オポッサム形目

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オポッサム形目
ミナミオポッサム
ミナミオポッサム Didelphis marsupialis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: オポッサム形目 Didelphimorphia
: オポッサム科 Didelphidae
学名
Didelphimorphia Gill, 1872[1]
Didelphidae Gray, 1821[1]
和名
オポッサム形目[2]
オポッサム科[2]

オポッサム形目 (オポッサムけいもく、Didelphimorphia) は、哺乳綱に分類される科。オポッサム科のみで構成される。別名オポッサム目

分布[編集]

北アメリカ大陸南アメリカ大陸[3]

形態[編集]

吻は長く、先端が尖る[3]。吻には多くの触毛が生える。多くの種で物に巻きつけることができる尾がある[3]

指趾は5本[3]。後肢の第1趾が、対向する[3]

オポッサム属やミズオポッサム属などには育児用の袋(育児嚢)があるが、育児嚢が発達せず皺状にすぎない種や育児嚢がない種もいる[3]

分類[編集]

オポッサム亜科とウーリーオポッサム亜科の2亜科に分ける説があった。2004年にハレギマウスオポッサムがコアシマウスオポッサム属から、新属Chacodelphysに分割する説が提唱された。2005年にコアシマウスオポッサム属の一部が、新属Cryptonanusに分割する説が提唱された。2009年に分子系統解析から、フサオオポッサム属のみでGlironiinae亜科とカリノースキーマウスオポッサム属のみでHyladelphinae亜科に分類する説が提唱された[4].。

以下の現生の分類群はVoss & Shalon(2009)に従う[4]。和名は分類に変更のないかぎり、川田ら(2018)に従う[2]。モノタイプの英名は、Gardner(2005)に従う[1]

生態[編集]

砂漠や高山を除いた様々な環境に生息する[3]。特殊化していないオポッサム属は地表でも樹上でも活動する[3]

食性は動物食、雑食、植物食と様々な種が含まれる[3]

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c Alfred L. Gardner, "Order Didelphimorphia," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Volume 1, Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 3 - 18.
  2. ^ a b c 川田伸一郎他 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1 - 53頁。
  3. ^ a b c d e f g h i Margaret A. O'Connell 「オポッサム」白石哲訳『動物大百科 6 有袋類ほか』今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編、平凡社、1986年、104 - 111頁。
  4. ^ a b Roberts S. Voss, Shalon A. Jansa, "Classification," Phylogenetic Relationships and Classification of Didelphid Marsupials, an Extant Radiation of New World Metatherian Mammals, 2009, Pages 81 - 142

関連項目[編集]