エルモ社
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旧本社(2015年10月・2021年時点で解体済) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | ELMO |
本社所在地 |
日本 〒467-8567 愛知県名古屋市瑞穂区明前町6-14[1] 北緯35度6分48.1秒 東経136度55分18.5秒 / 北緯35.113361度 東経136.921806度座標: 北緯35度6分48.1秒 東経136度55分18.5秒 / 北緯35.113361度 東経136.921806度 |
設立 | 1949年(昭和24年)9月16日[1] |
業種 | 精密機器 |
法人番号 | 1180001009906 |
事業内容 | 書画カメラや監視カメラなど光学関連機器の製造・販売等。 |
代表者 | 代表取締役会長兼社長 野村拡伸[1] |
資本金 | 7億9600万円(2020年2月現在) |
発行済株式総数 | 1,107万2,000株[1] |
売上高 | 67億7137万2000円(2020年02月29日時点)[2] |
営業利益 | 2億4543万8000円(2020年02月29日時点)[2] |
経常利益 | 4億2895万6000円(2020年02月29日時点)[2] |
純利益 | 6億5761万9000円(2020年02月29日時点)[2] |
総資産 | 50億8671万円(2020年02月29日時点)[2] |
従業員数 | 229名(2020年2月現在)[1] |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 | テクノホライゾン株式会社 (100%) |
外部リンク | http://www.elmo.co.jp/ |
株式会社エルモ社(エルモしゃ、英: ELMO COMPANY, LIMITED)は、光学機器、電気機器、精密機器の製造および販売を主業務とした企業。1988年より発売の書画カメラで世界首位。本社は愛知県名古屋市瑞穂区にあった。2021年に親会社のテクノホライゾンに吸収合併され、「エルモ」の名称は同社の社内カンパニー「エルモカンパニー」およびブランド名に受け継がれた。
概要
[編集]社名の由来は、映写機の専門メーカーであることを示す為、電気(Electricity)・光(Light)・機械(Machine)・組織(Organization)の英単語の頭文字を組み合わせたものである[3]。
かつて製造販売していた8㎜カメラ(フィルム式)や120フィルムを使用した6×6cm判のエルモフレックスは、それぞれの分野で代表的な製品であった。
詳細は「エルモ社のカメラ製品一覧」を参照
スライド映写機やOHPもかつては同社主力製品の一つであったが、1990年代末頃よりそれら機器が教育およびプレゼンテーションの場でも第一線を退いた過去の機器にもなっているため、同社のメインストリームからは外れている。
8㎜カメラの修理などのサポートは2008年8月で終了し、16㎜カメラやOHPの修理・部品供給も2012年8月末で打ち切りとなった。
2010年4月には、親会社である株式会社タイテックと共同持株会社「テクノホライゾン・ホールディングス株式会社」を設立し、その後は監視用カメラや資料提示用プロジェクターなどの製造販売を行なっている。
書画カメラのシェアは世界で40%、日本で60%と多く、アメリカでは書画カメラのことがエルモと勘違いされている[4]。
沿革
[編集]- 1921年(大正10年)4月10日 - 名古屋市にて榊商會を創業[1][5]。
- 1933年(昭和8年)5月8日 - 合名會社エルモ社を設立[1][5]。
- 1949年(昭和24年)9月16日 - 株式会社エルモ社を設立[1][5]。
- 1950年(昭和25年)2月 - 株式会社エルモ社および合名會社エルモ社が合併[5]。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)5月 - 株式会社タイテックの関連会社となる(それ以前は松坂屋の関連企業だった)[5]。
- 2003年(平成15年)1月 - 株式会社タイテックの子会社となる[5]。
- 2005年(平成17年) - 愛知ブランド企業の認定を受ける[1][5]。
- 2007年(平成19年)2月14日 - ジャスダックに株式上場[1][5]。
- 2008年(平成20年)2月20日 - 三洋電機販売株式会社からサンヨーオーエーグループ(SOAグループ)11社の株式を取得。うち6社を連結子会社化[5]。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)6月30日 - 子会社の株式会社SUWAオプトロニクスが第三者割当増資を行い、同社はテクノホライゾン・ホールディングス株式会社の直接の子会社となる[6]。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)3月 - 子会社のELMO(Europe)G.m.d.H.を清算[8]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2018年(平成30年)
- 2021年(令和3年)
- 4月1日 - 親会社のテクノホライゾン株式会社に吸収合併[14]。
- 4月10日 - 榊商會時代から通算して創業100周年を迎えるが、この時点では既に法人としては消滅済み。
事業所
[編集]- 本社、中部営業部(名古屋市瑞穂区)
- エルモソリューションカンパニー本部、近畿・四国営業部、近畿ソリューション営業部(大阪市西区)
- 北海道営業部(札幌市北区)
- 東北営業部(仙台市青葉区)
- 首都圏営業部、セキュリティ営業部(東京都港区)
- 中国営業部(広島市中区)
- 九州営業部(福岡市博多区)
関連会社
[編集]- エルモソリューションカンパニー(社内カンパニー)
- 株式会社SOA大分
- 株式会社SOAソリューションズ
海外現地法人
[編集]- American Elmo Corp. - アメリカ・ニューヨーク
- ELMO USA Corp. - アメリカ・ニューヨーク
- ELMO Europe SAS - フランス
- ELMO Industry(Thailand)Co.,Ltd. - タイ
- 北京艾路摩科技有限公司 - 中国(北京)
かつての関連会社
[編集]- サンヨーオーエーファースト株式会社 - 株式売却によりグループ離脱。
- 株式会社サンヨーオーエー新潟 - 株式会社サンヨーオーエー中部(現・株式会社エルモソリューション中部)に吸収合併。
- 株式会社SUWAオプトロニクス - 第三者割当増資によりテクノホライゾン・ホールディングス株式会社の直接の子会社となる。
- ELMO(Europe)G.m.d.H. - 会社清算。
- 株式会社エルモシステムビジネス(旧・SSB) - タイテックに株式譲渡。
- 株式会社エルモアイテック - 会社清算。
- 株式会社エルモソリューション札幌(旧・SOA札幌) - 株式会社エルモ社が吸収合併。
- 株式会社エルモソリューション中部(旧・SOA中部) - タイテックに株式譲渡。
- 株式会社エルモソリューション近畿(旧・SOA近畿) - 株式会社エルモ社が吸収合併。
- 株式会社エルモソリューション四国(旧・SOA四国) - 株式会社エルモ社が吸収合併。
- 株式会社エルモソリューション九州(旧・SOA九州) - 株式会社エルモ社が吸収合併。
備考
[編集]- 監視用カメラで使われるCマウントレンズは、8ミリカメラでも使われていた。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “企業概要”. 株式会社エルモ社. 2018年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e 株式会社エルモ社 第96期決算公告
- ^ ELMOブランドの由来(2022年3月23日閲覧)
- ^ 株式会社 エルモ社の採用/求人 | 転職サイトGreen(グリーン)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “第86期 有価証券報告書” (PDF). 株式会社エルモ社. 2019年1月8日閲覧。
- ^ 孫会社の増資引受に関するお知らせ
- ^ 子会社の商号変更に関するお知らせ (PDF)
- ^ 子会社の固定資産の譲渡及び特別利益の発生並びに. 子会社清算に伴う特別損失の発生に関するお知らせ (PDF)
- ^ グループ子会社異動によるシステム事業強化に関するお知らせ
- ^ a b 連結子会社の再編等に関するお知らせ
- ^ 連結子会社の再編(吸収合併ならびに吸収分割)及び連結子会社の商号変更に関するお知らせ
- ^ “株式会社ケイグランデの株式取得に関するお知らせ” (PDF). テクノホライゾン・ホールディングス株式会社 (2018年8月10日). 2019年1月8日閲覧。
- ^ “(開示事項の経過)電子黒板サービス事業の譲受完了に関するお知らせ” (PDF). テクノホライゾン・ホールディングス株式会社 (2019年1月7日). 2019年1月8日閲覧。
- ^ “当社グループ経営体制の再編(連結子会社の簡易合併)及び定款の一部変更に関するお知らせ” (PDF). テクノホライゾン・ホールディングス株式会社 (2020年5月15日). 2020年10月23日閲覧。