オフサイド (漫画)
| オフサイド | |
|---|---|
| ジャンル | サッカー漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 塀内夏子(塀内真人) |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | 週刊少年マガジン |
| 発表号 | 1987年6号 - 1992年17号 |
| アニメ | |
| 原作 | 塀内夏子 |
| 監督 | 奥田誠治 |
| シリーズ構成 | 小山高生 |
| キャラクターデザイン | とみながまり、新井豊 |
| 音楽 | 坂本昌之 |
| アニメーション制作 | 葦プロダクション |
| 製作 | 葦プロダクション アニマックスブロードキャスト・ジャパン |
| 放送局 | アニマックス |
| 放送期間 | 2001年5月10日 - 2002年1月31日 |
| 話数 | 全39話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・アニメ |
| ポータル | 漫画・アニメ |
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|---|
『オフサイド』は、1987年から1992年まで週刊少年マガジンに連載された塀内夏子(塀内真人)による日本の漫画作品。
目次
概要[編集]
1988年から1989年頃の高校サッカーを舞台としている作品で[1]、作者は「私という漫画家にとって正念場になった作品[1][2]」「(以前連載していたテニス漫画の)『フィフティーン・ラブ』とは違って楽しいだけで描いちゃいけないんだと真面目に取り組んだ作品[1]」「隣に座っているような身近な同級生の部活動で一生懸命がんばる姿、人と人とのつながり、一人ひとりの英雄体験を描きたかった[1]」と述べている。現実離れした表現はほとんどなく、試合のシーンの引き伸ばしによる連載の長期化を招くこともなかった。
主人公の所属する川崎高校のライバル・横浜南高校は、実在の横浜市立南高等学校(横浜市港南区)がモデルである[要出典]。通称は「ナンコウ」、自由な校風であり、スポーツが比較的盛んな公立高校である。横浜市の西部にあり、川崎市と川一本を隔てた立地にはない。
初期の頃はハーフバック、フルバック、「実業団」[3]、「全日本」[4]など、連載当時はあまり使用されていない古いサッカー用語が多用されていた。また県予選で一日に2試合消化する、県決勝でも土のグラウンドでプレーするなどの1980年代以前の雰囲気が漂っていた。また1年時の全国大会辺りから「五郎のキーパーの手元で鋭くホップするロングシュート」や「浪速食産高校のチームプレー」などの現実離れしたプレーが登場したが、中盤以降はプレスディフェンスやダイレクトプレー、セットプレーにおける色々なアイデアなどの現実的なプレーや芝生のグラウンドでのプレーが描かれるようになった。
連載中の1990年に第68回全国高等学校サッカー選手権大会の大会ポスターに起用[5]。連載終了後の1993年にOVA化。連載終了から9年後の2001年にテレビアニメ化された。
ストーリー[編集]
中学生の熊谷五郎は恵まれた体躯とセンスを持つゴールキーパーだが、中学校のサッカー部は万年初戦敗退の弱小校で脚光を浴びる事はなかった。
高校受験を迎えた五郎は、「五郎ちゃんはもっと評価されるべき」と言う幼馴染の渚の勧めもあり、文武両道を掲げるサッカーの名門、横浜南高校(通称・ヨコナン)に共に入学を目指すが、受験日当日に渚と試験会場に向かう途中渚が交通事故に遭い、五郎は救急車に同乗し病院まで付き添ったために試験を受ける事ができず。二次募集でヨコナンの向かいにある私立川崎高校(川高)への入学することになった。しかし、そこにはかつて中学生の最後の練習試合で五郎と死闘を演じた薬丸、シンゴの両名がいたのだった。
五郎、薬丸、シンゴの3人は、「打倒ヨコナン」と「全国大会出場」を目指して仲間と共に成長して行く。そして、後にキーパーからフィールドプレーヤーへ転向した五郎は、世界へ通用する選手としての道を歩む事になる。
登場人物[編集]
声の出演は記載のないものはテレビアニメ版
私立川崎高校(神奈川)[編集]
- 熊谷五郎(くまがや ごろう)
- 声 - 土田大 / OVA:置鮎龍太郎
- 本作の主人公。ポジションは当初はGKを務めていたが、織田や勝彦の勧めもあって1年の秋からMFに転向した。抜群の身体能力と卓越したシュート力で頭角を現し、高校サッカーを代表するプレーヤーへと成長していく。
- 普段は温厚な性格で部員からは信頼を置かれ慕われている。リーダー気質の持ち主で、織田の引退後は2年生ながらキャプテンに任命された。
- 一旦激昂すると怒りで歯止めが掛からなくなる一面を持つ(暴力的な意味ではなく、稀にしか無いのだが)。しかし、私的な理由で激昂するのではなく、トラブルに遭った部員を庇うためとか、プレーに精彩を欠く部員に対し活を入れるためという理由で激昂しているので、仲間や後輩の信頼を失わずに済んでいる。
- 高校卒業後はドイツへ留学し、ブンデスリーガ1部の1.FCケルンでプロデビューを果たした。
- モデルは元韮崎高校の羽中田昌とされる[1]。
- 伊藤 渚(いとう なぎさ)
- 声 - 樋口智恵子 / OVA:日高のり子
- サッカー部マネージャー。
- 五郎の幼馴染。子供の頃から陰ながら応援し続けてきた。性格はおっちょこちょいで不器用、少し短気。この性格が災いした事故で、五郎と共に川高へと入学する事になった。
- 五郎の傍で応援したいと、サッカー部の二代目マネージャーに志願、持ち前の姉御肌で部員を支えた。
- 後に五郎がドイツのブンデスリーガへ移籍する事を知ったのをきっかけにドイツ語を猛勉強、雑誌社の翻訳担当となる。
- 薬丸 英樹(やくまる ひでき)
- 声 - 私市淳 / OVA:中原茂
- ポジションはFW(センターフォワード)。
- シンゴとは幼馴染であり、サッカーでは良き相棒でもある。幼い頃から培ってきたコンビプレーは抜群で、お互い見ていなくても相手のいる位置が正確に分かるほどである。
- 小柄な体格ではあるが、チーム1の俊足と優れた得点感覚を持ち合わせており、五郎がフィールドプレーヤーに転向するまでは、川高の得点源だった。性格は豪放で強烈な負けず嫌い。実家は病院を経営している資産家。メイドや執事まで完備しており、お坊ちゃんとして何不自由なく育っている。卒業後はシンゴと別れ日産へ入団した。
- 佐藤 真悟(さとう しんご)
- 声 - 渋谷茂 / OVA:堀川りょう
- ポジションはFW(左ウイング)。
- 薬丸の幼馴染であり、サッカーでは良き相棒。連載当初から不動の川高の左ウイングであり、クライフターン[6]などの高等技術を使いこなすテクニシャンである。
- 性格はナルシストで大の女好き。幼いころ父と死別(生き別れ説もあり、「オレの父ちゃんはどこにいるんだろう…」とボヤいている描写がある)、スナックを営む母と三歳年上の姉との三人暮し。時には店を手伝う感心な一面もある。卒業後は薬丸と別れヤマハへ入団した。
- 野内 良成(のうち よしなり)
- 声 - 藤田圭宣
- ポジションはDF(サイドバック)。後にマネージャー。
- 五郎の中学時代からの同級生でサッカー部でもチームメイト。五郎の不遇の時代を知る数少ない人物の一人。五郎を追って川高に入学しサッカー部に入部。選手層の薄い台所事情から1年時から出場機会を掴んだ。
- 大人しい性格や技術で劣る事から薬丸の標的にされ、サッカー部全体を巻き込む騒動に発展するが後に和解した。
- 日比野 勝彦(ひびの かつひこ)
- 声 - 神谷浩史(少年時代:佐久間紅美)
- 南米帰りの小柄なGK。
- ヨコナンの日比野慶彦の双子の弟。兄である慶彦に強烈なライバル意識を持ち、兄を打倒するために川高に入学した。
- 中学時代はブラジルにサッカー留学していた影響からか、社交的で物事をハッキリ言う性格。プライドは非常に高く、人に気を使われる事を嫌う。また、何か失敗する度に誰もいない所で涙を流す一面がある。その一方で努力家で仲間思いの面もある。
- GKとしては致命的とも思えるほど小柄だが、驚異的なジャンプ力や反射神経、そして判断力でゴールを死守した。五郎を"剛"のGKとするなら、さしずめ"柔"のGKと言ったところである。
- 五郎のストライカーとしての素質を逸早く見抜き、フィールドプレーヤーにコンバートさせるきっかけとなった人物である。
- 卒業後は慶彦と共に早稲田大学へ進学した。
- 織田 和仁(おだ かずひと)
- 声 - 松本保典
- ポジションはMF(攻撃的MF)、DF(スイーパー)。
- 川高サッカー部を一から作り上げた人物。中学時代は全国ベストイレブンに選出され、高校1年時には「ヨコナン」に在籍し将来を嘱望された選手であった。だがインターハイ予選中にサッカー選手にとっては命とも言える膝を故障。有本監督との確執もあってヨコナンを去り川高に編入。リハビリと復帰を繰り返しながら、素人同然の部員に根気強くサッカーを教え「ヨコナン」と対等に渡り合えるチームにまで育て上げた。
- 普段はおふざけキャラだが意外に真面目で頭も良く、リーダーシップもある。選手の兄貴分的存在である。
- 卒業後は筑波大学に進学し、ここでもキャプテンを務めた。
- 織田 由樹子(おだ ゆきこ)
- 声 - 伊藤美紀
- 織田和仁の妹で、川高サッカー部初代マネージャー。美人で真面目で礼儀正しい、サッカー部員の憧れの的。
- 怪我を押して試合出場を続ける兄を常に心配している。
- 阿部 弘志(あべ ひろし)
- 声 - 天田真人
- ポジションはFW(右ウイング)。
- 髪は茶色く染めたリーゼント。中学時代は不良で川高入学と同時にサッカーを始めた。薬丸に次ぐナンバー2の俊足の持ち主で、チームメイトの島本の影響や、素直な性格からくる飲み込みの早さと、惜しまぬ努力でレギュラーに成長した。
- 途中登場の脇役ながら、上達過程の細かい描写・公式戦初ゴールでの嬉し涙・ゼロ角度シュート・不良であった過去の清算・めぐみとの復縁など、彼を主軸としたエピソードは多い。
- 島本 守(しまもと まもる)
- 声 - 福山潤
- ポジションはDF(リベロ)。元日本ジュニアユース代表。
- 川高の守りの要であると共に、大きく正確なロングパスや意表を突くオーバーラップで得点にも絡む、川高の頼れるリベロ。
- 当初は幼馴染の不破と共に「ヨコナン」に勧誘され練習に参加していたが、五郎達の自由奔放なサッカーに影響を受け誘いを断り川高に入学。その事で不破とは一時期、険悪な仲になるが後に和解した。性格はいたって純粋で、誰にでも優しい優等生。後に阿部とのコンビは「薬丸・シンゴの後を継ぐ川高の新黄金コンビ」と評され、次代の川高をキャプテンとしても支えていく事になる。
- 八木 維(やぎ ただし)
- ポジションはDF(センターバック)。
- 中学時代は不良で蕪双の松浦や西崎の後輩。中学の時にケンカが原因で一年留年している(学年的には五郎達の2つ下だが、年齢的には五郎達の1つ下で、阿部や島本と同い年である)無愛想な性格でやや短気な面もある。喧嘩慣れをしており、街のチンピラを軽くいなす場面も見られた。高校進学の際には地元の埼玉を離れ神奈川へ越境入学した。
- 長身とパワーをいかし、相手のセンタリングをことごとく跳ね返す屈強なDFとして活躍。松浦とは因縁(後述)があり敵意を抱いているが、実は中学時代はそのプレーに憧れていた。アニメ版では未登場。
- 有本 渉(ありもと わたる)
- 声 - 野島健児
- ポジションはMF、DF。
- ヨコナンの有本監督の息子だが、性格・顔共に似ても似つかない軽い性格。とっつきにくい八木にも気軽に声を掛ける。
- 厳格な父親に反抗して川高に入学し、期待の戦力として注目を集めるも、中学時代までとは比べ物にならない大舞台で、プレッシャーに脆い一面を見せ始め、足を引っ張ることもしばしばあった。
- 潜在能力はそれなりにある。
- 田中先生(たなかせんせい)
- 声 - 下崎紘史
- 川崎高校サッカー部顧問。
- サッカーに関しての知識はほとんどない、いわゆる部成立のための飾りな人。物語中、僅かながら出番もある。
- 原作では年配の臨時顧問として描かれているが、テレビアニメ版では若い音楽教師として描かれている。
- 太田(おおた)
- 声 - 千葉進歩
- ポジションはDF。
- 織田に勧誘されてサッカーを始め、初期川高サッカー部を支えたメンバー。気弱そうだが芯が強いタイプ。粘り強いプレーが得意で五郎達が1年時の全国大会準々決勝の静一戦では1点差に追いつくゴールのきっかけとなった。馬場と仲が良い。3年時にヨコナンの不破にそそのかされ島本との仲が険悪になったが後に誤解だと知り和解した。卒業後は専門学校に進学した。
- 馬場(ばば)
- 声 - 川田紳司
- ポジションはDF。
- 織田に勧誘されてサッカーを始め、初期川高サッカー部を支えたメンバー。
- 卒業後は実家のパン屋に就職した。タラコ唇が特徴。太田と仲が良い。
- 金子、渡辺、米田
- 声 - 関根一則(金子) / 久保田創(渡辺) / 谷山紀章(米田)
- 初期川高サッカー部を支えたメンバーたち。
- 野本(のもと)
- ポジションはMF。
- 五郎たちが3年時に入学した1年生の一人。中学時代から有名で八木や有本より先にレギュラーに定着した。しかし冬の全国大会では国立競技場の大観衆を前に動揺する場面も見られた。アニメ版では未登場。
- 松永(まつなが)
- ポジションはDF。
- 五郎たちが3年時に入学した1年生の一人。中学時代から有名で八木や有本より先にレギュラーに定着した。しかしインターハイの蕪双戦ではマッチアップした西崎のフェイントに翻弄される場面も見られた。アニメ版では未登場。
横浜南高校(神奈川)[編集]
- 有本監督(ありもと かんとく)
- 声 - 志村知幸
- 横浜南高校サッカー部監督。
- 非常に厳格な人物で、当初は試合で一度ミスをしただけの部員を容赦なく2軍や3軍に落とす鬼監督だった。
- しかし2年次の国体編以降は性格も丸くなり、指導者のいない川高サッカー部の良き理解者となった。
- 茅野 鷹志(かやの たかし)
- 声 - 三木眞一郎 / OVA:塩沢兼人
- ポジションはMF(攻撃的MF)、FW(センターフォワード)。
- 「10年に1人の天才プレーヤー」と評されるヨコナンの中心選手で、3年時にはキャプテンも務めた。右斜め45度からのシュートには絶対の自信を持っており、五郎相手にPA外からゴールを決め、強烈なシュート力で右手を裂傷させる荒業も見せた。
- 周りに厳しいが自分にも厳しく、天才ともてはやされる事にもあまり関心はない(作中で語られる過去にも理由がある)。クールな性格をしているが、他校生の五郎にアドバイスをしたり1年時の静一戦前には対戦相手の綿密な情報を提供したり、「サッカーは何が起こるかわからない」と心理面で後押しするなど面倒見は良い。実はギャンブル(作中ではオイチョカブ)に滅法強いという隠れた才能を持つ。卒業後は早稲田大学へ進学した。
- 日比野 慶彦(ひびの よしひこ)
- 声 - 神奈延年
- ポジションはMF(攻撃的MF)、FW。
- 日比野勝彦の双子の兄。当初は嫌味な性格だったが、川高との対戦を通じて変化が生じ、茅野の引退後はキャプテンを務めた。洗練されたドリブルセンスの持ち主で、そのテクニックは全国でもトップクラス。
- 高校3年最後の県大会決勝では、プライドを捨てた徹底的な守備と反則を厭わないプレーで川高を苦しめた。
- 卒業後は早稲田大学へ試験を経て合格、推薦で合格となった弟の勝彦と共に入学した。
- 倉地(くらち)
- 声 - 望月健一
- ポジションはDF。
- 慶彦と共に1年時からレギュラーを手にし、2年次には神奈川県選抜として国体にも出場した。
- 不破登場後は影が薄くなる。連載最初の練習試合時は2軍で薬丸たちのシュートをことごとくふせいだ実力者でもある。
- 不破俊之(ふわ としゆき)
- 声 - 藤本隆行
- ポジションはFW(センターフォワード)。
- 元中学ベストイレブンで、幼馴染の島本とは黄金コンビと呼ばれていた。
- 高校進学の際には島本が川高へ進学したことを自分への裏切りと思いこみ、島本とコンビを組んでいた阿部もろとも強烈に敵視していたが後に和解。それ以後はお互いを良きライバルとして見るようになる。
- 高柳(たかやなぎ)
- 声 - 小西克幸
- ポジションはGK。連載初期のヨコナンのキャプテン。
- 有本監督への復讐に燃える織田をヨコナン在籍当時から良く知る人物であり、良き理解者でもある。織田がヨコナンを去る際、唯一それを止めたのも彼である。3年のインターハイ後に受験勉強に専念するために引退し、織田の「打倒ヨコナン」にかける思いの行く末を一人の観客として見守る。
- 前田(まえだ)
- 声 - 川田紳司
- ポジションはFW。
- 茅野と同級生で、五郎たちが1年次からヨコナンのレギュラー。3年のインターハイ後に受験勉強に専念するために引退。
- 広沢(ひろさわ)
- 声 - 千葉進歩
- ポジションはDF(ストッパー)。入部当時は超有望株だったが、不真面目な性格と練習嫌いが有本に嫌われ四軍に落とされていた。五郎達が2年次の選手権予選直前にレギュラー入りを果たした。肥満体型ながら一瞬でトップスピードに入る瞬発力とキック力を誇り、体格を生かしたファールすれすれのプレーで相手の攻撃を封じる。
- 後藤(ごとう)
- ポジションはGK。連載中最後の川高対ヨコナン戦でのヨコナンの1年生GK。
- 威勢と元気が良い豪胆な性格。指を負傷後も出場し続ける根性で川高イレブンを威圧した。ハンドスローは70m近くもの距離を飛ばす怪力の持ち主でもある。ヨコナンに進学した理由は「弱いところが強いところをやっつけたいから」と答え、それを聞いた茅野と織田を苦笑させた。
他の神奈川県勢[編集]
- 島原 誠(しまばら まこと)
- 声 - 千葉一伸
- 瀬谷二高校主将。ポジションはFW(右ウイング)。五郎達の一つ年上。
- 薬丸に匹敵する快速のウイングでセンタリングの名手。得意技は0度からのセンタリング。
- 瀬谷二高には監督もマネージャーもいない[7]ので、ワンマンチームの上に、雑用からチームメイトのフォローまで行う苦労人。国体編では保坂の影に隠れ活躍が出来ず、国体決勝で捻挫を負い、最後の選手権予選には出場できなかった。
- 大伴(おおとも)
- 声 - 長谷部浩一
- 瀬谷二高所属。ポジションはFW(センターフォワード)。
- 島原とは同い年だが、一年留年しており、退学寸前だったのを島原の懇願でサッカー部に入部。
- 気性が荒く、チームメイトの弁当も奪う大食い。大柄な体格を生かしたヘディングが得意で、石頭で壁を壊すようにパワーに優れるが、勝彦とは相性が悪くゴールが割れなかった。しかし、川高との敗戦後には悔しがりながらも来年こそ勝とうと練習に向かうなど、前向きな気質の憎めない性格。真美という彼女がいる。国体編では五郎と共にセンターバックを務めた。
- 黒崎 享(くろさき とおる)
- 茅ヶ崎商工所属。ポジションはGK。南海の虎と称され、褐色の肌が特徴。
- 中学時代にベストイレブン、初登場時は28試合無失点と一つのトーナメントで3つのPK戦を制し、国体では正キーパーに抜擢されている実力者。父親が暴力団関係者で、抗争事件にサッカー部員が巻き込まれた事をキッカケに、高知から母親の実家の茅ヶ崎に移り住んだ。
- 国体編では、正キーパーとして決勝まで1失点の活躍をするが、決勝戦で鹿児島の強力なシュートで受身が取れずに腕を骨折して途中交代。これ以降出番はなかった。
- 奥村 保夫(おくむら やすお)
- 小田原商業高所属。ポジションはFW。五郎達の一つ年下。小柄で美形。
- 普段は無口で気弱だが、兄の喝で強くなる。山奥の暮らしで、兄と二人でサッカーをしていたためにFWとGK両方が出来るため、幹夫とのゴール前の守備の連携は抜群。
- 俊足だが、薬丸には劣るが山奥暮らしのスタミナで、兄の幹夫曰く「100m一本は平凡なタイムだけど100m100本なら保夫に叶う奴はいない」と後半20分過ぎから必ず得点を入れるデータまである。また、横南戦でヘディングのミスを膝で押し込んだ非凡なシュートセンスを持つ。アニメ版では未登場。
- 奥村 幹夫(おくむら みきお)
- 小田原商業高所属。ポジションはGK。弟の保夫とポジションを交代してFWを務める事もある。保夫とは双子だが、二卵性で全く似てない大柄の肥満体型。
- 強力なキック力を持ち、川高戦ではロングシュートを決めている。また、保夫を強く信頼している。アニメ版では未登場。
- 保坂 一範(ほさか かずのり)
- 朝日高校所属。ポジションはMF(ゲームメーカー)。
- 類稀なパスセンスと視野の広さを持つ天才パサーで、ヨコナンの茅野とは中学時代のチームメイトであった。しかし腎臓病を患っているため、トップクラスの試合でフル出場する事はできない。
- 国体に臨む神奈川選抜に、制限時間付きでの出場を許可されて参加。スーパーサブとして局地的な出場となったにもかかわらず、国体アシスト王という記録を残した。茅野が天才ともてはやされる事に興味がない原因となる人物でもある。(茅野曰く「俺がエースストライカーとなれたのは、常にあいつのパスがあったからこそ」)。アニメ版では未登場。
静岡一高(静岡)[編集]
- 明智 紀之(あけち のりゆき)
- 声 - 櫻井孝宏
- ポジションはMF(攻撃的MF)。静一の文字通り司令塔で五郎達と同い年。
- 頭脳明晰、IQ190の秀才で、常に冷静沈着のように見えるが実は短気。セットプレーの場面では状況に応じた攻撃パターンを瞬時に判断してブロックサインを使って味方に伝達する。ノートパソコンを常に持参し敵チームのデータ収集に余念がないが、やや堅物なところがあり予想外の状況に対応しきれない場面も見られた。卒業後は筑波大学に進学した。
- 暮林 哲郎(くればやし てつお)
- 声 - 谷山紀章
- ポジションはFW(センターフォワード)。静一のエースストライカーで超高校級のスタープレイヤー。明智、池永の一年上。
- 五郎達が1年から2年時に茅野と並んで川高の前に立ちはだかった大物選手。トラップしてから反転してシュートするタイミングが速くターンキックやボレーシュートを得意としている。当初は日本一の激戦区である静岡代表としてのプライドから川高を軽んじていたが、後に実力を認め、王者としての誇りを賭けて立ちはだかる。挫折に脆いチームを建て直したり、敗色濃厚な場面で選手を鼓舞するなど強烈なキャプテンシーも持ち合わせている。卒業後はヤマハに入団した。
- 池永(いけなが)
- 声 - 福山潤
- ポジションはGK。幼少の頃から天才GKと言われ続け将来を嘱望されてきたエリート。
- 身長・判断力・キック力・セービング技術など、どこを取っても非の打ち所の無い理想的なGK。卒業後は明智と共に筑波大学に進学した。
- 沢村 健人(さわむら けんと)
- 声 - 笹沼晃
- ポジションはDF(リベロ)。父が日本人で母がオランダ人のハーフ。
- 個人技のレベルは高く初登場時の川高戦ではほぼ1人の力で2点を奪った。そのプレースタイルから和製フリットと呼ばれた。またドリブル突破からタッチラインのギリギリまで持込み、0角度からシュートを放つプレーを得意としている。
- 海外生活が長かった事もあってか上下関係には疎く、特に明智との折り合いは最悪だった。しかし選手としてはお互い尊敬していたらしく、明智の引退時には酷く悲しむ描写もあった。また2年先輩の暮林のことをテツオと呼び捨てにしていたが、暮林は沢村に期待しており五郎に「期待できる1年がはいった」と自慢したほどだった。
- 岡本(おかもと)
- 声 - 小西克幸
- ポジションはFW。
- チーム1の俊足の持ち主(100mラップは10秒2)で日本陸連から勧誘を受けた事もある。
- 異名は"静一の韋駄天"。五郎達が1年時の対戦では俊足を活かしたドリブルで川高を苦しめたが、この試合終盤には「俺のドリブルはベン・ジョンソンより早い」と息巻く薬丸に振り切られる場面も見られた。
- 井上(いのうえ)
- 声 - 三宅健太
- ポジションはDF。
- 神出鬼没なサイドバック。守備範囲が広く相手の攻撃の目を摘み取ることに長ける一方で、攻撃にも積極的に加わる。最初の川高と静一の対決では川高は暮林の突破を警戒するあまり、彼の得点を許した。
星城学園(東京都)[編集]
- 石原 丈太郎(いしはら じょうたろう)
- 声 - 三宅健太
- 星城学園のエース。ポジションはFW、MF(攻撃的MF)。
- モデル並のルックスを持つ選手で、初登場時には茅野と並ぶ実力者として描かれていた。
- また、テニスの実力も全国レベルで、五郎たちが1年次のインターハイではテニスとサッカーを掛け持ちしていたほど。
- 林田(はやしだ)
- 「星城学園」所属で石原の1年下。ポジションはMF(攻撃的MF)。
- 星城NO,2と称される選手。日比野勝彦とはブラジル留学時代に一緒にプレーした仲。
- その縁で五郎達が1年時の夏に川高と練習試合を行うが0-6で完敗するなど、噛ませ犬的存在である。
浪速食品加工産業高校(大阪府)[編集]
- 藤井正美(ふじいまさみ)
- 声 - 久保田創
- ポジションはDF。
- 藤井兄弟の長男。リーゼント頭で小柄な体躯だが礼儀正しく、初登場時には年下の五郎達に敬語を使うほど。向上心が強く「一人一人はダメでも頑張れば自分たちでも上を目指せる」とチームを結束させる。
- 藤井恒美(ふじいつねみ)
- 声 - 望月健一
- ポジションはGK。
- 藤井兄弟の次男。大柄な体躯の持ち主だが気が弱く、兄の正美から叱咤されている。また何故か試合中でもサングラスをかけているのが特徴である。国体編で拓美のなだめ役として再登場した。
- 藤井拓美(ふじいたくみ)
- ポジションはFW。
- 藤井兄弟の末っ子。気が強くラフプレイの常習者であることから「マッドドッグ(狂犬)」と呼ばれている。国体編で初登場し、長男の正美を破った五郎達との対戦を熱望していたが、その後は対戦する事はなかった。アニメ版では未登場。
鹿児島学院(鹿児島)[編集]
- 蘇我 はじめ(そが はじめ)
- 声 - 藤本隆行
- ポジションはFW、MF。鹿児学のエースストライカー、身体能力を活かした迫力あるドリブル突破と豪快なヘディングシュートを得意とし、黒いミサイルと呼ばれた。
- 校風の厳格さからか、クールな性格をしているが、それが決定的な場面における消極的なプレーとなって現れている面もある。しかし、内に熱い物を秘めている。卒業後は付属大学に進学し、実家の寺を継ぐ予定である。
- 九鬼 一平(くき いっぺい)
- 声 - 永野広一
- ポジションはGK。
- 厳格な鹿児学において、唯一異端児とも言える感情的な性格の持ち主であるが、チームの雰囲気が落ちた時に一転させる存在で、時に大胆なプレーもする[8]。川高のメンバーに話しかける気さくさを持ち、蘇我とも付き合いが長い。
- 長身に加えて驚異的な手足の長さを誇り、最高到達点が350センチに及び、ゴール前のセットプレーをほとんど封じてしまう。静一の池永と並んで全国トップクラスのGKである。国体編では、バレーボールに出場して未登場だった。
- 卒業後は順天堂大学に進学し、蕪双の西崎との喧嘩が名物になるも後に良い飲み仲間になる。
- 須佐見(すさみ)
- 声 - 関根一則
- ポジションはMF。
- 蘇我たちの一つ上で国体編では登場せず(剣道に出場)全国大会から登場した。
- 剣道で日本一を取った抜き胴という技でシンゴを抜き去る実力者。高校生には見えない老け顔。
成京高校(愛知)[編集]
- 沢渡 明(さわたり あきら)
- 声 - 小西克幸
- 成京高校サッカー部監督。元日本代表選手。
- 理論派タイプで、いつも冷静沈着でクール。蕪双の堂島監督とは正反対の性格である。
- 成京だけでなく、日本サッカー界全体の未来を考える人物で、将来有望な選手にはライバル校の選手であろうとアドバイスをする稀有な人間でもある。事実、成京との試合後に五郎もアドバイスを受けた。
- 的場 圭一(まとば けいいち)
- 声 - 谷山紀章
- ポジションはMF(攻撃的MF)。成京高校の絶対的エースであり、その正確無比なフリーキックは高校サッカー界ナンバー1との呼び声が高く、本人も「フリーキック一本で海外に乗り込む」という野心があり、海外からスカウトを受けている五郎にライバル心を抱いている。
- 性格は自己中心的で傲慢。そのため、仲間とは度々衝突を起こし敬遠されているが、実力は認められている。
- 父も元日本代表GKとして沢渡監督や蕪双の堂島監督と同時期に名を馳せた人物であったが、引退後は小さな工場を営んでいる。正式なトレーナーでないにも関わらずチームに出入りしているが、選手からは慕われている。しかし的場は父が苦労している姿を一方的に嫌悪して避けており(五輪出場を逃したのは父のミスのせいだと友人に責められたのも原因)、軽んじるような発言をしている。準決勝敗退後、心の中で父をサッカー選手として認めている描写もあり、父のアドバイス通りに決勝戦を観戦しながら筋力トレーニングをしていた。
- 作中の食事シーンではコロッケばかり食べている(チームメイト曰く「味音痴で、コロッケ一つで丼飯を食べられる」)。また、着こなしにも無頓着である。キャラクターとしてのモデルは元巨人の桑田真澄。
- サミュエル・ロッシ
- ポジションはMF(攻撃的MF)。
- イタリアからの留学生。相手を巧みなドリブルやヒールキックで翻弄するテクニシャンとして活躍した。沢渡は記者に「イタリアではこれくらいのレベルの選手は大勢いる、残念ながらそういうことだ」と、イタリアで抜きん出た存在でない選手が簡単に活躍出来てしまう日本サッカー界のレベルを説いた。
- 新田 智之(にった ともゆき)
- 声 - 川田紳司
- ポジションはFW。
- 胴長短足の独特の体型を活かした低い重心のおかげで、常に安定した体勢でドリブルやシュートができる利点を持つ。
- 短足を指摘されてもネタにしたり、あっさりと情報を教えたりする気さくな性格。
蕪双高校(埼玉)[編集]
- 堂島 譲二(どうじま じょうじ)
- 声 - 三宅健太
- 元日本代表のGKで、現在の蕪双サッカー部監督。
- 豪快な性格で、体育会系が服着て歩いているような人物。上下関係に厳しく松浦や西崎すら頭が上がらないほどである。グラウンドに一礼する事を忘れた他校生の五郎達を叱り飛ばす場面もあった。松浦とタイマンで破るほどの力をもつ。
- 松浦の類稀なる才能に惚れ込んで全国を目指し、熱心な練習への勧誘(喧嘩やラブホテル、シンナーやタバコの最中に呼びかけるが、怒らずに終わるまで待った)を行ったほどである。
- その松浦が高校卒業後もサッカーを続けると知ると、感極まって涙する場面も見られた。
- 津野 まさはる(つの まさはる)
- 声 - 遠近孝一
- ポジションはDF。
- 蕪双のキャプテンで、攻守の要。素行不良な蕪双サッカー部内において、貴重な常識人で八木の松浦に対する誤解を解いた人物。2年間の公式試合出場停止によって部の存続が危ぶまれる中、再起を信じてサッカー部を支え続けた。ある事件以来、松浦や西崎に一目を置かれチームでは監督以外で彼らに指示を出せる唯一の人。
- 安定感のある堅実なプレーヤー。スイーパーやボランチ役をこなし蕪双守備陣をリードすると共に、攻撃参加も行い、松浦や西崎を絶妙にサポートする。また、川崎攻撃陣のシュートの癖を見抜きGKにシュートコースの指示を与えるなど観察眼も優れたものがある。
- 松浦 猛(まつうら たけし)
- 声 - 望月健一
- ポジションはFW。
- この物語のラスボスとも言える人物。蕪双の2年間公式試合出場停止の原因となった[9]。
- 不良っぽくいかつい風貌が特徴でパワーや強引なプレーが目立つが、ボールテクニックにも優れ、静一戦では沢村と池永二人を手玉に取るなどフォワードとしての才能は静一の暮林や横南の茅野にも引けを取らない。
- また、勝負勘に優れ、試合展開を読んでディフェンスに回るポジションに囚われない動き、相手の弱点を瞬時に見抜きそれを鋭く突く狡猾さ等、性格や風貌に反してサッカーに関しては非常に頭脳的な選手である。
- 五郎や暮林をも上回るシュート力の持ち主で日比野に始めて恐怖を[10]感じさせたほど。
- 傑出した得点能力の持ち主で、味方のサポート無しに単独でゴールを決める事が出来る。川高とは2戦して2度ともハットトリックを決め、高校選手権では得点王に輝いた。当初は「サッカーは高校まで」としていたが、卒業後は堂島の古巣のヤンマーに入団した。
- 西崎 裕二(にしざき ゆうじ)
- 声 - 福島潤
- ポジションはFW。
- 金髪でリーゼントと、いかにも不良な格好をしている。「ドリブル特攻隊」と呼ばれたほどの俊足を持ち、長身と体躯にも恵まれており、松浦とのコンビで川高を再三のピンチに追い込んだ。
- 松浦とは常に行動を共にしているが、天才肌の松浦を冷静に見ている面もある。卒業後は津野と共に順天堂大学へ進学し、鹿児学の九鬼とは喧嘩仲間兼飲み仲間となる。
その他[編集]
- 五郎の母
- 声 - 松下美由紀
- 渚の母
- 声 - 佐久間紅美
- 日比野 辰彦(ひびの たつひこ)
- 声 - 千葉進歩
- 日比野真彦、勝彦、慶彦の長兄。西ドイツ・ブンデスリーガの1FCケルンに所属する日本人プロ第1号選手。
- 五郎が高校2年時からドイツ留学に熱心に勧誘をしており、五郎が3年時の高校選手権決勝にはケルンのスカウトを連れて観戦に訪れた。ポジションは不明。
- 日比野 真彦(ひびの まさひこ)
- 声 - 遠近孝一
- 日比野勝彦、慶彦の次兄。日本サッカーリーグ1部の読売クラブ所属。
- 一癖ある弟達に比べ、わりと社交的な性格。ポジションは不明。
- フリッツ・ミュラー
- 西ドイツのブンデスリーガの1FCケルン所属の世界的スタープレーヤー。
- 日比野辰彦(日比野勝彦、慶彦の長兄)の紹介で来日し、国体神奈川県選抜の特別コーチを引き受けた。その際、五郎には体の柔軟性に欠ける欠点がある事を知り、特別な練習メニューを課し厳格かつ冷徹に接する。実は五郎の才能を高く評価し、後に五郎が才能を開花させるとブンデスリーガへ勧誘した。アニメ版では未登場。
- 伊藤ミノル(いとう ミノル)
- 五郎達が2年時の国体編で対戦した秋田県選抜の選手。西芽農業高校(秋田県)所属。小柄な体格ながら小回りの効いた俊敏な動きとジャンプ力で五郎達の神奈川県選抜を翻弄した。なお連載当時の週刊少年マガジンでは伊藤実という漫画家が連載作品を持っていた。
- 園川 めぐみ(そのかわ めぐみ)
- 阿部の中学時代の彼女で元ヤンキー。阿部が川高サッカー部で頑張る姿を見て復縁したが、不良の先輩から阿部ともども絡まれる場面が見られた。その後は川高の生徒ではないが五郎達が3年時の夏合宿の際にはマネージャー業務を手伝った。
- 久志(ひさし)
- 八木の一つ年上で幼馴染。松浦と同級生でイジメられっ子。
- KS工業と言う松浦とは別の学校に進みサッカー部へ入部。蕪双高校との練習試合で死亡した。これが原因で蕪双高校は対外試合禁止処分となった。[11]。
- 小泉ヨシキ(こいずみ ヨシキ)
- 五郎達が3年時の高校選手権で対戦した米護高校(鳥取県)の選手でポジションはMF。
- 前回優勝校の川高との対戦に先輩達が怖気づく中、気後れせずに果敢に勝負を挑む。
- 杉田 克平(すぎた かっぺい)
- 五郎達が3年時の高校選手権で対戦した宇和島西高校(愛媛県)の選手でポジションはFW。
- 離島で生まれ育った純朴な性格の持ち主。身長180cm体重110kgと選手としては鈍重だが五郎と腕相撲で互角に渡り合う筋力とパワーが特徴。川高との対戦を通じて阿部のことをライバルと認めている。
- 宮原(みやはら)
- 五郎達が3年時の高校選手権で対戦した国東高校(長崎県)の選手でポジションはMF。
- 2年前の高校選手権では準優勝したこともある強豪チームのキャプテンで打倒川高と意気込むが完敗。しかし試合後には涙をみせず「高校サッカー全部終わった!」とあっけらかんとした態度を残した。
テレビアニメ版のみ登場[編集]
- 田村(たむら)
- 声 - 久保田創
- 吉田(よしだ)
- 声 - 天田真人
- 木村(きむら)
- 声 - 柴田創一郎
- ペル・アントニオ
- 声 - 細井治
- 日比野辰彦と同じクラブに在籍するセリエAのスター選手。原作におけるフリッツ・ミュラーにあたり、国体合宿の際に五郎に別メニューを課して選手としての覚醒を促す。マストロヤンニ親子とも旧知であり、その和解に一役買った。
- フィオ・マストロヤンニ
- 声 - 天田真人(少年時代:今井麻美)
- 「イタリアの若き皇帝」と呼ばれるU-20イタリア代表のエース。圧倒的な個人能力で五郎達を苦しめるが、チームメイトからはそのワンマンプレーから不評を買っている。ある事件を切っ掛けに父親のパオロのことを蔑視している。
- パオロ・マストロヤンニ
- 声 - 大西健晴
- 元サッカー選手でありフィオの父親。ある事件を切っ掛けにフィオとは不仲となった。
- ジャン・トレゾール
- 声 - 鈴村健一
- U-20フランス代表のエース。「ナポレオン」の異名を持つ。
- アナウンサー
- 声 - 小西克幸、永野広一、宮田浩徳
- 主審
- 声 - 近田和生
用語[編集]
- 私立川崎高校
- この物語の主な舞台である神奈川県川崎市の高校。文武両道の名門である横浜南高校と川向いにありながら、その学力レベルは天と地の差があり、"ドテ高"と揶揄されている。サッカー部は数年前まで廃部状態だったが、ヨコナンから転入した織田がチームの基礎を作り、五郎や薬丸や佐藤の加入により全国区のチームに変貌した。織田によればヨコナンより在学する女子の人数が多く、学食のレパートリーも豊富である。俗に言うヤンキーの生徒が数多く在学している。
- 横浜南高校
- 文武両道を標榜する神奈川県横浜市の高校。サッカー部は全国有数の強豪であり県予選では川高の最大のライバルとなり、両高の戦いは多くの名勝負を生み出した。サッカー部は有本監督のスパルタ指導で知られていたが、川高の台頭によってそれまでの指導法だけでは対抗できず後に選手の自主性に任せるようになった。
- 静岡一高
- サッカー王国と言われる激戦区・静岡県の代表で、全国優勝の経験も豊富な名門。監督や顧問の姿は作品中では登場せず、女子マネージャーはレギュラーに一人ずつ付き添っている。超高校級ストライカーの暮林たちの活躍で高校選手権で2連覇をしたが、彼らの卒業後の明智らの世代はインターハイで優勝したが選手も小粒と言われ、次の沢村の世代は高校サッカー界で成京と2強を形成するが、沢村のワンマンチームとなっている。
- 星城学園高校
- 東京都の超エリート学校。部員のほとんどが医者や会社社長の子息であり、初登場時には貧乏私立校の川高と対比されて描かれている。全国大会の常連校で五郎達が1年時のインターハイと高校選手権ではベスト4進出を果たした。テクニックに優れる反面、接触プレーに弱く大柄な五郎を要する川高に練習試合で完敗したり、同校を中心にした東京都選抜が2年時の国体編ではパワー主体の鹿児島県選抜に苦戦する姿が描かれた。
- 浪速食品加工産業高校
- 大阪府の高校。五郎達が1年時の高校選手権では大阪府予選で強豪の北躍高校を破って初出場を果たした。見た目はいかにも不良な選手ばかりだが、根は優しい。部員のほとんどが血縁者という特性を生かし「隊列」や「数珠繋ぎのパス」や「つるべ打ちのパス」といった独特なチームプレーで相手を翻弄する。
- 鹿児島学院高校
- 鹿児島県の仏教系の高校。サッカー部員は黒のユニフォームを身に纏い、部員全員が坊主頭と大学生ほどの身長と体格を誇り、練習の一環として座禅で精神統一を図ったり、試合会場から下宿まで走って往復するなど、驚異的なスタミナを持つ。ゴール前に堅固なゾーンディフェンスを敷き、それを突破する事は非常に困難である。サッカーも精神鍛錬の一環という位置付けのため、「ガッツポーズ禁止」という厳格な高校でもある。
- 成京高校
- 愛知県に新設された新進気鋭の高校。元日本代表の沢渡監督の掲げる理論的な指導の下で急激に頭角を現し、創部わずか2年で全国大会出場という、川高以上のハイペースでのし上がってきた。その背景のせいか、部員には3年生がおらず、1・2年生しかいない。高校、大学が付属で持ち上がりのため、高校で基礎、大学で技術を磨き、世界レベルのシニア選手を生む事を目的としているため、パスワークとフォーメーションを徹底しているが、試合は選手に任せる自主性や自由を与えている。余談だが、国体編で成京大が鹿児島と練習試合を組んでいる。五郎達の卒業後の高校サッカー界では静一と2強を形成する。
- 蕪双高校
- かつての高校サッカーの強豪だった埼玉県の高校。高校自体は不良ばかり集まる、いわゆる"吹き溜まり"。2年間の公式試合出場停止を受けた後のインターハイでは、川高を破りベスト4進出の快挙を成し遂げた。しかし準決勝の鹿児島学院戦の前半5分で乱闘を起こし、松浦、西崎が退場し惨敗するという型破りな高校でもある。
- 全国中学ベストイレブン
- 中学生年代のサッカー選手に与えられる賞。実際には「全国中学ベストイレブン」というカテゴリーや賞は存在せず、全国中学校サッカー大会でベストイレブンを選ぶ慣習はない。川高の織田や茅ヶ崎の黒崎たちが選ばれた経験がある。
- ガード
- ディフェンス用語で言う「マーク」を指している言葉。
- フィールダー
- GKを除くFW、MF、DFの総称であるフィールドプレーヤーを指している言葉。
- ゾーンディフェンス
- 鹿児島学院が得意とする戦術でゴール前に大柄の選手を集めてゾーンを敷いて相手の攻撃をことごとく跳ね返す。作中で描写されているプレーは、サッカー用語の守備ブロックに近い。
テレビアニメ版[編集]
2001年5月10日から2002年1月31日までアニマックスにおいて放送。全39話。
スタッフ[編集]
- 監督 - 奥田誠治
- シリーズ構成 - 小山高生
- キャラクターデザイン - とみながまり、新井豊
- 美術監督 - 宮前光春
- 色彩設定 - 梅田祐樹
- 撮影監督 - 小西一廣
- 編集 - 小峰博美
- 音楽 - 坂本昌之
- 音響監督 - 渡辺淳
- プロデューサー - 平瀬清範、田村浩一
- 制作プロデューサー - 増田光弘
- 製作 - 葦プロダクション、アニマックスブロードキャスト・ジャパン
主題歌[編集]
- オープニングテーマ「大好きなシューズ」
- 作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 浅田直 / 編曲 - 坂本昌之 / 歌 - 樋口智恵子
- エンディングテーマ「Deary」
- 作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 浅田直 / 編曲 - 坂本昌之 / 歌 - 樋口智恵子
各話リスト[編集]
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 運命のオフサイド | 小山高生 | 奥田誠治 | 山崎茂 | 新井豊 |
| 2 | PK百本セーブ | 上野史博 | 寺沢伸介 | ||
| 3 | ライバル初対決! | 菊池一仁 | 大庭秀昭 | 水野知己 | |
| 4 | インターハイ予選開始 | 細井能道 | まつもとよしひさ | 佐藤多恵子 | |
| 5 | 激闘インターハイ予選 | 山田健一 | 藤原良二 | 木宮茂 | 渡辺和夫 |
| 6 | ロスタイムの攻防 | 彩乃小路 | 奥田誠治 | 加藤茂 | |
| 7 | ストライカー誕生 | 堀井明子 | 菊池一仁 | 山崎茂 | 新井豊 |
| 8 | 冬の選手権キックオフ | 星川泰子 | 藤原良二 | 横山広実 | 渡辺和夫 |
| 9 | リベンジ川崎対横浜南 | 細井能道 | 大庭秀昭 | 水野知己 | |
| 10 | 織田ファイナルゲーム | 山田健一 | 奥田誠治 | 上野史博 | 寺沢伸介 |
| 11 | キャプテンの自覚 | 彩乃小路 | まつもとよしひさ | いとがしんたろー | 佐藤多恵子 |
| 12 | 勝利へのアプローチ | 星川泰子 | 藤原良二 | 大関雅幸 | 浅沼昭弘 |
| 13 | 激闘のピリオド | 堀井明子 | 奥田誠治 | 山崎茂 | 新井豊 |
| 14 | 宿命のライバル | 小山高生 | |||
| 15 | 特別メニューの成果 | 大庭秀昭 | 水野知己 | ||
| 16 | エースの誇り | 藤原良二 | 青木新一郎 | 河村明夫 | |
| 17 | 茅野VS五郎 | まつもとよしひさ | 渡辺純央 | ||
| 18 | 雨中のPK戦 | 彩乃小路 | 木宮茂 | 渡辺和夫 | |
| 19 | パワー炸裂鹿児島学院 | 山田健一 | 藤原良二 | 吉川浩司 | 須田正己 |
| 20 | 薬丸! 執念のゴール | 細井能道 | 山崎茂 | 新井豊 | |
| 21 | 静一! 王者のサッカー | 堀井明子 | 奥田誠治 | 岡﨑ゆき男 | 小林一三 |
| 22 | 驚異のセットプレー | 星川泰子 | 藤原良二 | 高橋滋春 | 斉藤一 |
| 23 | 涙のタイムアップ | まつもとよしひさ | 渡辺純央 | ||
| 24 | 発進! U-20日本代表 | 小山高生 | 奥田誠治 | 山崎茂 | 新井豊 |
| 25 | ミラノのめぐり逢い | 吉川浩司 | 斉藤一 | ||
| 26 | 華麗なるフランス選抜 | 山田健一 | 藤原良二 | 山崎茂 | 新井豊 |
| 27 | 哀しみのローマ | 堀井明子 | 奥田誠治 | 牧野吉高 | 佐々門信芳 |
| 28 | プライドを賭けた戦い | 細井能道 | 藤原良二 | 山崎友正 | 鈴木清司 |
| 29 | 孤高の皇帝フィオ | 山田健一 | 矢垂依幹 | 斉木タロヲ | |
| 30 | 栄光のカンピオーネ | 彩乃小路 | 山崎茂 | 渡辺純央 | |
| 31 | 波乱の新チーム | 小山高生 | 奥田誠治 | 吉川浩司 | 斉藤一 |
| 32 | 運命のコイントス | 星川泰子 | まつもとよしひさ | 新井豊 | |
| 33 | 五郎!パワーアップ | 山田健一 | 藤原良二 | 牧野吉高 | 冬川岬 |
| 34 | V2への挑戦 | 堀井明子 | 渡辺純央 | 山崎友正 | 西田美弥子 |
| 35 | 蕪双とのラストバトル | 彩乃小路 | 藤原良二 | 渡辺正彦 | 山下善光 |
| 36 | ヒートアップ国立 | 山田健一 | まつもとよしひさ | 山崎茂 | 新井豊 |
| 37 | 激突!二人のエース | 彩乃小路 | 奥田誠治 | 藤原良二 | 斉藤一 |
| 38 | 勝利へのラストラン | 小山高生 | 牧野吉高 | 冬川岬 | |
| 39 | 永遠のイレブン | 奥田誠治 | 山崎茂 | 新井豊 | |
原作との相違点[編集]
- 全体的に五郎・伊藤渚・織田由樹子の三角関係が強調されている。
- 2年時の国体合宿ではイタリアセリエA所属のペル・アントニオという人物が登場する。また原作の国体編はテレビアニメ版では省略され、神奈川選抜が優勝した事だけを紹介するに留まる。そのため、原作で活躍した保坂は登場しない。島本や阿部や八木のエピソードや高校3年最後の川高対ヨコナン戦も省略されている。
- 2年時の選手権終了後にテレビアニメ版では、五郎達を中心としたU-20サッカー日本代表が「イタリアユースカップ」に出場するオリジナルストーリーが7話に渡って展開されオリジナルキャラクターが登場した。
- 3年次に登場した蕪双高校の2年間公式試合出場停止の原因が、テレビアニメ版では松浦と西崎が暴走族の取り締まりに巻き込まれた事になっている。
- 3年生最後の高校選手権での川高の対戦カードは、原作では2回戦が米護、3回戦が宇和島西、準々決勝が国東、準決勝が成京(鹿児島学院に勝利)、決勝が蕪双(静岡一に勝利)の順となり鹿児島学院と静岡一とは対戦しない。しかしテレビアニメ版では1回戦は鹿児島学院、2回戦は静岡一、決勝は蕪双の順となり、成京高校は登場しない。
- 五郎は卒業後にはドイツでなくイタリアへ留学する。
- 川高の制服が原作では男子は詰襟で女子はセーラー服だったが、テレビアニメ版では男女ともブレザーになった。また蕪双の制服も詰襟からブレザーに代わっている。
OVA版[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d e [ J's GOAL ]第85回全国高校サッカー選手権大会特集:インタビュー:塀内夏子さん
- ^ 夏子の本 オフサイド- なつこの部屋
- ^ サッカーでは実業団という呼称はあまり使用されなかったが、当作品では頻繁に言及される。
- ^ 1980年代初頭まではサッカー雑誌においても頻繁に使用されていたが、それ以降は廃れている。
- ^ 高校サッカー80年の歴史 - 第80回全国高校サッカー選手権大会
- ^ 1年次の静一戦で描写されているプレーはマルセイユルーレット。
- ^ はずなのに、国体編で高橋と言うコーチが登場している。
- ^ 2年次の川高戦では終了直前、自陣ゴールを飛び出して攻撃参加。3年次の成京戦では的場のフリーキックに壁無しで挑んでいる。
- ^ 練習試合での死亡事故の原因とされた。テレビアニメ版では暴走族の取り締まりに巻き込まれ、出場停止に変わっている。
- ^ この時日比野は生まれてはじめてボールを怖いと思った。
- ^ テレビアニメ版では、このエピソードは無し。
