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エドウィン・コリンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エドウィン・コリンズ
エドウィン・コリンズ(2008年)
基本情報
出生名 Edwyn Stephen Collins
生誕 (1959-08-23) 1959年8月23日(65歳)
スコットランドの旗 スコットランド エディンバラ
ジャンル ロック
ポップス
職業 シンガーソングライター
プロデューサー
担当楽器 ボーカル
ギター
活動期間 1979年 -
レーベル エレヴェイション
エピック・レコード
Pヴァイン
共同作業者 オレンジ・ジュース
公式サイト www.edwyncollins.com

エドウィン・コリンズ(Edwyn Collins, 1959年8月23日 - )は、スコットランド出身[1]ミュージシャン1980年代に活動したポスト・パンク/ニューウェイブバンド、オレンジ・ジュースボーカリストとして知られる。

来歴

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エディンバラ生まれ。1976年グラスゴー郊外の仲間と共にNu-Sonicsを結成。1979年にオレンジ・ジュースと名前を変える。バンドの初公演は1979年4月20日グラスゴー・アートスクール内のヴィクトリア・カフェで行われた。オレンジ・ジュースはインディレーベルのポストカードからいくつかのシングルをリリースした後、ポリドールと契約を結ぶ。2枚目のアルバムからシングルカットされた『リップ・イット・アップ』は全英8位[2]のヒットシングルとなり大きな成功を収める。1985年、オレンジ・ジュースは解散。コリンズはソロ活動を始める。

1987年クリエイション・レコーズのアラン・マッギーがワーナー・エレクトラ・アトランティック(WEA、現ワーナー・ミュージック・グループ)と共同出資し設立したエレヴェイション・レコーズから2枚のシングルをリリースしソロ・デビューを飾る。しかしレーベルは短命に終わり、自主レーベルでの活動を始める。

1994年のシングル「ガールズ・ライク・ユー」はコリンズのソロ活動の中でも最もよく知られている。このシングルは全英4位[3]ビルボードでも32位[4]のヒットとなる。この曲は映画『エンパイア レコード』、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』のサウンドトラックにも収録されている。1997年にリリースされたシングル「ザ・マジック・パイパー(オブ・ラヴ)」は『オースティン・パワーズ』のサウンドトラックに収録されている。

1994年、コリンズはレコーディングスタジオを建てる。そこで自身のアルバム『ゴージャス・ジョージ』を製作したほか、プロデューサーとしてザ・クリブスリトル・バーリーなどのプロデュースを手掛けている。

2005年2月、病に倒れる(後述)が、2007年にアルバム『ホーム・アゲイン』をリリースし復帰。シングルカットされた同名曲のアートワークはリハビリ中に書き始めた鳥のスケッチを元にバーナード・バトラーグレアム・コクソンジャービス・コッカーアーヴィン・ウェルシュなど26名もの著名人がデザインを手掛け、1500枚限定でリリースされた[5]。その他リハビリ中に書かれた鳥のスケッチは2008年10月、ロンドンにて"British Birdlife"と名付けられた展覧会で展示され、後に"Some British Birds"という本にまとめられ出版された[6]

2009年Ivor Novello Awardsにて表舞台に復帰、特別賞(The Ivor Inspiration Award)を受賞した[7]

私生活

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コリンズの妻はグレイス・マクスウェル。彼女はコリンズのマネージャーでもある。彼らはロンドンで一人息子のウィリアムと暮らしている。彼は父親のマイスペースを管理している[8]

2005年2月18日BBCラジオのインタビューを受けた際にコリンズは気分が優れないこと、吐き気や目まいなどの症状を訴えていた。症状は深刻で2日後にはロンドンの病院へ入院した。脳溢血と診断され、2月25日に手術を受けた。手術は成功し、コリンズは長いリハビリプログラムに取り組むことになった[9]

長いリハビリ生活の後、2007年9月にコリンズは6枚目のソロアルバム『ホーム・アゲイン』をリリースした。このアルバムの制作はコリンズが病に倒れる前に始まっていたが、退院後にミックスを行い完成させた。徐々にではあるがライブ活動も再開させ、キャンディ・ツインズは彼の復帰を祝うトリビュートソングを披露した[10]

2008年5月18日、BBCスコットランド製作のドキュメンタリー"Edwyn Collins:Home Again"が放送された。ナレーターは同郷のフランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノスが務めた。映像は2007年の退院から復帰後初のパフォーマンスとなるBBCエレクトリック・プロムスまでを追っている。

ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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  • ホープ&ディスピアー Hope and Despair
    • 1989年1月発売(Demon)
  • ヘルベント・オン・コンプロミス Hellbent on Compromise
    • 1990年1月発売(Diablo)
  • ゴージャス・ジョージ Gorgeous George
    • 1994年8月発売(Setanta)、全英8位
  • アイム・ノット・フォローイング・ユー I'm Not Following You
  • ドクター・シンタックス Doctor Syntax
    • 2002年4月発売(Setanta)
  • ホーム・アゲイン Home Again
    • 2007年9月発売(Heavenly)、全英90位
  • ルージング・スリープ Losing Sleep
    • 2010年9月発売(Downtown)
  • アンダーステーティッド Understated
    • 2013年3月発売予定(AED)

編集盤

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  • エレヴェーション・デイズ Elevation Days
    • 1995年4月発売(WEA
    • エレベイション時代のシングル2枚をコンパイル。
  • ニューワールド If You Could Love Me~I hear a New World
    • 1995年8月発売(Pヴァイン
    • シングルB面やリミックスを収録した日本編集盤。
  • グレイテスト・ヒッツ1981/2001 A Casual Introduction 1981/2001
    • 2003年4月発売(Setanta)
    • オレンジ・ジュース時代の曲も含めたベストアルバム。

オレンジ・ジュース

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  • キャント・ハイド・ユア・ラヴ・フォーエヴァー You Can't Hide Your Love Forever
  • キ・ラ・メ・キ・トゥモロー Rip It Up
    • 1982年11月発売(ポリドール)、全英39位
  • テキサス・フィーヴァー Texas Fever
    • 1984年2月発売(ポリドール)、全英34位
  • ザ・サード・アルバム The Orange Juice
    • 1984年11月発売(ポリドール)

出典・脚注

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  1. ^ Ankeny, Jason (1959年8月23日). “Allmusic biography”. Allmusic.com. 2012年7月2日閲覧。
  2. ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 408. ISBN 1-904994-10-5 
  3. ^ "A Girl Like You", UK Singles Chart ChartArchive.org
  4. ^ Billboard Chart”. allmusic.com. 2012年7月2日閲覧。
  5. ^ "Edwyn Collins, Home Againemirecords.co.uk
  6. ^ "Morel Books, Edwyn Collinsmorelbooks.com
  7. ^ stv.tv article”. Entertainment.stv.tv (2009年5月22日). 2009年7月26日閲覧。
  8. ^ Logged in as click here to log out (2007年7月4日). “article”. Blogs.guardian.co.uk. 2009年7月26日閲覧。
  9. ^ article”. Music.guardian.co.uk. 2009年7月26日閲覧。
  10. ^ YouTube - The Candy Twins Edwyn Collins is Back (tribute song)”. youtube.com (2007年2月25日). 2009年7月26日閲覧。

外部リンク

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