エッグ (バンド)
エッグ Egg | |
---|---|
出身地 | イングランド ロンドン |
ジャンル |
プログレッシブ・ロック カンタベリー・ロック アート・ロック フュージョン |
活動期間 | 1968年 - 1972年、1974年 |
レーベル |
デラム・レコード キャロライン・レコード |
共同作業者 | ユリエル |
公式サイト |
www |
旧メンバー |
デイヴ・スチュワート モント・キャンベル クライヴ・ブルックス |
エッグ (Egg)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンドである。
メンバーは、モント・キャンベル(ベース、ボーカル)、デイヴ・スチュワート(キーボード)及びクライヴ・ブルックス(ドラム)。元々は「ユリエル (Uriel)」というバンド名だったがメンバーの一人、スティーヴ・ヒレッジが脱退したため、バンド名を「エッグ」に改め、音楽活動を再出発した。オルガンを中心とするキーボード・トリオで、同時期のエマーソン・レイク・アンド・パーマーと比較されることもあるが、彼らとは異なり商業的には成功しなかった。エッグはロンドン出身であるが、バンド解散後にモント・キャンベル及びデイヴ・スチュワートが、いわゆるカンタベリー系ミュージシャンらに合流したため、カンタベリー系のバンドとしてみなされている。
来歴
[編集]1968年、ユリエルからスティーヴ・ヒレッジが大学進学のため脱退。(後にカーン結成) ヒレッジほどのギターが見つからなかったため、ギターは補充せずに残ったデイヴ・スチュワート、モント・キャンベル、クライヴ・ブルックスでキーボード・トリオとして活動を継続。
1969年、バンド名をエッグと改名。
1970年、ファースト・アルバム『エッグ』、セカンド・アルバム『優雅な軍隊』録音。
1972年、レコード会社との契約上のトラブル及びモント・キャンベルの脱退表明等により、バンド解散。スチュワートはカーンを経てハットフィールド・アンド・ザ・ノースに加入する。
1974年、再結成。サード・アルバム『ザ・シヴィル・サーフィス』録音。後にスチュワート、キャンベルはナショナル・ヘルスを結成。
メンバーと担当楽器
[編集]ユリエル (Uriel) 1967年-1969年初頭
[編集]- デイヴ・スチュワート (Dave Stewart) - オルガン、ピアノ
- スティーヴ・ヒレッジ (Steve Hillage) - ギター、ボーカル (1968年夏に脱退)
- モント・キャンベル (Mont campbell) - ベース、ボーカル、フレンチ・ホルン
- クライヴ・ブルックス (Clive Brooks) - ドラム
ヒレッジ在籍時、脱退後にデモ曲を録音、1969年6月に一時的に再結成され、アーザケル (Arzachel)名義で録音。
第1期 1969年-1972年
[編集]- デイヴ・スチュワート (Dave Stewart) - オルガン、ピアノ
- モント・キャンベル (Mont campbell) - ベース、ボーカル
- クライヴ・ブルックス (Clive Brooks) - ドラム
+
- ヘンリー・ロウサー (Henry Lowther) - トランペット (ゲスト/2nd)
- マイク・デイヴィス (Mike Davis) - トランペット (ゲスト/2nd)
- ボブ・ダウンズ (Bob Downes) - テナーサックス (ゲスト/2nd)
- トニー・ロバーツ (Tony Roberts) - テナーサックス (ゲスト/2nd)
ファースト・アルバム『エッグ』、セカンド・アルバム『優雅な軍隊』録音。
第2期 (再結成第1期) 1974年
[編集]- デイヴ・スチュワート (Dave Stewart) - オルガン、ピアノ、ベース
- モント・キャンベル (Mont campbell) - ベース、ボーカル、フレンチ・ホルン、ピアノ
- クライヴ・ブルックス (Clive Brooks) - ドラム
+
- ジェレミー・ベインズ (Jeremy Baines) - フルート (ゲスト/3rd)
- リンジー・クーパー (Lindsay Cooper) - オーボエ、バスーン (ゲスト/3rd)
- ティム・ホジキンソン (Tim Hodgkinson) - クラリネット (ゲスト/3rd)
- スティーヴ・ヒレッジ (Steve Hillage) - ギター (ゲスト/3rd)
- モーリス・キャンブレッジ (Maurice Cambridge) - クラリネット (ゲスト/3rd)
- ステファン・サロウェイ (Stephen Salloway) - フルート (ゲスト/3rd)
- クリス・パーマー (Chris Palmer) - バスーン (ゲスト/3rd)
- ザ・ノーセッツ (The Northettes) - ボーカル (ゲスト/3rd)
・・・アマンダ・パーソンズ (Amanda Parsons)
・・・バーバラ・ガスキン (Barbara Gaskin)
・・・アン・ローゼンタール (Ann Rosenthal)
サード・アルバム『ザ・シヴィル・サーフィス』録音。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『エッグ』 - Egg (1970年 第1期)
- 『優雅な軍隊』 - The Polite Force (1970年 第1期)
- 『ザ・シヴィル・サーフィス』 - The Civil Surface (1974年 第2期)
ライブ・アルバム
[編集]- The Metronomical Society (2007年 第1期) ※1969年-1972年のラジオ出演用音源、ライブ音源
- BBC Sessions And More 1968-1972 (2015年)
コンピレーション・アルバム
[編集]- Seven Is a Jolly Good Time (1985年)
シングル
[編集]- "Seven Is A Jolly Good Time" / "You Are All Princes" (1969年 第1期)
その他
[編集]- アーザケル : 『アーザケル』 - Arzachel (1969年) ※エッグの前身バンド、ユリエルが1969年6月に一時的に再結成されたが、契約上の都合でアーザケル名義で発表した。メンバーも変名でクレジットされている。
- Uriel : Arzachel Collectors Edition (2007年) ※上記『アーザケル』全曲とスティーヴ・ヒレッジ在籍時、脱退後の未発表デモ音源(1968年末-1969年初頭)を収録している。
関連項目
[編集]- カンタベリー系
- カーン(デイヴ・スチュワート在籍)
- ハットフィールド・アンド・ザ・ノース(デイヴ・スチュワート在籍)
- ナショナル・ヘルス(デイヴ・スチュワート、モント・キャンベル在籍)