オアシス (アルバム)

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オアシス
オアシススタジオ・アルバム
リリース 1994年8月30日
録音 1993年1994年
ジャンル ロック
ブリットポップ
時間 51分57秒
レーベル クリエイション・レコーズ
プロデュース マーク・コイル
デイヴ・バッチェラー
ノエル・ギャラガー
オーウェン・モリス
オアシス 年表
- オアシス
1994年
モーニング・グローリー
1995年
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オアシス(Definitely Maybe)は、オアシスのデビュー・アルバム、及び映像作品。

発売前から収録された楽曲のクオリティーの高さと、メンバーの奔放な言動などでメディアの注目を集めていたこともあり、デビュー・アルバムでありながら英国のチャートで1位を記録。現在までにイギリスで210万枚、全世界で700万枚以上を売り上げる大ヒット作となった。

メンバーの自己評価、メディアの評価共に、オアシスのディスコグラフィーで1,2を争う作品。

ローリング・ストーン誌の選ぶオールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100』に於いて、42位[1]にランクイン。

収録曲[編集]

全曲 作詞・作曲:ノエル・ギャラガー

  1. ロックンロール・スター - Rock 'n' Roll Star
    タイトル通り、「今夜、俺はロックンロールスター」とロックスターへの成り上がり精神を高らかに宣言するナンバー。ミュージック・ビデオも製作され、ライブではよく披露されるほどの人気だが、デビュー前にたった2人だけの観客の前で歌った事があり、その時の客の反応は芳しくなく、翌日のライブでも観客数人の前で歌ってみたところ「お前ら救いのねえ野郎だな」などと野次られたため、メンバー全員でリンチしたというエピソードがある。ノエル曰く、「俺が書きたいことは全て、この曲に書いた。」
  2. シェイカーメイカー - Shakermaker
    2ndシングル。1970年代にコカ・コーラのCMソングとして起用されていた、ニュー・シーカーズの「I'd Like to Teach the World to Sing」とメロディが酷似していると訴訟問題に発展した。これについてノエルは「オレ達が飲むのはペプシさ」とコメントし、ビートルズの「フライング」からも影響を受けているともコメントしている。また、歌詞はナンセンスなもので、おもちゃ、お菓子、子供向けアニメ、ザ・ジャムの「Mr.Clean」、地元マンチェスターのレコード店が登場する。
  3. リヴ・フォーエヴァー - Live Forever
    3rdシングル。初のTOP10入りを果たした代表曲。ノエルが建設会社に勤務中に足を骨折し、負担の少ない倉庫番の仕事をしている時に作られた。歌詞ではギャラガー兄弟の母親について歌われ、「生きること」を肯定的にとらえた曲である。また、当時驚異的な人気を誇っていたグランジブームの筆頭格であるニルヴァーナカート・コバーンがアルバム「イン・ユーテロ」のタイトルにしようと考えていた、"I Hate Myself and I Want to Die"(自分が嫌いだし死にたい)への反発の意味(Live Forever=生き続ける)も込められている。
  4. クラウドバースト - Cloudburst
    日本版CDのみの収録曲
  5. アップ・イン・ザ・スカイ - Up in the Sky
  6. サッド・ソング - Sad Song
    2枚組アナログ盤、及び日本版CDのみの収録曲
  7. コロンビア - Columbia
  8. スーパーソニック - Supersonic
    1stシングル。間奏とアウトロで聴けるギターフレーズはジョージ・ハリスンの「マイ・スウィート・ロード」から、また歌詞にはビートルズの「イエロー・サブマリン」が登場する。
  9. ブリング・イット・オン・ダウン - Bring It on Down
    スーパーソニックが作られるまでは1stシングル候補だった曲。
  10. シガレッツ・アンド・アルコール - Cigarettes & Alcohol
    4thシングル。T・レックスの「Get It on」からギターリフを引用している。ノエルが、影響を受けた様々なアーティストの曲から、歌詞やタイトル、メロディや楽器フレーズを自身の楽曲に取り込むことで有名だが、その代表的な楽曲。歌詞の内容は、イギリスの労働者階級出身者として働き生きていく中で、仕事や生きる価値、自身の力で這い上がる必要性などについて歌っているもので、ドラッグソングやタバコと酒を賞賛している内容ではない。
  11. ディグジーズ・ディナー - Digsy's Dinner
  12. スライド・アウェイ - Slide Away
    ポール・マッカートニーのお気に入りの曲でもある。
  13. マリード・ウィズ・チルドレン - Married with Children
    ノエルが、当時のガールフレンドに言われたことを歌詞にした曲。アルバム唯一のアコースティックナンバー。

その他[編集]

  • 日本盤のみボーナストラックとしてCloudburstとSad Songが追加されている。この2曲を収録のプロモCDがフランス版アルバムに付属された。
  • 日本向けのリリースでは、日本語表記が「ディグジーズ・ディナー」ではなく「ディグジーズ・ダイナー」とミスクレジットされている。
  • 北米(アメリカおよびカナダ)向けのリリースでは、「Digsy's Dinner」が「Digsy's Diner」とミスクレジットされている。
  • ノエルは、本作をオアシスの最高傑作としており、「このアルバムがリリースされて以降、全世界でこのアルバムを超える作品は生まれていない。90年代のロックン・ロールを定義づけたアルバムだよ」と憚らない。
  • ジャケット写真には、バート・バカラックのポスターやジョージ・ベストポートレイトが立てかけてある。また、メンバーが見ているテレビ画面には、映画『続・夕陽のガンマン』の1シーンが映し出されている。
  • 結成10周年記念に、アルバム制作ドキュメントDVDが発売された。「サッド・ソング」を含む全曲と、全曲分のライヴ映像、シングル曲のビデオ・クリップ等が収録されている。

脚注[編集]

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外部リンク[編集]