オペル・ブリッツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
初代ブリッツ
1930年代中期、ブランデンブルク工場でのライン生産でベアシャーシが並ぶ。大量生産体制を早くから整えていた
用ブリッツ。3トン仕様。1944年イタリアの路上にて。ドイツ軍式の灯火管制カバーをヘッドライトに掛けた、軍用トラックの典型スタイル
1960年式モデル
1965-1975年式の最終モデル

ブリッツ(Blitz)は、ドイツオペルが製造していた中型トラックである。1930年-1975年まで製造されていた。

概要[編集]

アダム・オペル社が、アメリカ合衆国資本のGM傘下に入るのと相前後して発売された中型トラックシリーズである。「ブリッツ」"Blitz"は「雷光」の意で、フロントグリルに雷光を模したエンブレムを添えていた時期もある。

アメリカ流の大量生産技術を用いて、競合メーカー製品より廉価に量産され、オペルの経営を支えると共に、1930年代中期にはドイツ国内の中型トラック市場の覇権を握るに至った。

第二次世界大戦初期の1940年、オペル社はナチス・ドイツ政府の管理下に置かれる。オペルは第二次世界大戦中、ドイツ国内で多数のトラック製造を行っており、特に使いやすいクラスであるブリッツは、ドイツの武装親衛隊国防軍軍用トラックとして使用した。大戦中に総計で100,000両を超える生産が行われた、ドイツを代表する軍用トラックであった。駆動方式は通常の後輪駆動であるが、耐久性が高いため、第二次大戦中にドイツの占領下にあったフランスをはじめ、北アフリカ戦線ソビエト連邦への戦線での物資と兵士輸送用として運用された。

戦後も同社トラックの車名として長年用いられた伝統の愛称であったが、1975年で生産を終了した。

バリエーション[編集]

当初はボンネットタイプ、末期にはセミキャブオーバータイプとなる。架装ボディのバリエーションは多彩であった。

主要諸元[編集]

1945年-1949年

  • 全長 - 6,070mm
  • 全幅 - 2,265mm
  • 全高 - 2,115mm(キャブ高さ)
  • ホイールベース - 3,600mm
  • 車両重量 - 2,495kg
  • 最大積載量 - 3,305kg
  • 車両総重量 - 5.800kg
  • エンジン
  • 電装 - 12V

登場作品[編集]

映画[編集]

ヒトラー 〜最期の12日間〜
武装親衛隊トラックとして登場。

アニメ[編集]

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
カルヴァドスの運搬に使用。
ちっちゃな雪使いシュガー
ハモンド劇団の専用車。座長以下、役者が荷台に乗って宣伝に使用するほか、モブとして跳ね橋のシーンにも登場。

ゲーム[編集]

The Saboteur
ナチス兵士が兵員輸送用として使用。タンクローリー仕様とM2重機関銃搭載仕様が登場する。プレイヤーも運転・所有が可能。
アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦
プレイヤー側が運用可能な輸送用トラック
コール オブ デューティシリーズ
CoD
ドイツ軍のトラックとして登場する。
CoD:UO
ドイツ軍のトラックとして登場する。
CoD:FH
ドイツ軍のトラックとして登場する。
CoD2
主にドイツ軍のトラックとして登場するが、一部の車両はイギリス軍第7機甲師団鹵獲され、負傷兵の輸送に使用される。
CoD2:BRO
CoD3
ドイツ軍のトラックとして登場する。
CoD:WaW
ドイツ国防軍が使用。無し仕様のみが登場する。プレイヤーは運転不可。
CoD:MW2
本作品の隠し要素として、Act III「エンドゲーム」にボロボロに風化したドイツ軍の車両が登場する。
スナイパーエリートV2
ドイツ国防軍が兵員輸送に使用。主人公カール・フェアバーンの2人目の標的であるギュンター・クレイドルも護衛部隊と共に本車で移動するが、プレイヤーの行動次第では事前に道路脇に仕掛けたダイナマイトを使って本車ごとクレイドルを爆殺することも可能(代わりに護衛部隊の装甲車と交戦する羽目になる)。
メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦
ドイツ国防軍施設に駐車されている。あるミッションで主人公が爆弾を設置して爆破したり、エンジンに細工をする。兵員輸送タイプとタンクローリータイプの2種類が存在する。

外部リンク[編集]