エンゴロ・カンテ
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![]() チェルシーでのカンテ(2017年) | ||||||
名前 | ||||||
ラテン文字 | N'Golo KANTÉ | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1991年3月29日(27歳)[1] | |||||
出身地 | パリ | |||||
身長 | 169cm[1] | |||||
体重 | 68kg[1] | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | MF | |||||
背番号 | 7 | |||||
利き足 | 右 | |||||
ユース | ||||||
2001-2010 |
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2010-2011 |
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クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2011-2013 |
![]() | 38 | (3) | |||
2013-2015 |
![]() | 75 | (4) | |||
2015-2016 |
![]() | 37 | (1) | |||
2016- |
![]() | 69 | (2) | |||
代表歴2 | ||||||
2016- |
![]() | 20 | (1) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2017年5月21日現在。 2. 2017年10月7日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
エンゴロ・カンテ(N'Golo Kanté、 1991年3月29日 - )は、フランス・イル=ド=フランス地域圏パリ出身のサッカー選手。プレミアリーグのチェルシーFC所属。ポジションはMF。フランス代表。
目次
経歴[編集]
ブローニュ[編集]
10歳の時に教師に勧められサッカーを始め[2]、2001年に入団したシュレンヌのユースで9年間を過ごした。2010年にブローニュのユースへ移籍。2012年5月18日に行われたリーグ・ドゥのASモナコ戦でトップチームデビューを果たした[3]が、クラブはシーズンを19位で終えたため、フランス全国選手権(3部)への降格を余儀なくされた。2012-13シーズンには主力選手として37試合3得点を記録し、評価を高めた。
カーン[編集]
2013年にリーグ・ドゥに所属していたカーンへ移籍。2013-14シーズンには38試合に出場し2得点を挙げ、カーンのリーグ・アン昇格に貢献した。
レスター・シティ[編集]
2015年8月3日にレスター・シティへ移籍が決定し、4年契約を結んだ。移籍金額は公表されていないが、800万ユーロと報じられた[4][5]。2015年11月7日にキング・パワー・スタジアムで行われ、2-1で勝利したワトフォード戦でプレミアリーグ初ゴールを記録した[6]。カンテは多くのタックル数やインターセプト数を記録し、レスター・シティにおける安定した活躍は多くの解説者から称賛され、2015-16シーズンのレスターのプレミアリーグ初優勝の要因の一つであると考えられた[7][8]。また活躍が認められ、プレミアリーグの年間ベスト11に選ばれた[9]。
チェルシー[編集]
2016年7月16日、チェルシーに5年契約で完全移籍することが発表された。[10] 移籍金は約3200万ポンド(約44億3000万円)とされている[11]。 古巣レスターとの初の試合ではマンオブザマッチに選ばれる活躍を見せ、[12]10月23日のマンチェスターU戦にてチェルシーでの初ゴールを決めた。[13]2017年4月には、2年連続のプレミアリーグの年間ベスト11に選出され[14]、PFAの年間最優秀選手賞[15]、FWA年間最優秀選手賞をダブル受賞する程の活躍をみせ[16]、チェルシーの2年ぶりとなるリーグ優勝に貢献した。なお、カンテにとっては2年連続別チームでのプレミアリーグ優勝となった。
18-19シーズンは、新監督マウリツィオ・サッリの戦術により、アンカーのポジションにはパスの捌きが特徴である新加入のジョルジーニョが据えられたため、カンテはマテオ・コヴァチッチやロス・バークリーと組んで1列前のポジションで起用されることとなった。プレミアリーグ開幕戦となったハダースフィールド戦ではチェルシーのシーズン初の得点となる先制ゴールを決め、開幕戦の勝利を助けた。
代表経歴[編集]

アンダー世代ではフランス代表、マリ代表ともに招集された経験はなかったが、レスターでの活躍が認められ、ディディエ・デシャン監督によって2016年3月にフランス代表に初招集。2016年3月25日に行われたオランダ戦で代表デビューを果たし、4日後の3月29日に行われたロシア戦で代表初得点を記録した。UEFA EURO 2016に出場、決勝ではベンチとなり出場機会は無かった。
2018 FIFAワールドカップロシア大会にも出場、全試合に出場し、決勝のクロアチア戦では、前半途中にイエローカードを受け、更に体調不良やルカ・モドリッチとのマッチアップに苦慮した影響で後半途中交代となったが、フランスのワールドカップ優勝に大きく貢献した。
人物[編集]
- 運動量とボール奪取力を備えた「中盤の汗かき役」という共通点から、しばしばクロード・マケレレ2世と呼ばれている[17]。
- 非常にシャイな性格で、ワールドカップの優勝セレモニーでは自分からトロフィーを触りに行くことが出来なかった[18]。
- プロサッカー選手になる以前は会計士の勉強もしていた[19]。
個人成績[編集]
クラブ | シーズン | リーグ戦 | カップ戦 | リーグ杯 | UEFA | トータル | ||||||
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ディヴィジョン | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
ブローニュ | 2011-12 | リーグ・ドゥ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - | 1 | 0 |
2012-13 | フランス全国選手権 | 37 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | - | - | 39 | 4 | |
トータル | 38 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 4 | ||
カーン | 2013-14 | リーグ・ドゥ | 38 | 2 | 4 | 1 | 1 | 0 | - | - | 43 | 3 |
2014-15 | リーグ・アン | 37 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | - | - | 39 | 3 | |
トータル | 75 | 4 | 5 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 82 | 6 | ||
レスター・シティ | 2015-16 | プレミアリーグ | 37 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | - | - | 40 | 1 |
チェルシー | 2016-17 | プレミアリーグ | 35 | 1 | 4 | 1 | 1 | 0 | - | - | 0 | 0 |
2017-18 | 34 | 1 | 5 | 0 | 2 | 0 | 6 | 0 | 47 | 1 | ||
キャリア合計 | 184 | 9 | 13 | 3 | 8 | 0 | 6 | 0 | 209 | 12 |
代表[編集]
出場大会[編集]
- フランス代表
- 2016年 - UEFA EURO 2016(準優勝)
- 2018年 - 2018 FIFAワールドカップ(優勝)
- 2018年 - UEFAネーションズリーグ2018-19
試合数[編集]
国際Aマッチ 31試合 1点(2017年- )
フランス代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2016 | 11 | 1 |
2017 | 6 | 0 |
2018 | 14 | 0 |
通算 | 31 | 1 |
代表での得点[編集]
# | 開催日 | 開催地 | 対戦国 | スコア | 結果 | 大会 |
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1 | 2016年3月25日 | ![]() |
![]() |
1–0 | 4–2 | 国際Aマッチ |
獲得タイトル[編集]
チーム[編集]
- レスター・シティFC
- チェルシーFC
代表[編集]
- FIFAワールドカップ(2018年)
個人[編集]
- PFA年間ベストイレブン:2回(2015-16、2016-17)
- PFA年間最優秀選手賞:1回(2016-17)
- FWA年間最優秀選手賞:1回(2016-17)
- プレミアリーグ最優秀選手賞:1回(2016-17)
- フランス年間最優秀選手賞:1回(2017)
- 海外年間最優秀フランス人選手賞:2回(2017、2018)
- FIFA/FIFProワールドイレブン:1回(2018)
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c “Premier League Player Profile N'Golo Kanté”. Barclays Premier League (2016年). 2016年2月14日閲覧。
- ^ 優しくて控えめ…“傲慢”とは無縁のスター、ヌゴロ・ カンテの原点に迫る/コラム - 2017年2月2日 Goal.com
- ^ “US Boulogne vs. Monaco - 18 May 2012 - Soccerway”. soccerway.com. 2016年2月14日閲覧。
- ^ “Leicester City: N'Golo Kante signs from Caen”. BBC Sport 2016年2月14日閲覧。
- ^ “Leicester sign N'Golo Kante from Caen but Charles Aranguiz not keen”. ESPN FC (2015年8月3日). 2016年2月14日閲覧。
- ^ “Leicester City: Leicester beat Watford”. BBC Sport 2016年2月14日閲覧。
- ^ “Jamie Carragher: Leicester's N'Golo Kante has impressed me more than Arsenal's Petr Cech”. Daily Express. (2016年1月1日) 2016年2月14日閲覧。
- ^ Hafez, Shamoon (2016年1月23日). “Leicester 3-0 Stoke”. BBC Sport 2016年2月14日閲覧。
- ^ “PFA awards: Leicester and Spurs dominate Premier League team”. BBC Sport. (2016年4月21日) 2017年4月21日閲覧。
- ^ カンテ加入 - chelseafc.com 2016年7月16日
- ^ [1] - skysports 2016年7月16日
- ^ “Chelsea condemned defending Premier League champions Leicester to a fourth consecutive away defeat with a dominant display at Stamford Bridge.”. BBC.com (2016年10月15日). 2017年4月16日閲覧。
- ^ “Jose Mourinho was humiliated on his return to Chelsea as his former club blew away his Manchester United side at Stamford Bridge.”. BBC.com (2016年10月15日). 2017年4月16日閲覧。
- ^ “PFA teams of the year: Chelsea and Tottenham dominate Premier League XI”. BBC. (2017年4月21日) 22 April 2017閲覧。
- ^ “Men’s PFA Players’ Player of the Year 2017”. The Professional Footballers Association. (2017年4月13日)
- ^ “N’Golo Kante is Footballer of the Year”. Football Writers' Association. FWA. 2017年5月8日閲覧。
- ^ “カンテはまだまだ?マケレレ氏辛口エール「私のレベルには到達していない」”. ゲキサカ. 2018年12月30日閲覧。
- ^ “W杯優勝のカンテ、シャイすぎてトロフィー持てず…その時、助けてくれた優しい選手とは”. Qoly. 2018年12月30日閲覧。
- ^ “会計士も目指していたカンテ、プレミア制覇まで上り詰めた男の過去とは”. ゲキサカ. 2018年12月31日閲覧。
- ^ “N. KANTÉ”. Soccerway. 2016年2月14日閲覧。
- ^ “N'Golo Kante”. Soccerbase. 2016年2月14日閲覧。
外部リンク[編集]
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