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エドアルド・スフェッレッラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エドアルド・スフェッレッラ
Edoardo Sferrella
Edoardo Sferrella
2025年、イタリア・ペスカーラにてエドアルド・スフェレッラがエンダス文化賞を受賞した
生年月日 (1988-12-01) 1988年12月1日(36歳)
出生地 イタリアの旗 イタリア イタリアアブルッツォ州ペスカーラ
身長 185 cm
血液型 O型
職業 俳優モデル
ジャンル テレビドラマ映画CM
活動期間 2016年 -
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エドアルド・スフェッレッラ(Edoardo Sferrella、1988年12月1日 - )は、イタリアキエーティ出身のイタリア人俳優モデル[1]

テレビ番組『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』『校閲ガール・河野悦子』などに出演。短編ドラマ『マッチングアプリでイタリア人と会ったらすごかった件』に出演[2][3]

イタリアでは、画家ロベルト・フェッリイタリア語版英語版の作品でモデルを務めたことでも知られている[4]

略歴

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10代で武道を学び始め、2010年に極真空手のインストラクター資格を取得。2012年にはイタリアで極真空手の道場を開設し、指導を行った[5]

2014年にスポーツ科学を学び、2016年にはカウンセラー資格を取得。2019年にシステマのインストラクターとして認定され、ストレス管理や心理的健康に関する指導を行っている[6]

日本語独学で学び、日本映画に強い敬意を抱いていると語っている。また、日本のドラマでは『I.W.G.P.』を特に好んでいる[7]

芸能活動

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2013年にモデルとしての活動を開始し、2014年に俳優デビューを果たす。2015年にはポール・ランドール俳優学校で演技を学んだ[8]。モデルとしては、フィッティングやeコマース分野で活動し、Vogueなどのエディトリアルに登場した[9]

2016年、日本テレビのドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」に出演し、脇役を務める。2017年にはアントネッラ・シジスモンディが主催するアートイベントに参加し、フロリア・シジスモンディイタリア語版英語版によって撮影された[10]。同年、日本テレビの「1億人の大質問!? 笑ってコラえて!」にも出演した[2]

2019年にモレスキンの広告に出演し、国際的に放送された。同年、日本テレビの「50日間で女性の顔は変わるのか!?」に特別出演。さらに、レオナルド・ダ・ヴィンチをテーマにしたドキュメンタリー映画「The Lost Portrait」に出演し、複数のプラットフォームで放送された[9]。2020年から2021年にかけては、HBO/Raiのドラマシリーズ「My My Brilliant Friend」やLux Vide/Rai制作の「Leonardo」に出演した[11]

2021年、トレント・ロヴェレート近現代美術館で展示されたロベルト・フェッリの絵画「Il Bacio」のモデルを務めた[12]。また、ピーノ・インセーニョとのウェブシリーズに出演した。2022年にはイタリアのウンブリア州を舞台にしたTVCMで役を演じた[13]。2023年には刀屋壱のメンバーとして活動を開始し、NHKのドキュメンタリー番組「老いる日本の住まい」に出演した[14]

2024年にはNHKの番組「じゅん散歩」に再び出演。また、ブランド「マッシーニ」のCMに出演した[15]。Tiktokドラマ「マッチングアプリでイタリア人と会ったらすごかった件」(脚本:政池洋佑)に主人公の恋人のイタリア人役として出演し、その続編「マッチングアプリでイタリア人と付き合ったらすごかった件」も公開された[3][16][17]。映画「Spillover」では主演を務め、イタリア、米国、中国の共同制作による作品である[18]。さらに、刀屋壱の公演やウェブスケッチ「いぶよへスカッシュ」にも参加した。2024年9月12日と10月17日には、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」の「Jの追跡」および「ナルホドWHY」コーナーに出演し、イタリア人の視点から日本で一般的にイタリア料理とされるナポリタンドリアについての考察を述べた[19][20]

2024年、エドアルドは短編映画「Honey Roasted Chicken」で主演を務め、ミラノ・ショートフィルム・フェスティバル(Milan Short Film Festival)で主演男優賞(Outstanding Actor)にノミネートされた。同作品はふるいちやすし監督が指揮し、Film Japanesqueが制作した映画で、最優秀短編映画賞(Best Short Film)や最優秀監督賞(Best Director)を含む7部門にノミネートされた。また、モナコ国際映画祭(Monaco International Film Festival)では最高位の栄誉賞である「Angel Peace Award」を受賞し、同映画祭でベストコスチューム賞も受賞した。さらに、日本のショートフィルムプラットフォームGeneTheater(ジーンシアター)で第1位を獲得した[21][22]。映画のエンディングテーマ「Mother’s soup」は、伊勢崎市出身の歌手RIRIが担当している[23][24]

2025年1月19日、エドアルド・スフェレッラはイタリアのアブルッツォ州で行われた式典において「エンダス・クルトゥーラ・アブルッツォ賞」を授与されました。この賞は、日々の活動を通じて地域社会の文化的および社会的発展に貢献している個人や団体を称える目的で設立されました[25]

脚注

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出典

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  1. ^ 「寒い日もこれがあれば大丈夫」 イタリア人が日本へ来て初めて使った意外な便利アイテムとは”. Hint-Pot. 2025年2月27日閲覧。
  2. ^ a b Edoardo Sferrella | Actor, Editor, Director” (英語). IMDb. 2024年11月18日閲覧。
  3. ^ a b Denegri, Marina (2024年5月16日). “Edoardo Sferrella protagonista del nuovo short drama di Aperol Japan” (イタリア語). Abruzzo News. 2024年8月31日閲覧。
  4. ^ Il Dante Alighieri del pittore Roberto Ferri è ispirato a un attore pescarese” (イタリア語). IlPescara. 2024年8月31日閲覧。
  5. ^ Iris Puca. Sport e disciplina, contro l'aggressività e l'insicurezza.” (イタリア語). giornaledimontesilvano.com (2012年1月27日). 2024年8月31日閲覧。
  6. ^ Centro, Il. “L’intervista a Sferrella, il giramondo attore pescarese ha scelto il Giappone”. il Centro. 2025年1月31日閲覧。
  7. ^ 日本で「12~13キロぐらい痩せた」イタリア人俳優 食にストイックだった来日当初に食べられたものとは”. Hint-Pot. 2025年2月7日閲覧。
  8. ^ Centro, Il. “L’intervista a Sferrella, il giramondo attore pescarese ha scelto il Giappone”. il Centro. 2025年1月22日閲覧。
  9. ^ a b Redazione (2022年5月5日). “L'ATTORE ABRUZZESE EDOARDO SFERRELLA PROTAGONISTA IN PRODUZIONE ITALO-CINESE”. Virtù Quotidiane - Il quotidiano enogastronomico. 2024年8月31日閲覧。
  10. ^ Il Coochie Carnival di Antonella Sigismondi va in scena a Pescara” (イタリア語). Il Centro (2016年7月22日). 2024年11月18日閲覧。
  11. ^ Rubini, Angela (2022年5月11日). “Grandi soddisfazioni per l’attore teatino Edoardo Sferrella dopo “Leonardo” e “L’amica geniale”” (イタリア語). 2024年8月31日閲覧。
  12. ^ È di un abruzzese il volto che ha ispirato Roberto Ferri per il suo Dante Alighieri” (イタリア語). www.pescaranews.net (2024年6月30日). 2024年8月31日閲覧。
  13. ^ Redazione (2022年11月15日). “REGIONE UMBRIA, L'ATTORE SFERRELLA È SALOMONE DEL PERUGINO NEL NUOVO SPOT PER IL TURISMO INVERNALE”. Virtù Quotidiane - Il quotidiano enogastronomico. 2024年11月18日閲覧。
  14. ^ Redazione (2024年6月2日). “L’attore abruzzese Edoardo Sferrella si distingue in Giappone nel ruolo di un leader Samurai”. L'Aquila Blog. 2024年11月18日閲覧。
  15. ^ 「Il pescarese Edoardo Sferrella protagonista di un nuovo spot pubblicitario in Giappone」『Zonalocale』2日8月2024年。
  16. ^ 重松文主演!世界販売数量No.1リキュール「アペロール」がお送りする完全オリジナルSNSドラマ「マッチングアプリでイタリア人と付き合ったらすごかった件」9月9日(月)からシーズン2を公開!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2024年9月7日). 2024年9月8日閲覧。
  17. ^ 重松文主演!世界販売数量No.1リキュール「アペロール」がお送りする完全オリジナルSNSドラマ「マッチングアプリでイタリア人と付き合ったらすごかった件」9月9日(月)からシーズン2を公開!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2024年9月7日). 2024年10月23日閲覧。
  18. ^ L'attore pescarese Edoardo Sferrella in rapida ascesa in Cina e in Giappone” (イタリア語). IlPescara. 2024年8月31日閲覧。
  19. ^ Edoardo Sferrella e il curioso rapporto tra Giappone e cucina italiana - Onda Tv” (イタリア語) (2024年10月22日). 2024年10月23日閲覧。
  20. ^ Hayashi, Ryôsuke (2024-09-12), J no tsuiseki, Super J Channel, Edoardo Sferrella, https://www.imdb.com/title/tt33448921/ 2024年9月20日閲覧。 
  21. ^ 日本映画オンライン”. 日本映画オンライン. 2025年1月18日閲覧。
  22. ^ Centro, Il. “L’intervista a Sferrella, il giramondo attore pescarese ha scelto il Giappone”. il Centro. 2025年1月22日閲覧。
  23. ^ Outstanding Actor in a Foreign Language Film Milan 2024 – Film Fest International” (英語). 2024年10月23日閲覧。
  24. ^ 戦争の愚かさ描く 群馬・前橋市で撮影の映画「シチズンズ」 モナコ国際映画祭で最優秀脚本賞 | 上毛新聞社のニュースサイト”. 戦争の愚かさ描く 群馬・前橋市で撮影の映画「シチズンズ」 モナコ国際映画祭で最優秀脚本賞 | 上毛新聞社のニュースサイト (2024年12月27日). 2025年1月18日閲覧。
  25. ^ Centro, Il. “L’intervista a Sferrella, il giramondo attore pescarese ha scelto il Giappone”. il Centro. 2025年1月22日閲覧。

外部リンク

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