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オラ (マガダン州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オラ
Ола
オラの市旗
市旗
位置
Pag is on an island.
Pag is on an island.
オラ (マガダン州) (ロシア)
Pag is on an island.
Pag is on an island.
オラ (マガダン州) (マガダン州)
座標 : 北緯59度34分49秒 東経151度18分0秒 / 北緯59.58028度 東経151.30000度 / 59.58028; 151.30000
歴史
建設 1716年
行政
ロシアの旗 ロシア
 連邦管区 極東連邦管区
 行政区画 マガダン州
 市区 オルスキー
 市 オラ
人口
人口 (2024現在)
  市域 5704人

オラロシア語: О́ла)はロシア連邦の極東に位置する都市型集落マガダン州の南部に位置するオルスキー地区とそれに対応する市区の行政の中心地。名前の由来はエヴェン語[1]でおたまや魚を意味するオラが由来とされている。

オホーツク海のタウイ湾沿岸に位置し近くにはオラ川が流れている。33キロ西には州都マガダンがある。

町にはショッピングマートや飲食店、沢山のアパートがあり建物は全体的にカラフルな色合いをしている。

歴史

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1716年にボストークという船がオラ川左岸の海岸近くにツングース族エヴェン族)が住んでいるということを発見した。19世紀末のオラ村では、オホーツク管区の北東部の住民とオルスカヤ湾との貿易の中間地点として発展し1926年1月4日にはオルスキー地区が設立された。

1928年初頭コリマ地区で金が見つかったことで金を採掘しようとした大量の人々がオラ村に集まった。だがその影響でオラ村では食糧危機が発生し飢餓が始まった。

1957年までには集団農場や学校、アパート、市場、郵便局、マガダンとの電話交換局などの施設やインフラ設備が設置され。都市型集落としての地位も手に入れた。1970年代から1990年代にかけてオラはオルスキー市区の行政地区の中心として栄えた。

現在の人口は5704人[2]

産業

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オラはオホーツク海に面しており漁業や農業、林業などが盛んである。

交通

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州都マガダンとは1930年代はボートや犬ぞりを使って行き来していたが現在は道路でつながっており北部のザレチニガドリャといった地域にも道路は続いている。

人口

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人口
1924年 1926年 1939年 1959年 1970年 1979年 1989年
827 193 677 3842 6295 8223 10,122
2002年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
6842 6363 6215 6214 6233 6194 6175
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
6191 6205 6229 6257 6117 6070 5704
2023年 2024年
5643 5704

気候

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オラは厳しい亜寒帯気候に属す。

  • 年間平均気温 - −5.0 °C
  • 空気湿度 - 77.0%
  • 平均風速 - 4.3 m/s
オラの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
気温 −19.8 −20.3 −15.9 −7.6 −0.3 7.2 11.5 10.9 5.8 −2.5 −12.3 −17.3 −5
出典: NASA RETScreen データベース

脚注

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  1. ^ 今までのフォーラム 地球ことば村”. www.chikyukotobamura.org. 2024年12月31日閲覧。
  2. ^ Ола”. kolymahistory.ru. 2024年12月31日閲覧。