エレン・ケイ

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エレン・ケイとスウェーデンの彫刻家カール・ミレス。1915年

エレン・ケイEllen Karolina Sofia Key, 1849年12月11日 - 1926年4月25日)はスウェーデン社会思想家教育学者女性運動家フェミニスト

概要[編集]

母性と児童の尊重を基軸とした社会問題を論じ、特に教育の重要さを説いた点で、教育史上においても名が残っている著名なフェミニストの1人。

著作に『恋愛と結婚』『児童の世紀』『母性の復興』等があり、『児童の世紀』での「教育の最大の秘訣は、教育しないことにある」は名言である。

大正デモクラシー期の日本において『青鞜』などを通して諸作物が紹介され、日本の婦人運動に絶大な影響をもたらした。

同じフェミニストで同国出身のフレデリカ・ブレーメルを批判していた。

邦訳された主要著作[編集]

  • 『婦人と道徳』(本間久雄訳)南北社 1913年
  • 『戀愛と道徳』(田制佐重訳)文明叢書第40編、植竹書院 1914年
  • 『恋愛と道徳』(伊藤野枝訳)、「大杉栄全集」別冊 1926年で刊行
  • 井手文子・堀切利高編『定本伊藤野枝全集』4巻、 學藝書林、2000年。
  • 『來るべき時代の為に』(本間久雄訳)北文館 1916年   
  • 『兒童の世紀』(原田実訳)大同館書店 1916年
    • 「日本〈子どもの権利〉叢書2」中野光解説、久山社 1995年で復刻
  • 『恋愛と結婚』(原田実訳)新潮社 1919年
  • 『婦人運動』(原田実訳)大日本文明協会事務所 1916年、聚英閣 1924年
  • 『戦争平和及将来』(本間久雄訳)大日本文明協会 1918年
    • 「女と戦争 近代女性文献資料叢書4」中嶌邦監修 大空社 1992年で復刻
  • 『母性の復興』(平塚雷鳥訳)新潮社 1919年
  • 『エレン・ケイ論文集』(本間久雄訳) 玄同社 1922年
  • 『戀愛と道徳』(本間久雄訳) 春秋社、1923年。
  • 『兒童の世紀』(原田実訳) 冨山房百科文庫 1938年
  • 『恋愛と結婚』(小野寺信小野寺百合子訳)岩波文庫上下 1977年
    • 改訂版『恋愛と結婚』新評論 1997年  
  • 『児童の世紀』(小野寺信、小野寺百合子訳) 冨山房百科文庫 1979年

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関連項目[編集]