オリジナル スマイル

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オリジナル スマイル
SMAPシングル
初出アルバム『SMAP 006〜SEXY SIX〜
B面 Major
リリース
規格 8センチCDコンパクトカセット
ジャンル J-POP
時間
レーベル ビクターエンタテインメント
作詞・作曲 収録曲参照
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • 1994年度年間60位(オリコン)
  • SMAP シングル 年表
    Hey Hey おおきに毎度あり
    (1994年)
    オリジナル スマイル
    (1994年)
    がんばりましょう
    (1994年)
    テンプレートを表示

    オリジナル スマイル」は、SMAPの13作目のシングル1994年6月6日ビクターエンタテインメントから発売された。

    概要[編集]

    木村拓哉出演のオロナミンCドリンクCMソングとして使用されサビ部分のみCMで流された。当初はCMでのオンエアのみで、タイトルも無く、CD化予定も無かったが、雑誌やラジオ番組への問合せが殺到したため、シングル曲としてリリースする運びとなった。

    MVはニューヨークで撮影されたもので、ライブDVD『SEXY SIX SHOW』の映像にも使われる[1]。このMVは2016年に発売されたMV集『Clip! Smap! コンプリートシングルス』にも収録。

    『オリジナル スマイル』発売以降のコンサートで、『SEXY SIX SHOW』から『Mr.S "saikou de saikou no CONCERT TOUR"』まで毎回歌われていた[2][3]。『KANSHAして』は『SUMMER MINNA ATSUMARE PARTY』から『Mr.S…』、『SHAKE』『夜空ノムコウ』も『1997 SMAP LIVE ス』『SMAP LIVE AMIGOS!』から『Mr.S…』まで必ず披露されている。

    2011年、「みんなを勇気づける曲」のリクエストをファンから募りリリースされたベスト・アルバム『SMAP AID[4]ではファン投票で1位に選ばれた[5]。2011年12月31日放送の『第62回NHK紅白歌合戦』で初歌唱。発売17年後での初登場はSMAPの楽曲の中では一番長い。SMAPの曲では初めて教科書に採用され高校の音楽教科書に使用されている[6]

    2005年発売アルバム『SAMPLE BANG!』Disc2・KAIZOKU BANG!にリミックスバージョンで収録されている。

    C/W曲「Major」は、1997年発売のベスト・アルバム『WOOL』に収録。「2001 version」としてアルバム『pamS』にも収録。木村、森のソロパートがある。尚、「2001 version」では、森のパートを稲垣が担当。稲垣不在中には、草彅が担当。

    歌詞[編集]

    「オリジナル スマイル」の歌詞は、SMAPの曲をデビューから手掛けてきた作詞家森浩美が、当時アイドル氷河期でなかなか売れず苦戦していた彼らを応援したいという気持ちで書いたもの[7]。ただ元気なだけではなく、反骨精神がSMAPに合っていると考え作られた曲である[8]。森は、SMAPのコンサートでこの曲を5万人のファンが合唱しているのを聞いて鳥肌が立ち、自分が作った歌詞が人に影響を与えるのを初めて実感したのもこの曲だった、という[9]

    2011年12月31日放送の『第62回NHK紅白歌合戦』で「not alone 〜幸せになろうよ〜」とともに歌われたが[10]、同日放送では落ちサビの歌詞「山程“ムカつくこと”…」が、東日本大震災を考慮して「山程“立ち直ること”」と歌い替えられた[11]

    落ちサビの歌詞は原曲では全員で歌っているが、ライブや音楽番組で本曲を披露する際には、木村ソロとして歌っている(上記同様に、曲に入る前に木村がソロパートでサビを歌っている)。

    タイアップ[編集]

    1993年から1994年にかけてオロナミンCドリンクCMソングとして使用され、木村拓哉石丸幹二らが出演したCMと読売ジャイアンツの選手が出演したCMで使われた[2][12]

    2016年12月26日放送の『SMAP×SMAP』最終回放送時に流れたSoftbankのCMとして、SMAPが過去に出演していたCMをまとめた1夜1回限定の特別篇が放送され、本曲がBGMとして使用された[13]

    その他[編集]

    読売ジャイアンツ高橋由伸元選手の入場曲として[14]2012年から2年間使用され、ビジターゲームにおいても入場時に応援団による演奏が行われていた。

    2016年でのSMAP解散直後の『ジャニーズカウントダウンライブ』(2016-2017)では、本曲がSMAPの楽曲で唯一披露され、新年を迎えた0時の瞬間にジャニーズ事務所の後輩タレント達が歌唱した[15]

    2017年7月1日放送の『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)のジャニーズメドレーで本曲が披露され、大野智手越祐也村上信五中島裕翔宮田俊哉濵田崇裕の6人が歌唱した。

    2022年4月5日から放送開始の『ぺこぱのオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)のオープニングテーマに使用されている。

    チャート成績[編集]

    収録曲[編集]

    全作詞:森浩美

    1. オリジナル スマイル
      作曲:MARK DAVIS 編曲:CHOKKAKU
    2. Major
      作曲・編曲:庄野賢一
    3. オリジナル スマイル(オリジナル・カラオケ)
    4. Major(オリジナル・カラオケ)

    収録アルバム[編集]

    映像作品[編集]

    オリジナル スマイル

    Major

    外部リンク[編集]

    脚注[編集]

    出典[編集]

    1. ^ 【SMAP連載23】映像集に見る若き日のSMAP、その“刺激物”的な在り方”. ORICON NEWS (2017年1月26日). 2017年4月25日閲覧。
    2. ^ a b 木村拓哉さんをお迎えして、国民が選ぶSMAP人気シングルベスト25を大発表!!第1位に選ばれたのは…”. SmaSTATION!! SmaTIMES (2013年). 2017年4月22日閲覧。
    3. ^ SMAP|Mr.S "saikou de saikou no CONCERT TOUR Blu-ray|Victor Entertainment”. ビクターエンタテインメント. 2017年4月25日閲覧。
    4. ^ SMAP、「みんなを勇気づける曲」ファン投票1位は「オリジナル スマイル」に”. BARKS音楽ニュース (2011年8月8日). 2017年4月25日閲覧。
    5. ^ 「SMAP AID」収録曲発表、投票1位はあのシングル曲”. 音楽ナタリー (2011年8月8日). 2017年4月22日閲覧。
    6. ^ 全員と共演した女優は2人だけ…数字で見るSMAPの偉業・前編”. 女性自身 (2016年11月18日). 2021年3月3日閲覧。
    7. ^ SMAP、作詞家が明かした「SHAKE」誕生秘話に驚きの声 20年の感謝も~”. モデルプレス (2016年11月14日). 2017年4月25日閲覧。
    8. ^ SMAPブレイクの功労者、作詞家・森浩美氏「心から感謝」”. 女性セブン (2016年11月10日). 2017年4月27日閲覧。
    9. ^ SMAP名曲作詞家、歌詞に込めた思い告白 「オリジナルスマイル」はSMAPへの応援歌”. ORICON NEWS (2016年11月14日). 2018年3月22日閲覧。
    10. ^ SMAPがトップ!紅白歌手別視聴率”. 日刊スポーツ (2012年1月5日). 2017年4月22日閲覧。
    11. ^ 江戸川夏樹、岡田慶子 (2016年12月25日). “SMAP、なぜこんなに愛された? 「王子様でなく…」”. 朝日新聞デジタル. 2017年4月22日閲覧。
    12. ^ SMAPがCM出演したソフトドリンクでたどる25年の軌跡”. All About NEWS (2016年9月4日). 2017年4月25日閲覧。
    13. ^ 『スマスマ』最終回のソフトバンク特別CMに反響「さよならじゃ、ないよな?」”. マイナビニュース (2016年12月26日). 2017年4月22日閲覧。
    14. ^ 巨人高橋由伸監督SMAP解散に「え?という感じ」”. 日刊スポーツ (2016年8月14日). 2017年4月22日閲覧。
    15. ^ ジャニーズカウントダウンでSMAPに拍手 長瀬智也が呼びかける”. ORICON NEWS (2017年1月1日). 2017年4月22日閲覧。