エクスペディア

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エクスペディア
Expedia, Inc.
Expedia inc logo.png
種類 公開会社
市場情報
NASDAQ EXPE
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
98004
ワシントン州 ベルビュー, Northeast Avenue 108th 333
北緯47度36分50秒 西経122度11分51秒 / 北緯47.61389度 西経122.19750度 / 47.61389; -122.19750座標: 北緯47度36分50秒 西経122度11分51秒 / 北緯47.61389度 西経122.19750度 / 47.61389; -122.19750
設立 1996年10月[1]
事業内容 ホテル航空券オンライン予約
代表者 ダラ・コスロシャヒ (CEO)
バリー・ディラー(Chairman and Senior Executive、InterActiveCorp会長との兼任)
従業員数 18,000人[2]
決算期 12月31日[2]
主要子会社 ホテルズドットコム
Hotwire.com
トリバゴ
Venere.com
Travelocity
外部リンク Expedia, Inc.(英語)
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エクスペディア: Expedia)は、ホテル航空券等の、旅行に関するオンライン予約を扱う、ウェブサイトおよびアプリ

また、Expedia, Inc.は、アメリカ合衆国ベルビューに本拠地を置くオンライン・トラベル・エージェンシーOnline Travel Agency, OTA)であり、「エクスペディア」の運営に加えて、世界各地で事業を展開する12の企業を統括している。

Expedia Inc(運営企業)[編集]

ワシントン州・ベルビューの本部ビル(2008年竣工)

「エクスペディア」の運営企業であるExpedia, Inc.NASDAQ: EXPE)は、1996年マイクロソフトの旅行予約システム部門の一部門として、リッチ・バートンによって設立され、1999年に同社から独立した[1]インターネット・バブル崩壊期の2002年InterActiveCorpの一員となるものの、多くのオンライン旅行会社が伸び悩む中、エクスペディアは2000年代前半に実績を大きく伸ばし[3][4]2005年8月にInterActiveCorpから資本上独立、以降、アメリカの代表的なOTAに成長した[1]

InterActiveCorpからの分離以降、CEOは、InterActiveCorp出身のダラ・コスロシャヒDara Khosrowshahi)が務め[1]、会長職は、メディア界の大物として知られるバリー・ディラーが、InterActiveCorp会長職と兼任する体制となっている[5]。本拠地のベルビューは、ワシントン州シアトル近郊に位置する。

Expedia, Inc.は、日本語版を含む各言語版の「エクスペディア」を運営するほか、以下のグループ企業を持つ(順序は公式サイト内に従い、日本語対応を行うウェブサイトは★を付す)[6]

なお、旅行口コミサイト運営会社のトリップアドバイザーは、2005年8月以降グループの一員であったが、同社は2011年12月に分離独立した[1]

世界的には、近年特にプライスライングループとの激しい競争下にあるが[7]2015年2月、アメリカの大手OTAグループの一つであるOrbitzの買収を発表[8]、また、2005年以降グループの一員であったものの収益が伸び悩んでいた中国のOTA・eLongを売却する[9]など、アメリカ国内を軸とする経営の強化が進められている。

2014年において、Expedia, Inc.グループ総体(ホテルズドットコムなどのグループ企業を含む)の取扱額(Gross Bookings)は、旅行会社として世界第1位となっている[10]。収益(Revenue)と時価総額における世界第1位のプライスライングループ(ブッキングドットコムアゴダなどを含む)と対照的に、グループ総体では、アメリカ国内における収益が半分以上の比率を占めている(2014年は52.8%)[11]

エクスペディア(グループ総体)・取扱額(Gross Bookings)と収益(Revenue)の推移(単位:億米ドル)[12][13]
- 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年
取扱額 50.45 39.44 33.96 29.18 25.97 21.81 21.27 19.63 16.88 15.34
収益 5.76 4.77 4.03 3.45 3.03 2.74 2.74 2.54

エクスペディアのビジネスモデルは、旅行商品をあらかじめホテル等から安く仕入れた上で、エクスペディアが自ら価格を決定し利用者に販売し、その利幅で収益をあげる方式(マーチャントモデルと呼ばれ、利用者は料金をエクスペディアに対して支払うこととなる)を主に用いている[14]

エクスペディアは、ホテル・航空券の各予約機能を兼備するサービスとしては世界最大の規模を持っていることから、「世界最大のオンライン総合旅行会社」とされている[15]

海外展開[編集]

アメリカをはじめとして、アジアヨーロッパなど、世界24カ国に運営サイトを持っている[15]

2011年に、Expedia, Inc.とマレーシア格安航空会社であるエアアジアとが合弁し、AAE Travel Pte. Ltd.(エアアジア エクスペディア)をシンガポールに設立、以降、アジア地域における営業展開・ウェブサイトの運営は同社の管轄とされている[16]日本では、2012年3月、エアアジア エクスペディアの子会社、AAE Japan K.K.(エアアジア エクスペディア ジャパン)が、東京六本木ファーストビル内)に設立されている[17]

2010年7月より、日本版オリジナルキャラクター「エクスベア(Exbear)」を設定したブランディングを実施[18]、また、2011年10月より、旅行会社専用予約プログラム「クマの手」を用いた[19]、店舗型を含む旅行会社との提携が進められている。

2013年2月には、JTBとの包括的業務提携を発表[20]、この結果、2013年7月から、エクスペディアの日本向けサイトから、るるぶトラベル取扱の旅館が予約可能となったほか[21]、2013年11月からは、JTBのウェブサイトで、エクスペディア取扱の約10万軒のホテルが予約可能となった[22]

Expedia.co.jp (エクスペディア)[編集]

日本語に対応したサービスとして、2006年11月にExpedia.co.jpが開設された[23]。ネット予約が基本であるが、電話予約も可能で、24時間対応のオペレータが、利用者の代わりに検索しシステムに入力する。

日本語によるコールセンターをオーストラリアのシドニーとメルボルンに開設する。その後人件費などの諸般理由より撤退し拠点を中国とマレーシアに移転した。現在は24時間オペレーター対応を行っているが、航空券の相談は朝7時から夜24時までの受付となっている[24]

以下のサービス内容と特徴を持つ[25]

ホテル予約[編集]

ホテル検索

登録ホテル数は51万軒[26]。24時間、ウェブサイト上で宿泊したい都市、期間、人数を入力して検索できるのは多くのホテル予約サイトと同じで、条件を示すと予約可能な情報だけが表示されるが、それでも料金帯、クラス、地区などで絞り込みしないと候補が多すぎる場合もある。部屋のサービスやアメニティの情報も比較的しっかりしている。電子地図上で、位置確認ができ、周辺のホテルも表示されるが、空き室がないなど予約ができない周辺ホテルも表示されるなど、使い勝手が悪い点もある。

予約申し込み

海外ホテルも基本的に日本円建てで表示され、予約日の為替レートで料金が表示される。ただし、税、サービス料なしの料金が示されるため、いざ予約しようとすると、2割近く高くなってしまうこともある。2週間以内の場合、割安なホテルを検索できる、直前予約のシステムもある。基本的に前払いで、クレジットカードで支払う。前払いの場合、料金はエクスペディアに対して支払うことになる。ホテル代、税、サービス料の合計額の領収書(円建て)は別途郵送を依頼することができるが、依頼しないともらえない。予約が成立しても、バウチャーの発行は無く、心配な場合、参考としての予約成立メールのコピーを持参するしかない。キャンセル可否、期限についてはホテル毎に対応が異なるが、キャンセル不可で、前払い金が一切もどらない場合もある。

なお、各種免責事項が、ウェブサイト内の利用規約に明記されている[27]。これらの免責事項に属する事柄(オーバーブッキングに由来する予約内容の変更・取消など)に関しては、基本的には、利用者各自が、直接ホテルと適切な交渉を取り解決することになる。

最低価格保証サービス

2014年9月よりサービスが改められ、Expedia.co.jp(エクスペディア)でホテルを予約後、24時間以内に、他のホテル予約サイトにおいて、全く同じ予約条件でより安い料金で売り出されている場合、Expedia.co.jpに連絡すれば、差額の2倍を返金するキャンペーンが開始された[28]

航空券予約[編集]

ウェブサイト上で搭乗区間、日時、人数を入力して検索すると、予約可能な複数の航空会社の便名、時刻、所要時間、乗り継ぎ回数と、各種空港利用料、および燃油サーチャージを含めた建ての価格が表示されるため、実際の支払額やおよその利便性を把握しやすい。直行便だけでなく、当該航空会社の公式予約サイトで表示されない、乗り継ぎによる割引便や、複数の航空会社を組み合わせた乗り継ぎ案も提示されるため、価格優先でさがす場合[29]、直行便がない場所に行く場合、各地を周遊したい場合などに適している。座席クラス、オープンジョーストップオーバー、払い戻し条件などを指定して検索することも可能で、残席数がわずかな場合は、具体的な残席数も表示される。満足ゆく条件が見つからない場合は、出発地、目的地周辺の別の空港を表示させて、再検索することも可能。

航空券は全てeチケット(電子航空券)で発券され、自動的に電子メールで通知されるため、直前の予約も可能で、余計な送料などが発生することもないが、eチケット番号と旅程表が通知されるだけで、eチケットの内容を搭乗者に通知、印字させるシステムにはなっておらず、予約時にオプション表示される英文の内容を別途保存しておかないと、運賃や空港利用料などの内訳、変更払い戻し条件、有効期限などの詳細把握が難しい。また、航空券の領収書はウェブサイトからの発行依頼ができず、別途電話で依頼をし、電子メールでpdfファイルを受け取るしかない。

その他[編集]

ホテル予約と航空券予約を組み合わせたツアーの予約や、送迎を組み合わせたプランも可能。その他、他社との契約となるが、海外でのレンタカーや、海外で使用できるWi-Fiルーターの予約を、エクスペディア限定の割引料金で利用可能[30][31]メールマガジン(メルマガ)による情報発信も行っている。

日本の航空会社では、日本航空(JAL)全日本空輸(ANA)が、エクスペディアを利用したホテル予約により、マイルが貯まるサービスを行っている。エクスペディア専用のバナーを経由し予約するとマイルが貯まる。なお、コールセンターでの予約ではマイル付与は出来なくなった(航空券予約に関してはマイル加算対象外。詳細は外部リンク参照)。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e Expedia,Inc. History” (英語). Expedia,Inc.. 2015年1月1日閲覧。
  2. ^ a b Investor FAQs” (英語). Expedia,Inc.. 2015年8月9日閲覧。
  3. ^ PhoCusWright–The Affiliate Deal of the Decade” (英語). CMOs InTravel (2013年8月24日). 2015年5月30日閲覧。
  4. ^ What is driving Priceline’s Success in the past 5 years?” (英語). ハーバード・ビジネス・スクール (2012年11月2日). 2015年5月30日閲覧。
  5. ^ Barry Diller” (英語). Expedia,Inc.. 2015年2月1日閲覧。
  6. ^ Global Network of Brands” (英語). Expedia,Inc.. 2015年3月21日閲覧。
  7. ^ Annual Report 2014 (PDF)” (英語). Expedia,Inc.. 2015年5月30日閲覧。
  8. ^ 旅行サイトExpedia、ライバルのOrbitzを買収へ”. CNET Japan (2015年2月13日). 2015年3月21日閲覧。
  9. ^ Expedia Divests Long Underperforming Stake in eLong” (英語). ウォール・ストリート・ジャーナル (2015年5月22日). 2015年7月24日閲覧。
  10. ^ Interview: Expedia’s Comeback CEO on What It Will Take To Win” (英語). Skift.com (2015年3月9日). 2015年3月21日閲覧。
  11. ^ Expedia,Inc. Reports Fourth Quarter and Full Year 2014 Results (PDF)” (英語). Expedia,Inc.. 2015年3月1日閲覧。
  12. ^ Gross bookings of Expedia, Inc. worldwide from 2005 and 2014(in billion U.S. dollars)” (英語). Statista. 2015年4月1日閲覧。
  13. ^ Revenue of Expedia Inc. worldwide from 2007 to 2014(in billion U.S. dollars)” (英語). Statista. 2015年4月1日閲覧。
  14. ^ 日本の楽天トラベルじゃらんnet、オランダのブッキングドットコムなど、アメリカ以外を拠点とするOTAでは、ホテル等のサプライヤーが料金を決定、利用者は料金をホテルに対し直接支払い、OTAがホテルからコミッションを受け取るビジネスモデル(エージェンシーモデルまたはコミッションモデルと呼ばれる)を採用する企業が多い。これに対してエクスペディアのビジネスモデルは、主にアメリカで好まれる方式とされ、エクスペディアの価格競争力の源泉となっている。米大手OTAのホテル販売”. 航空経営研究所 (2012年6月20日). 2015年2月1日閲覧。ただし2012年以降、アメリカ国外で好まれるエージェンシーモデルを部分的に導入し、マーチャントモデルと併用している。Expedia Will Benefit From Its Strengthening Hotel Business Even As Revenue Margins Decline” (英語). フォーブス (2014年5月2日). 2015年2月1日閲覧。なお、グループ内企業のVenere.comは、エージェンシーモデルを採用している。
  15. ^ a b 世界最大のオンライン総合旅行会社へようこそ!”. AAE Travel Pte. Ltd. 2015年3月21日閲覧。
  16. ^ エクスペディアについて”. AAE Travel Pte. Ltd. 2015年8月1日閲覧。
  17. ^ エアアジア エクスペディア ジャパンが3月1日設立”. 株式会社プラチナム エクスペディアPR事務局 (2012年3月1日). 2015年2月1日閲覧。
  18. ^ エクスベア登場”. 観光経済新聞社 (2010年7月15日). 2015年2月1日閲覧。
  19. ^ “エクスペディア、旅行会社専用サイト開設”. 観光経済新聞. (2011年10月8日). http://www.kankokeizai.com/backnumber/11/10_08/travel.html 2015年2月1日閲覧。 
  20. ^ エクスペディア×JTB 包括的な業務提携を発表 - JTBグループ”. ジェイティービー (2013年2月21日). 2015年2月1日閲覧。
  21. ^ るるぶトラベル取扱の旅館を予約する場合は、るるぶトラベルの利用規約適用による契約となる。
  22. ^ JTBとの業務提携、第2弾スタート!”. 株式会社プラチナム エクスペディアPR事務局 (2013年11月26日). 2015年2月1日閲覧。
  23. ^ エクスペディアの日本語対応サービス(Expedia.co.jp)は、AAE Travel Pte. Ltd.により運営されており、運営は同社の住所であるシンガポールの法律に基づいている。エクスペディアについて”. AAE Travel Pte. Ltd. 2015年8月1日閲覧。該当するシンガポールの法律に関しては以下を参照。TRAVEL AGENTS ACT (CHAPTER 334) (PDF)” (英語). Singapore Statutes. 2015年8月1日閲覧。
  24. ^ 予約の確認・変更・キャンセル”. AAE Travel Pte. Ltd. 2015年2月1日閲覧。
  25. ^ 旅日記.com - エクスペディア(Expedia)の航空券・ホテルの予約方法・利用方法”. 2015年2月1日閲覧。
  26. ^ この分野での世界1位は、ブッキングドットコムの70万軒強。
  27. ^ エクスペディア利用規約”. AAE Travel Pte. Ltd (2014年2月17日). 2015年2月1日閲覧。
  28. ^ どこよりも安い価格を提供するエクスペディアの“最低価格保証”リニューアル”. 株式会社プラチナム エクスペディアPR事務局 (2014年9月26日). 2015年2月1日閲覧。
  29. ^ 直行便が満席に近い場合など、乗り継ぎによって時間は余計にかかっても、料金が半額以下に抑えられることもある。
  30. ^ 海外レンタカーの格安予約”. AAE Travel Pte. Ltd. 2015年2月1日閲覧。
  31. ^ 海外用パケット定額使い放題!モバイルWi-Fiレンタルサービス”. AAE Travel Pte. Ltd. 2015年2月1日閲覧。

外部リンク[編集]

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