受難劇が催される処として有名である。また、NATO(北大西洋条約機構)の訓練学校もある。

受難劇[編集]

受難劇とはイエス・キリスト十字架刑で殺され「受難」を受ける過程に関するで、特に聖週に世界各地で催されるが、10年に一度村人総出で行われるオーバーアマガウの受難劇がつとに有名である[1][2]

1633年「ペストの蔓延が収まったら受難劇を10年に一度上演する」という誓いを立てたことがきっかけとなり、翌年最初の上演がおこなわれた[3]。ナポレオン戦争終結記念やアドルフ・ヒトラーの肝煎りで実施された300周年(1934年)など、例外での上演歴もある[3]。2000年の上演に際しては、原典にあるユダヤ人差別的な内容をめぐってその内容の修正が議論され[3]、その模様はNHKスペシャルにも取り上げられた[4]。野外劇場で上演され、2,000人以上が出演する。開催され年には、5月から9月にかけて100回以上上演され、上演時間は、途中休憩をはさみながら朝から夕方までになる。直近の上演は2010年、次は2020年である。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 受難劇
  2. ^ オーバーアマルガウのキリスト受難劇
  3. ^ a b c 古庄信「オーバーアマガウ・キリスト受難劇の上演とその意味について ~劇中の女性たちの役割を中心として~ (PDF) 」『学習院女子大学紀要』第3号、pp.117 - 135
  4. ^ アルプス山麓の祈りの大舞台 ~360年守り続けた村の誓い~ - NHKスペシャル(2000年7月22日放映)

外部リンク[編集]