オッパショ石

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オッパショ石(オッパショいし)は、徳島県に伝わる奇石。おばりよんと同種の妖怪という説もある。

概要[編集]

オッパショ石。現在は2つに割られた箇所が接合されており、繋ぎ目を確認することができる

もとは徳島市二軒屋町に存在し、名のある力士の墓石とされていた[1]。この墓ができてから2~3ヶ月後、石が「オッパショ」と声を出し始めたので、この名前で呼ばれるようになった[1]。「オッパショ」とは「背負ってくれ」という意味で、言われるがままに石を背負うと、最初は軽く感じるものの、次第に重さを増したという。

この噂が高まったためにこの石のそばを通る者は少なくなったが、噂を聞きつけた力自慢の男が石のもとを訪れた[1]。確かに「オッパショ」と声を上げるので背負ったところ、次第に重くなり始めた[1]。この石には何者かが取り憑いていると直感した男は、石を力任せに地面に叩きつけたところ、石は真っ二つに割れた[1]。その後、石が声を出すことは無くなったという[1]

現在ではこの石は、徳島市西二軒屋町城南町境にある焼香庵跡墓地に存在する。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 水木 1981, p. 160

参考文献[編集]