オンパロス
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オンパロス[1](古希: Oμφαλός Omphalos)は、古代ギリシアの宗教的な石の遺物、または礼拝所である。オムパロス[2]、オンファロス[3]、オムファロスとも表記される。
オンパロスは古代ギリシア語で「へそ」を意味する(オムパレーと同様)。ギリシア神話によれば、ゼウスが2羽の鷲を放ち、2羽は世界を横切って飛んで、世界の中心で出会ったという。オンパロスはこの位置を示すもの(世界のへそ)として、地中海各地に立てられていたが、デルポイの信託所のものが最も有名であった。なお、植物のムラサキ科のルリソウ属の学名がOmphalodesである。