オムニチャネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

オムニチャネル(オムニチャネル小売り、Omni-Channel Retailing)は、マルチチャネルの小売りの進化形で、リアル(実店舗)とネット(インターネット通販)の境界を融解する試み[1]

概要[編集]

顧客が購買できるあらゆるチャネル(販路、顧客接点)から購買ができるよう、流通経路をつなげること。テレビ、ラジオ、ダイレクトメール、カタログ、といった従来の販路に加えて、近年ではコンピューターや携帯電話、スマートフォンなどを介したインターネット通販(電子商取引)が急成長しており、そのすべての販路と流通経路がシームレスで繋がることを強調した小売り戦略である[2]。いくつかの販路を組み合わせて提供する取り組みはマルチチャネルと呼ばれるが、オムニチャネルはあり得る全ての販路を統合することに焦点が置かれている[3]。バックエンドを統合してシームレスな顧客の体験を実現することが、マルチチャネルとの違いとする指摘[4]もある。

「オムニ(omni)」とは「全」「総」「あらゆる」「あまねく」という意味をもつ[5]

実例[編集]

  • 実店舗とECサイトで同じデータベースを使って在庫管理を一元化し、どちらで売れても在庫データが連動する。
  • 実店舗に色違い・サイズ違い等の在庫が無い場合、QRコードを提示してインターネット通販に誘導することで、店舗在庫を減らすことが出来る。
  • インターネット通販で購入した商品を、コンビニ等で受け取ることを可能にし、宅配便を受け取る時間的制約を嫌う顧客の利便性を高める。来店機会を得ることで「ついで買い」を促す。
  • Facebook、Twitter、ブログなどのSNSで商品を宣伝し、リンクを貼ることでインターネット通販サイトに誘導する。
  • PCで在庫を確認し、後でスマホで注文
  • 実店舗、コールセンターのカスタマーサービス担当者が顧客の購買履歴や好みを理解して、対応

マーケティング[編集]

顧客が複数チャネルで一貫したシームレスな体験をする、オムニチャネルエクスペリエンスが必要[6]とする指摘がある。

参照[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]