エクス・マキナ

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エクス・マキナ
Ex Machina
監督 アレックス・ガーランド
脚本 アレックス・ガーランド
製作 アンドリュー・マクドナルド
アロン・ライク
出演者 アリシア・ヴィキャンデル
ドーナル・グリーソン
オスカー・アイザック
ソノヤ・ミズノ
音楽 ベン・サリスベリー
ジェフ・バーロウ
撮影 ロブ・ハーディ
編集 マーク・デイ
製作会社 フィルム4プロダクションズ
DNAフィルムズ
配給 イギリスの旗 アメリカ合衆国の旗 世界の旗 ユニバーサル映画
日本の旗 ユニバーサル映画/パルコ
公開 イギリスの旗 2015年1月21日
アメリカ合衆国の旗 2015年4月24日
日本の旗 2016年6月11日
上映時間 108分
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
製作費 $15,000,000[1]
興行収入 $36,869,414[2]
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エクス・マキナ』(原題: Ex Machina、別題: ex_machina)は、アレックス・ガーランドの監督・脚本による2015年イギリスSFスリラー映画。ガーランドの監督デビュー作であり、第88回アカデミー賞視覚効果賞受賞作品。

ラテン語"ex machina"は本来「機械仕掛けの」という意味で、「神」(deus)を伴ったデウス・エクス・マキナ=「機械仕掛けの神」は強引なハッピーエンドを指す演劇用語。

あらすじ[編集]

検索エンジンで有名なIT企業ブルーブックでプログラマーとして働くケイレブはある日、抽選で社長ネイサンの自宅を訪問する権利を得る。ケイレブは広大な山岳地帯の奥にあるネイサンの自宅近くまでヘリコプターで運ばれる。ケイレブは道しるべも何も無い中なんとかネイサンの家にたどり着く。

キャスト[編集]

エヴァ(AVA)
演 - アリシア・ヴィキャンデル、日本語吹替 - うえだ星子
女性型AI。表情や会話の自然さはそれまでのAIをはるかに凌駕している。走ることが出来るが、人間の男性に比べ極端に力が強いわけではない。ボディーの大半は半透明で内部構造が見える姿をしているが、人工皮膚を貼り付けることができる。なお、吹き替えや字幕では名前の表音、カナ表記が旧約聖書の「エヴァ」(Eva)と同じになっているが、実際の発音は英表記「AVA」の通り「エイヴァ」である。
ケイレブ・スミス
演 - ドーナル・グリーソン、日本語吹替 - 野島裕史
検索エンジン最大手企業「ブルーブック」のプログラマ。15歳の時に車の衝突事故で両親を失い、1年間入院、その頃よりプログラミングを始めた。
ネイサン・ベイトマン
演 - オスカー・アイザック、日本語吹替 - 坂詰貴之
13歳でブルーブックの基本理論を作った、天才プログラマで同社の社長。広大な私有地内の秘密施設で研究開発を進めている。ブルーブックに入力される検索ワードや、世界中の携帯電話・コンピュータを無断で傍受して収集したデータを元にAIの思考ロジックを開発する。
キョウコ
演 - ソノヤ・ミズノ
ネイサンの研究施設で働くハウスメイド。完璧なまでの美貌を備え、一切会話しないが、料理やダンスが得意。その正体はAIであり、エヴァの旧世代モデルの一つ。最後はエヴァに耳打ちされ、脱出の障害ネイサンを排除するための捨て駒にされる。なお、保管されていたキョウコ以外の旧世代モデルも、エヴァが人間社会に出るための共食い整備に利用された。

製作[編集]

撮影は2013年の夏から、パインウッド・スタジオで4週間、ノルウェーのホテルで2週間行われた[3]。全編ソニー製の4KデジタルビデオカメラF65で撮影された[4]。パインウッドスタジオでの撮影では、蛍光灯の代わりに15,000個のタングステン豆電球を用いることで独特の作風を生み出すことにつながった[5]。日本公開版のみ陰毛を隠すためのボカシが加えられた。

評価[編集]

タイム誌は、本作を「2015年の映画トップ10」の第10位に挙げている[6]

受賞[編集]

映画賞 対象 結果
2015 第41回ロサンゼルス映画批評家協会賞[7] 助演女優賞 アリシア・ヴィキャンデル 受賞
第18回英国インディペンデント映画賞[8] 作品賞 エクス・マキナ 受賞
監督賞 アレックス・ガーランド 受賞
脚本賞 受賞
技術賞 エクス・マキナ 視覚効果 受賞
エクス・マキナ 美術 ノミネート
第19回オンライン映画批評家協会賞[9] 助演男優賞 オスカー・アイザック 受賞
作品賞 エクス・マキナ ノミネート
オリジナル脚本賞 アレックス・ガーランド ノミネート
第19回トロント映画批評家協会賞[10] 助演女優賞 アリシア・ヴィキャンデル 受賞
新人賞 アレックス・ガーランド 受賞
2016 第50回全米映画批評家協会賞[11] 助演女優賞 アリシア・ヴィキャンデル 2位
第73回ゴールデングローブ賞[12] 助演女優賞 アリシア・ヴィキャンデル ノミネート
第68回アメリカ監督組合賞[13] 新人監督賞 アレックス・ガーランド 受賞
第11回ファイナル・ドラフト・アワード[14] オリジナル脚本賞 アレックス・ガーランド 受賞
第27回アメリカ製作者組合賞[15] 映画部門 ノミネート
第88回アカデミー賞[16][17] 視覚効果賞 受賞
脚本賞 アレックス・ガーランド ノミネート
MTVムービー・アワード 2016 [18] 最優女優賞 アリシア・ヴィキャンデル ノミネート
第42回サターン賞[19] SF映画賞 ノミネート
監督賞 アレックス・ガーランド ノミネート
脚本賞 ノミネート
主演男優賞 ドーナル・グリーソン ノミネート
助演女優賞 アリシア・ヴィキャンデル ノミネート
特殊効果賞 ノミネート

脚注[編集]

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出典[編集]

  1. ^ Ex Machina’s Alex Garland and Oscar Isaac Discuss Artificial Intelligence - Consequence of Sound”. Consequence of Sound. 2015年9月8日閲覧。
  2. ^ Ex Machina (2015)”. Box Office Mojo. 2015年9月8日閲覧。
  3. ^ Alex Garland on Building Ex Machina‘s Perfect Woman - The Credits”. The Credits. 2015年6月2日閲覧。
  4. ^ Definition Magazine - Def Mag - Ex-Machina, the DIT Story”. definitionmagazine.com. 2015年6月2日閲覧。
  5. ^ Intelligent Artifice: Alex Garland’s Smart, Stylish Ex Machina”. MovieMaker Magazine. 2015年6月2日閲覧。
  6. ^ 米タイム誌が選ぶ2015年の映画トップ10”. 映画.com (2016年1月2日). 2016年1月6日閲覧。
  7. ^ LA批評家協会賞は「マッドマックス」が最多3冠 作品賞は「スポットライト」”. 映画.com (2015年12月7日). 2015年12月8日閲覧。
  8. ^ 最多受賞は『エクス・マキナ』英国インディペンデント映画賞発表”. シネマトゥデイ (2015年12月10日). 2015年12月10日閲覧。
  9. ^ オンライン映画批評家協会賞は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が4冠”. 映画.com (2015年12月15日). 2015年12月16日閲覧。
  10. ^ The Toronto Film Critics Association names Todd Haynes’ Carol the Best Film of the Year”. TFCA (2015年12月14日). 2015年12月17日閲覧。
  11. ^ Awards for 2015 films by NSFC on January 3, 2016”. 全米映画批評家協会 (2016年1月3日). 2016年1月6日閲覧。
  12. ^ ゴールデングローブ賞「キャロル」が最多ノミネート、坂本龍一は作曲賞候補に”. 映画ナタリー (2015年12月11日). 2015年12月11日閲覧。
  13. ^ 米監督組合賞に「レヴェナント」イニャリトゥ監督 「バードマン」に続き2年連続”. 映画.com (2016年2月8日). 2016年2月8日閲覧。
  14. ^ 『エクス・マキナ』『オデッセイ』が受賞 優秀な脚本を称えるファイナル・ドラフト・アワード発表”. シネマトゥデイ (2016年2月16日). 2016年2月17日閲覧。
  15. ^ 米製作者組合賞ノミネート発表”. 映画.com (2016年1月6日). 2016年1月8日閲覧。
  16. ^ アカデミー賞ノミネーション発表、「レヴェナント」12部門、「マッドマックス」10部門”. 映画ナタリー (2016年1月15日). 2016年1月15日閲覧。
  17. ^ 88th ANNUAL ACADEMY AWARDS 第88回アカデミー賞特集 ノミネート&結果一覧”. シネマトゥデイ. 2016年2月29日閲覧。
  18. ^ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』最多11部門!MTVムービーアワードノミネーション発表”. シネマトゥデイ (2016年3月14日). 2016年3月14日閲覧。
  19. ^ サターン賞最多ノミネートは「スター・ウォーズ フォースの覚醒」 : 映画ニュース - 映画.com”. 映画.com (2016年2月26日). 2016年5月24日閲覧。

外部リンク[編集]