エンリコ・トーチ (エンリコ・トーチ級潜水艦)

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エンリコ・トーチ
博物館に展示されている「エンリコ・トーチ」(2009年3月)
基本情報
建造所 リウーニティ造船
モンファルコーネ造船所
運用者  イタリア海軍
艦種 通常動力型潜水艦
級名 エンリコ・トーチ級潜水艦
モットー Vincere ad ogni costo
艦歴
起工 1965年11月4日
進水 1967年12月3日
就役 1968年1月22日
退役 1997年9月30日
現況 レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館に展示
要目
排水量 水上 536t
水中 593t
全長 46.0m
最大幅 4.75m
機関 フィアットMB 820-N1 ディーゼルエンジン × 2基(570HP
電動機 1基 ×(900HP
推進 1軸推進
速力 水上 9.7ノット
水中 14ノット
潜航深度 150m程度
乗員 26名
兵装 533mm魚雷発射管 × 4門
A184魚雷を発射可能、6発搭載)
機雷12個
ソナー ソナー
探索装置・
その他装置
潜望鏡
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エンリコ・トーチイタリア語Enrico Toti, S 506)は、イタリア海軍エンリコ・トーチ級潜水艦1番艦。艦名は第一次世界大戦期の軍人エンリコ・トーチに由来する。

艦歴[編集]

「エンリコ・トーチ」は、リウーニティ造船モンファルコーネ造船所で建造され1965年11月4日に起工、1967年12月3日に進水、1968年1月22日に就役する。

トーチ級はその静粛性と乗員による高度な操艦技術をかわれ、ソビエト連邦およびワルシャワ条約機構の潜水艦および任務部隊による攻撃を想定した演習で仮想敵を演じた。

現役間は、137,000海里を航海し、27,030時間にわたり水中で活動した。1997年9月30日に退役する。

1999年6月30日に除籍され、2005年8月14日レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館に保存展示される。ミラノへの移送には船体の大きさ故に困難が伴った。2001年4月5日に移送のためアウグスタ港を出港、ポー川を遡行し5月6日クレモナに到着する。そして2005年8月8日に博物館に向けて移動を開始する。

脚注[編集]


外部リンク[編集]

関連項目[編集]