エニセイ語族

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エニセイ語族
話される地域: エニセイ川中流(シベリア
言語系統: デネ・エニセイ語族
 エニセイ語族
下位言語:
北エニセイ語群
南エニセイ語群
Yeniseian map XVII-XX.png

エニセイ語族。赤塗りが現存(ケット語)、斜線がかつての分布。

エニセイ語族(えにせいごぞく、Yeniseian languages)はシベリアエニセイ川流域に分布する語族。ケット語のみが現存する。便宜上「古シベリア諸語」に含まれることがあるが、他のシベリアの言語とは大きく異なる。

分類[編集]

プロト・エニセイ語 (紀元前500年以前; 紀元1世紀に分岐)

  • 北エニセイ語群 (紀元後700年に分岐)
  • 南エニセイ語群

(英語版より)

特徴[編集]

文法的には抱合語に属す。シベリアの言語では珍しい声調がみられる。

デネ・エニセイ語族[編集]

エニセイ語族は抱合語能格言語的な特徴や、人称代名詞などに関して、北米先住民のナ・デネ語族や、ヒマラヤ西側のブルシャスキー語などに似た点もあり、これらと同系統とする説もあったが、言語学的に広く認められたものではなかった。しかし、2008年にエドワード・ヴァイダによりエニセイ語族とナ・デネ語族が同系統であるとする仮説が提唱された。この2つの語族を合わせてデネ・エニセイ語族という呼称が提案されている。