オナガラケットハチドリ

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オナガラケットハチドリ
オナガラケットハチドリ
オナガラケットハチドリ Loddigesia mirabilis
保全状況評価[1][2][3]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 EN.svgワシントン条約附属書II
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: アマツバメ目/ヨタカ目
Apodiformes/Caprimulgiformes
: ハチドリ科 Trochilidae
: オナガラケットハチドリ属
Loddigesia Bonaparte, 1850[4]
: オナガラケットハチドリ
L. mirabilis
学名
Loddigesia mirabilis (Bourcier, 1847)[3][4]
和名
オナガラケットハチドリ[5][6]
英名
Marvellous spatuletail[3][4][5][6]

オナガラケットハチドリLoddigesia mirabilis)は、鳥綱アマツバメ目ヨタカ目とする説もあり)ハチドリ科オナガラケットハチドリ属に分類される鳥類。本種のみでオナガラケットハチドリ属を構成する。

分布[編集]

ペルー北部[3][4][5]

形態[編集]

全長オス15 - 17センチメートル、メス11 - 13センチメートル[5]。背や喉は光沢のある緑色、顔から腹部にかけては白い[5]。胸部から腹部にかけて黒い縦縞が入る[5]。外側の尾羽は羽軸が非常に長く、先端を除いて羽枝がなく先端では羽枝が扇状になる[5]

嘴は短い[5]

オスは頭頂が光沢のある青で、中央部の尾羽のうち1枚が細長く突出する[5]。メスは頭頂が黄緑色で、外側の伸長した尾羽が幅広い[5]

生態[編集]

標高2,100 - 2,900メートルにある森林やその林縁・二次林・藪地の多い山地の森林などに生息し[3]、棘の多い植物が繁茂する環境を好む[5]。標高1,700 - 3,700メートルまで移動することもある[3]

花の蜜などを食べる[5]Alstroemeria formosissima(Alstroemeriaceae科)を好むが、少なくとも5種の植物種を採食することが示唆されている[3]

繁殖形態は卵生。10月下旬から翌5月上旬にかけて繁殖する[3]

人間との関係[編集]

コーヒー用などの農地開発による生息地の破壊などにより生息数は減少している[3]。1987年にハチドリ科単位でワシントン条約附属書IIに掲載されている[2]

出典[編集]

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  1. ^ Appendices I, II and III<https://cites.org/eng>(Accessed 23/10/2017)
  2. ^ a b UNEP (2017). Loddigesia mirabilis. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. (Accessed 23/10/2017)
  3. ^ a b c d e f g h i BirdLife International. 2016. Loddigesia mirabilis. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22688130A93183168. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22688130A93183168.en. Downloaded on 23 October 2017.
  4. ^ a b c d Hummingbirds, Gill F & D Donsker (Eds). 2017. IOC World Bird List (v 7.3). http://dx.doi.org/10.14344/IOC.ML.7.3 (Retrieved 05 October 2017)
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 松田道生 「オナガラケットハチドリ」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社2001年、218頁。
  6. ^ a b 山階芳麿 「オナガラケットハチドリ属」『世界鳥類和名辞典』、大学書林、1986年、276頁。

関連項目[編集]