オスカー・シュトラウス
オスカー・シュトラウス Oscar Straus | |
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基本情報 | |
生誕 |
1870年3月6日![]() |
死没 |
1954年1月11日(83歳没)![]() |
ジャンル | オペレッタ |
職業 | 作曲家 |
オスカー・シュトラウス(Oscar Straus, オスカル・シュトラウスの表記もあり、1870年3月6日 - 1954年1月11日)は、ユダヤ系のオペレッタの作曲家。
さるアネクドートによると、本来の姓はもともと“Strauss”と綴ったが、著名なヨハン・シュトラウス一家(Strauss)との混同を避けるために、語末のsを一つ省いたといわれる。しかしながらワルツの作曲という将来性のある誘惑をしりぞけ、劇場音楽の作曲という、より効率のよい仕事に切り替えるように助言したのは、ヨハン・シュトラウス2世その人であった。
概要[編集]
ブラームスに楽才を祝福されてウィーン音楽院に学んだ後、ベルリンでマックス・ブルッフに師事し、ユーバーブレットル・カバレット(文芸酒場)で楽団指揮者を務める(この時期、楽団の編曲家としてシェーンベルクを雇う)。その後ウィーンに戻りオペレッタの作曲に専念し、フランツ・レハールのライバルとして名を揚げる。1905年にレハールの《メリー・ウィドウ》が初演された際、「あれぐらい俺にもできるぞ( "Das kann ich auch!" )」と言い放ったと伝えられる。
1939年にナチスによってオーストリアが併合されるとユダヤ系のためパリに逃れ、ハリウッドに落ち着いた。戦後はヨーロッパに戻り、バート・イシュルに居を構え、その地で最期を迎えた。
代表作に、《ワルツの夢 Ein Walzertraum 》と《チョコレートの兵隊 Der tapfere Soldat 》ほか。
主要作品一覧[編集]
オペレッタ[編集]
- Die lustigen Nibelungen (The Merry Nibelungs) - 1904
- Zur indischen Witwe - 1905
- Hugdietrichs Brautfahrt (Hugdietrich's Honeymoon) - 1906
- ワルツの夢(A Waltz Dream) - 1907
- Das Buch der Abenteuer - 1907
- チョコレートの兵隊(The Gallant Soldier, The Chocolate Soldier) - 1908
- Didi - 1908
- Das Tal der Liebe - 1909
- Mein junger Herr (My Son John) - 1910
- Der tapfere Cassian (The Brave Cassian) - 1912
- The Dancing Viennese - 1912
- Love and Laughter - 1913
- Rund um die Liebe - 1914
- Liebeszauber - 1916
- Der Favorit - 1916
- 最後のワルツ - 1920
- Die Musik kommt - 1928
- Eine Frau, die weiß, was sie will - 1932
- Drei Walzer - 1935
- Ihr erster Walzer (revised version, Die Musik kommt) - 1950
- Bozena - 1952
バレエ音楽[編集]
- Colombine - 1904
- Die Prinzessin von Tragant - 1912
映画音楽[編集]
- Jenny Lind - 1930
- 『陽気な中尉さん』 - 1931
- The Southerner - 1932
- One hour with You - 1932
- Die Herren von Maxim - 1933
- Frühlingsstimmen - 1934
- Land Without Music - 1935
- Make a Wish - 1935
- La ronde - 1950