エンセナーダ
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エンセナーダ(Ensenada)はメキシコのバハ・カリフォルニア州にある市、基礎自治体。市の人口は27万9765人(2018年)で基礎自治体の人口は約52万人である。
概要[編集]
エンセナーダはアメリカ=メキシコ国境にあるティフアナから約100 km南に位置している。大規模な港湾施設がありメキシコ有数の貿易港となっている。
エンセナーダ基礎自治体の東南部には国立公園が2つあり、1857憲法(フアレス連山)とメキシコ国立天文台が位置しているサンペドロ・マルティル国立公園である。エンセナーダは基礎かつ応用科学技術研究において最先端都市で、市役所に学研都市と指定されている。
気候[編集]
- 太平洋に面しているため、水温の低いカリフォルニア海流の影響を受け夏の暑さは比較的穏やかである。内陸部のメヒカリより気温が低く過ごしやすい。ただし風向きにより高温になることがある。年間雨量は300 mm以下であり乾燥している。
施設[編集]
- 港湾(エンセナーダは太平洋から食い込んだ湾に位置しているため、商港、漁港としても、また客船の寄港地としても重要な港である。)
軍事[編集]
- メキシコ陸海空軍の基地が設置されている。海軍の町として歴史が深く町も海軍の町から現在の町まで発展した。
産業[編集]

海運[編集]
バハカリフォルニアでは唯一の深い進水の港を持ち、メキシコ国内では、ラパス、マンサニージョ、マサトラン、アカプルコ、ラザーロ・カルデナスとの間を結ぶ船が寄航する。
国外では、アメリカ合衆国のサンディエゴ、ロングビーチ、ロサンゼルス、グアテマラのプエルトケツァール、チリのバルパライソ、日本の横浜、そして香港との間に航路がある。
その他[編集]
- エンセナーダはサンディエゴから120 kmという位置にある関係上、自動車で短い休暇を楽しむアメリカ人のための観光地となっている。また、メキシコは18歳から飲酒が可能なためアメリカの学生の間でも人気。
- バハカリフォルニア自治大学のエンセナーダ・キャンパスが立地する。