エルメシンダ・デ・ビゴーラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エルメシンダ・デ・ビゴーラ
Ermesinda de Bigorra
アラゴン王
在位 1036年 - 1049年

出生 1015年
死去 1049年12月1日
埋葬 アラゴン王国、サンタ・クルス・デ・ラ・セロス、サン・フアン・デ・ラ・ペーニャ修道院
結婚 1036年8月22日
配偶者 アラゴン王ラミロ1世
子女 テレサ
サンチョ・ラミレス
サンチャ
ガルシア
ウラカ
家名 コマンジュ家
父親 フォワ伯・ビゴール伯ベルナール1世・ロジェ
母親 ビゴール女伯ガルサンド
テンプレートを表示

エルメシンダ・デ・ビゴーラスペイン語:Ermesinda de Bigorra, 1015年 - 1049年12月1日)は、アラゴン王ラミロ1世の妃。結婚前の名はジェルベルジュ・ド・ビゴールフランス語:Gerberge de Bigorre)またはジズベルガ(Gisberga)[1]

生涯[編集]

エルメシンダはフォワ伯・ビゴール伯ベルナール1世・ロジェとビゴール女伯ガルサンドの娘である。兄弟には、ビゴール伯ベルナール2世、フォワ伯ピエール=ベルナールがいる。また、ナバラ王ガルシア3世と結婚したエティエネットも姉妹である可能性がある[2]

エルメシンダは1036年8月22日にアラゴン王ラミロ1世と結婚した[3]。結婚後に名前をジェルベルジュからエルメシンダに改名した。夫妻の結婚生活は13年間続き、その間に夫ラミロ1世は、ハカ周辺に散らばる領地を所有する家臣の身分から、かつてのアラゴン、ソブラルベ、リバゴルザの伯領にまたがる小王国の事実上の支配者となり、それにより最初のアラゴン王であると考えられている。2人の間には以下の子女が生まれた。

  • テレサ(1037年生) - プロヴァンス伯ギヨーム・ベルトランと結婚
  • サンチョ・ラミレス(1042年頃 - 1094年) - アラゴン王[4]
  • サンチャ(1045年頃 - 1097年) - ウルジェイ伯アルマンゴル3世と結婚
  • ガルシア(1086年7月17日没) - ハカ司教
  • ウラカ(1077年没) - 修道女

エルメシンダは1049年12月1日に死去し、サン・フアン・デ・ラ・ペーニャ修道院に埋葬された[5]。夫ラミロ1世はその4年後にアニェス・ダキテーヌと再婚した。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • Márquez de la Plata, Vicenta María (2009). Los españoles de hace 900 años 
  • Durán Gudiol, Antonio (1978). La familia de Ramiro I. Ramiro I de Aragón. Zaragoza: Guara editorial. ISBN 84-85303-07-5 
  • Salas Merino, Vicente (2007). La Genealogía de los Reyes de España. Visionnet