オニノゲシ
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オニノゲシ Sonchus asper | ||||||||||||||||||||||||
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Sonchus asper, Osaka-fu Japan
(2007-04-29) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Sonchus asper (L.) Hill (1769)[1] | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
鬼野芥子 | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Prickly Sow-thistle |
オニノゲシ(鬼野芥子、学名: Sonchus asper)は、キク科ノゲシ属の越年草。ヨーロッパ原産で、世界中に外来種(帰化植物)として分布している[2]。
分布
[編集]ヨーロッパを原産地とする[3]。
北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、アジア(日本を含む)、オセアニアに移入分布する[3]。日本では、1892年(明治25年)に松村任三が東京の小石川で見つけ、和名を与えている[4]。現在では日本全国に広がっている[4]。
特徴
[編集]一年草または二年草(越年草)[4]。日本では各地の道端や畑で見かけることができる。茎は高さ50 - 100センチメートル (cm) になり、中空である[4]。
葉は羽状に裂けるものと裂けないものがあり、大小不揃いの刺状の鋸歯が多数あり、触ると痛い[4][2]。葉色は濃緑色でやや光沢がある[4]。葉の基部の両端は半円状の裂片になり、無柄で茎を抱く[2]。
花期は春から秋で、タンポポのような黄色の花を咲かせる[4]。頭花の径は約2 cmで、舌状花のみからなり、その構造はノゲシ(Sonchus oleraceus)とほぼ変わらない[4]。花後にできる果実(痩果)は、長さ2.5ミリメートル (mm) 扁平な楕円形で、両面に縦筋があり、横のシワはない[4]。果実の一端には、白色の冠毛が多数つく[4]。
在来のノゲシは葉の光沢が乏しく、葉縁のトゲは触っても痛くなく、葉の基部の裂片が三角状に尖っていることで区別できる[4]。全体的にノゲシに比べると、オニノゲシのほうは葉の光沢あり、葉縁のトゲが痛いほど硬くて基部の裂片が円く、少し大きく荒々しい感じがある。まれに中間種のアイノゲシ(Sonchus oleaceo-asper)がある[4]。
脚注
[編集]- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Sonchus asper (L.) Hill オニノゲシ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年7月21日閲覧。
- ^ a b c 『新装版 野草 見分けのポイント図鑑』講談社、14頁。
- ^ a b オニノゲシ 国立環境研究所 侵入生物DB
- ^ a b c d e f g h i j k l 長田武正 1976, p. 8.
参考文献
[編集]- 長田武正『原色日本帰化植物図鑑』保育社、1976年6月1日。ISBN 4-586-30053-1。
- 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年。ISBN 4-635-07001-8。
- 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2006年11月5日。ISBN 4-7980-1485-0。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Sonchus asper (L.) Hill(「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList))
- "Sonchus asper (L.) Hill" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2010年7月14日.
- Sonchus asper (National Center for Biotechnology Information)
- オニノゲシ - ウェイバックマシン(2006年12月8日アーカイブ分)(植物雑学事典)
- オニノゲシ(植物図鑑・撮れたてドットコム)