オーダシティ (護衛空母)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
HMS Audacity (D10).jpg
艦歴
発注
起工
進水 1939年3月29日
就役 1941年6月20日
退役
除籍
その後 1941年12月21日に戦没
前級 なし
次級 アクティヴィティ (護衛空母)
性能諸元
排水量 基準:5,540トン
満載:11,000トン
全長 144.8m
水線長:142.4m
全幅 17.1m
吃水 8.4m
飛行甲板長 140.2m×18.3m
機関 MAN社製7気筒ディーゼル2基1軸推進
最大出力 5,200shp
最大速力 15ノット
航続性能 14.5ノット/12,000海里
燃料 重油:不明、航空機燃料:46トン
乗員 不明
兵装 Mk.V 10.2cm(45口径)単装高射砲1基
Mk.VIII 4cm(39口径)連装機関砲4基
エリコン20mm(70口径)単装機銃4基
搭載機 6-8機

オーダシティ(HMS Audacity, D10)は、イギリス海軍初の護衛空母である。元は1939年ブレーマー・フルカン造船所で竣工したドイツ商船ハノーファー(Hannover)である。

艦歴[編集]

ハノーファーは、1940年3月にキュラソー島を出港した後、モナ海峡イギリス軽巡洋艦ダニディーンカナダ駆逐艦アシニボイン鹵獲された。短期間で就役させるために上部構造物を撤去し、飛行甲板を張っただけという改造を施した。そのために艦橋はおろか格納庫も無く、航海中でさえ艦載機は飛行甲板上に露天で置かれた。そのため、発艦時は人力で全艦載機を艦尾に移動してから90m発艦スペースを空け、逆に着艦時は着艦索で機体を止めなければ僚機に激突するという、強引な運用方法であった。1941年6月20日護衛空母として竣工した。

搭載機は、アメリカから供与されたF4F ワイルドキャット戦闘機で、イギリスではマートレットと呼ばれた。

最初の出撃は1941年9月13日で、クライド湾を出撃したオーダシティは、翌14日にジブラルタル行きのOG74船団と合流、船団を護衛して27日にジブラルタルに到着した。

今度はイギリス行きのHG74船団を護衛して10月2日にジブラルタルを出港し、10月17日にクライド湾に着いた。

1941年10月29日、オーダシティは再び出撃した。今回もジブラルタル行きの船団、OG76船団を護衛して11月11日にジブラルタルに到着した。12月14日、オーダシティはHG76船団を護衛してジブラルタルを出港し、イギリスへ向かったが、12月21日ドイツ潜水艦U-751雷撃沈没した。

参考図書[編集]

  • 「世界の艦船増刊第71集 イギリス航空母艦史」(海人社)

関連項目[編集]