エリア88 (アーケードゲーム)

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エリア88
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 アーケード
開発元 カプコン第一企画制作課
発売元 カプコン
ディレクター 岡本吉起
デザイナー 船水紀孝
音楽 松前真奈美
美術 新谷さゆり
倉谷栄治
たなべまゆみ
倉本幸代
かくたゆかり
福本容子
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板
(3.19メガバイト
稼働時期 INT 1989081989年8月
デバイス 8方向レバー
2ボタン
システム基板 CPS-1
CPU MC68000 (@ 10 MHz)
サウンド Z80 (@ 3.580 MHz)
YM2151 (@ 3.580 MHz)
OKI6295 (@ 1 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
384×224ピクセル
60.00Hz
パレット4096色
その他 型式:日本 88622B-3
アメリカ合衆国 89624B-2
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エリア88』は、1989年にカプコンより稼働されたアーケード用横スクロールシューティングゲーム

日本国外では『U.N. Squadron』のタイトルで稼働された。

概要[編集]

同名の漫画『エリア88』(1979年 - 1986年)を題材とした、面クリア方式の横スクロールシューティングゲーム。

ゲームの進行上各ミッションにボスが必要な為、原作版には登場しない兵器が登場する(ステルス機、戦艦、空中要塞など)。

後に日本国外ではホビーパソコン各機種に移植されたほか、スーパーファミコン用ソフトとしても発売された。スーパーファミコン版はアーケードに忠実な移植ではなく、プレイヤーがステージを選択できる方式となっており、また一部システムやステージ構成、キャラクターに変更が加えられている。

後に本作のシステムを採用したアーケードゲーム『U.S.NAVY』(1990年)が同社より稼働されている。

ゲーム内容[編集]

プレイヤーは風間真、ミッキー・サイモン、グレッグ・ゲイツの3人の中からキャラクターを選択し、ゲームを開始する。

キャラクターにはそれぞれ専用機体が用意されており、シンはF‐20、ミッキーはF‐14、グレッグはA‐10に搭乗する。

アーケード版はオーソドックスな面クリア型で、全10面となっている。ゲーム開始前には武器商人であるマッコイの元でアイテム(弾数制限があるミサイルや爆弾、バリアなど)を購入し、サキの命令(ここでミッションの内容が説明される)を受け出撃する。

レベルアップ式のノーマルショットと、選択可能なアイテムを併用するシステムで、敵を撃破する事と、ミッション達成ごとに報酬が支払われ、それによってアイテムを購入することができる。報酬の残額は最終的なスコアに影響する為、ハイスコアを狙う場合アイテムをできるだけ購入しないプレイが求められる。

ライフゲージ制で、アーケード版では単純にダメージを受けるとライフが減る。

システムは横スクロールとなっており、ステージは森林や砂漠、海上など様々なステージが存在する。

設定[編集]

ステージ構成[編集]

STAGE 1「油田基地」
STAGE 2「雷雲」
STAGE 3「森林要塞」
STAGE 4「砂漠」
STAGE 5「渓谷」
STAGE 6「洞窟」
STAGE 7「上昇」
STAGE 8「海上」
STAGE 9「兵器工場」
STAGE 10「プロジェクト4 巨大空中要塞」

キャラクター[編集]

風間真
  • 搭乗機体:F-20 タイガーシャーク
    オート連射、ショットスピードが最も速い[1]
ミッキー・サイモン
  • 搭乗機体:F-14 トムキャット
    連射スピードはF-20より劣るが、ショットスピードの幅が最も大きい[1]
グレッグ・ゲイツ
  • 搭乗機体:A-10 サンダーボルト
    3機体の中で唯一右下にもショットが撃てるが、ショットパワーは3機体中最低である[1]

他機種版[編集]

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式売上本数
1U.N. Squadron
アメリカ合衆国 1990年
ヨーロッパ 1990年
Amiga
Amstrad CPC
Atari ST
コモドール64
ZX Spectrum
カプコンUSAU.S. Goldフロッピーディスク--
コモドール64版は欧米、欧州で発売、Amiga版は欧米のみの発売
2日本 エリア88
アメリカ合衆国 U.N. Squadron
ヨーロッパ U.N. Squadron

日本 199107261991年7月26日
アメリカ合衆国 1991091991年9月
ヨーロッパ 199212101992年12月10日
スーパーファミコンカプコン第二企画制作課カプコン8メガビットロムカセット[2]日本 SHVC-E8
アメリカ合衆国 SNS-E8
ヨーロッパ SNSP-E8
-
スーパーファミコン版

スーパーファミコン版では、全員がゲーム開始時F‐8に搭乗している。ゲームシステムは、ステージセレクトを行うミッション選択型。アーケード版とは異なり、機体を購入する事ができ乗換えが可能なため、メンバーが搭乗したことが無い戦闘機や架空の戦闘機も設定されている。また、ダメージを受けるとライフゲージが点滅し、その状態で攻撃を受けると撃墜されるが、そのまま暫く攻撃を受けずにいれば点滅が止まってライフが減るという変則的なシステムになっている。「Easy」、「Normal」、「Hard」と裏技にてGamerの4段階に難易度選択が可能。

スタッフ[編集]

アーケード版
  • 企画:MAKO P、PARAZOLL SHONO、POO(船水紀孝
  • ディレクション:KIHAJI OKAMOTO(岡本吉起
  • キャラクター・デザイン:MANBOU SHINTANI(新谷さゆり)、GOKKUN KURATANI(倉谷栄治)、REKITE、UNICORN MAYUMI(たなべまゆみ)、TRAVELER KURAMOYAN(倉本幸代)、HOLIDAY KAKKUN(かくたゆかり)、HARU SAN、POWERFUL KONOMI、FUKUMOYAN(福本容子)、FEMME HANA
  • スペシャル・サンクス:SATOCHIN、PERFORMER MASAKO(本間雅子)、OZBORN、KONITAN、PETS KOMATSU(小松多恵)、KINTA MATSUMOTO(まつもとひろし)
  • 音楽:CHAN CHAKORIN(松前真奈美
  • ハード・デザイン:KUCCHAN(口野真司)
  • プログラミング:BLBON、TAKEKO
スーパーファミコン版
  • 企画:Hisashi "mx5" Yamamoto(山本尚司)
  • プログラマー:Yoshito "LEO" Itoh(伊藤嘉人)、Masayuki "IMO" Akahori(赤堀雅行)、Noriko "COZY" Kojima(こじまのりこ)、Koji "YOSHILIM" Yoshida(吉田幸司)、Harunobu "IMG" Imagawa(いまがわはるのぶ)
  • オブジェクト・デザイン:Masao "SAKSAN" Sakurai(さくらいまさお)、Mayumi "TUBE" Tanabe(たなべまゆみ)
  • スクロール・デザイン:Miki "KIX" Kijima(木嶋美紀)、Yukari "KAKKUN" Kakuta(かくたゆかり)、Machako、Shizuyo "UCCHAN" Ukai(うかいしずよ)、Chiharu "SILKROAD" Akagi(あかぎちはる)
  • サウンド・プログラミング:坂口由洋
  • サウンド・デザイン:BULL(梶野俊夫)、MARI(山口真理)、IKE-BOMB(池田やすし)
  • ベリー・スペシャル・サンクス:Kiyomi "KANEKON" Kaneko(金子清巳)、"BAMBOO"(竹中善則)、エリア88アーケードスタッフ
  • スペシャル・サンクス:SUPER TOM-PON(富田直哉)、Iriko-Chan、MINORU(かぶたみのる)、HIDE(末吉英了)、NAKED、カプコンスタッフ

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
AllGame2/5stars (AC)[3]
Computer and Video Games85% (ST)[4]
84% (ZX)[5]
Electronic Gaming Monthly31/40点 (SNES)[6]
ファミ通28/40点 (SFC)[7]
GamePro5/5点 (SNES)[6]
Sinclair User5/10点 (AC)[3]
ファミリーコンピュータMagazine22.95/30点 (SFC)[2]
(総合48位)
Commodore User70/100点 (AC)[3]
Raze77/100点 (Amiga)[8]
71/100点 (ST)[4]
Aktueller Software Markt5.4/12点 (Amiga)[8]
5.2/12点 (ST)[4]
ST Format46/100点 (ST)[4]
Commodore Format69/100点 (C64)[9]
Mean Machines94/100点 (SNES)[6]
受賞
媒体受賞
第3回ゲーメスト大賞大賞 7位[10]
ベストシューティング賞 1位[10]
ベスト演出賞 8位[10]
ベストグラフィック賞 10位[10]
プレイヤー人気 10位[10]
年間ヒットゲーム 14位[10]
ゲーメストザ・ベストゲーム 第24位[1]
IGNTop 100 Super Nintendo Games 第37位[11]
アーケード版
  • ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第3回ゲーメスト大賞」(1989年度)において大賞7位を獲得、その他にベストシューティング賞で1位、ベスト演出賞で8位、ベストグラフィック賞で10位、プレイヤー人気で10位、年間ヒットゲームで14位、ベストキャラクター賞ではミッキーが12位、風間真が17位を獲得した[10]
  • 1991年にそれまで稼働されていたアーケードゲーム全てを対象に行われた『ゲーメスト』読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では、24位を獲得した[1]
スーパーファミコン版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計28点(満40点)[7]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、22.95点(満30点)となっている[2]。この得点はスーパーファミコン全ソフトの中で48位(323本中、1993年時点)となっている[2]。その他、『SUPER FAMICOM Magazine』1993年8月情報号特別付録の「スーパーファミコンオールカタログ'93」巻末に収録されている「部門別ベスト30」では、音楽・効果音30位を獲得している[12]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.90 3.92 3.89 3.89 3.65 3.69 22.95

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社1991年7月1日、 48 - 49頁、 ISBN 雑誌03660-7
  2. ^ a b c d 「8月情報号特別付録 スーパーファミコンオールカタログ'93」、『SUPER FAMICOM Magazine』、徳間書店1993年8月1日、 49頁。
  3. ^ a b c U.N. Squadron for Arcade (1989) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  4. ^ a b c d U.N. Squadron for Atari ST (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  5. ^ U.N. Squadron for ZX Spectrum (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  6. ^ a b c U.N. Squadron for SNES (1991) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  7. ^ a b エリア88 まとめ [スーパーファミコン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年6月17日閲覧。
  8. ^ a b U.N. Squadron for Amiga (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  9. ^ U.N. Squadron for Commodore 64 (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 20 - 21頁、 ISBN 9784881994290
  11. ^ UN Squadron - #37 Top 100 SNES Games - IGN
  12. ^ 「8月情報号特別付録 スーパーファミコンオールカタログ'93」、『SUPER FAMICOM Magazine』、徳間書店1993年8月1日、 104 - 107頁。

外部リンク[編集]