エクストリーム・ネットワークス

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エクストリーム ネットワークス
Extreme Networks, Inc.
Extreme Networks HQ.JPG
Extreme Networks, Inc.本社
種類 株式会社
市場情報
NASDAQ EXTR
略称 EXTR
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
3585 Monroe Street, Santa Clara, California 95051 USA
設立 1996年
業種 情報・通信業
事業内容 ネットワーク機器の製造、販売
代表者 CEO オスカー・ロドリゲス(Oscar Rodriguez)
外部リンク http://www.extremenetworks.com/
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エクストリーム ネットワークス(英文社名:Extreme Networks, Inc.)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララに本社を置くネットワーク機器の製造、販売を行っているアメリカの企業である。NASDAQに上場(証券コード:NASDAQ:EXTR)。

米国本社100%出資の日本法人、エクストリーム ネットワークス株式会社(英文社名:Extreme Networks K.K.)は、東京都文京区に本社を置き、浜田 俊が代表取締役社長を務めている。

概要[編集]

1996年に設立され、レイヤ3スイッチ、レイヤ2スイッチ、無線LAN等のネットワーク機器の製造、販売を行っている。コーポレート・カラーは「」であり、同社製品は「紫」を主体にしているため、同社製品を紫箱と呼ぶこともある。製品の名称は、ロッククライミングエクストリームスポーツに由来するものが多く、BlackDiamond、Alpine、Summit、Altitudeと名付けられている。

製品[編集]

レイヤ3スイッチ製品のソフトウェアプラットフォームは、創業(1996年)以来のExtremeWareと2003年以降の製品に搭載されているExtremeXOSがある。製品によりExtremeWareもしくはExtremeXOSが搭載されている(現在は、ExtremeXOS搭載の製品が主流)。またスイッチ製品のCUIでのコマンドオペレーションは、ひとつのコマンドを一行で記述する方式で、階層型で細切れに入力していく方式のシスコシステムズブロケード コミュニケーションズ システムズ(旧ファウンドリーネットワークス)等のルータやレイヤ3スイッチと比較し、CLIスクリプトの作成に向いていると言われる。

  • ExtremeXOS搭載L2/L3スイッチ[1]
    • シャーシ型スイッチ
      • BlackDiamond 20800シリーズ(メトロコア、メトロアグリゲーション、大規模エンタープライズコアスイッチ)
      • BlackDiamond 12800シリーズ(メトロアグリゲーション、大規模エンタープライズコアスイッチ)
      • BlackDiamond 10800シリーズ(メトロアグリゲーション、大規模エンタープライズコアスイッチ)
      • BlackDiamond 8800シリーズ(エンタープライズコア、データセンタースイッチ。BlackDiamond 8900、8500シリーズモジュールを含む)
    • ボックス型スイッチ
      • Summit X650シリーズ(10ギガビットスイッチ。エンタープライズコア、データセンタースイッチ)
      • Summit X480シリーズ(ギガビットスイッチ。エンタープライズコア、データセンター、メトロアクセススイッチ)
      • Summit X450aシリーズ(中小規模エンタープライズコア、アグリゲーション向けギガビットスイッチ)
      • Summit X450eシリーズ(エッジ向けギガビットスイッチ)
      • Summit X250eシリーズ(ファーストイーサスイッチ)
  • ExtremeXOS搭載L2スイッチ[2]
  • ポートエクステンダー(卓上L2スイッチ)
    • ReachNXT 100-8t
  • ExtremeWare搭載L2/L3スイッチ[3]
    • シャーシ型スイッチ
      • Alpine 3800
    • ボックス型スイッチ
      • Summit 48si
  • L2/L3スイッチソフトウエア
    • ExtremeXOS
    • ExtremeWare
  • 無線LANコントローラ、アクセスポイント
  • セキュリティ・アプライアンス
    • Sentriant NG300
  • マネジメント・ツール(ソフトウエア製品)
    • Ridgeline Service Advisor
    • EPICenter

独自技術[編集]

  • UPM(Universal Port Management)
    • ユニバーサルポートフレームワークを基盤とした、エクストリーム社製スイッチを簡便に自動設定できる機能。"USB for Networks"をコンセプトとし、PCでUSB機器がプラグアンドプレイで自動認識されるかのように、手軽に接続デバイスの自動設定を行うことができる。ExtremeXOSでサポート。
    • ExtremeXOSのLLDP-MEDにより、AVAYA製VoIP電話へのプロビジョニングを実現している。
  • ヒットレスフェイルオーバー
    • シャーシスイッチ(または後述のSummitStack)では、スイッチの頭脳である管理機能が、マスタモジュールとバックアップモジュールという形で冗長化され、かつ同期しており、マスタモジュールで障害が発生しても、バックアップモジュールがコンフィグやフォワーディングテーブル、ルーティングテーブルをそのまま引き継ぎマスタモジュールに昇格してスイッチとしての動作を継続するため、L2/L3を含めた通信断の無い冗長性が実現できる。
  • SummitStack
    • 複数のSummit Xスイッチをスタック接続することで、仮想シャーシとして1つのスイッチのように扱うことが可能。
    • ヒットレスフェイルオーバーに対応しており、複数ノードによるスタック構成(仮想シャーシ)において、頭脳として管理機能を持つマスタノードで障害が発生しても、バックアップノードがコンフィグやフォワーディングテーブル、ルーティングテーブルをそのまま引き継ぎマスタノードに昇格するため、L2/L3を含めた通信断の無い冗長性が実現できる。
    • スタック構成(仮想シャーシ)において、ファーストイーサのSummit X250シリーズ、ギガビットイーサのSummit X450シリーズ、10ギガビットイーサのSummit X650シリーズの各クラスが混在したスタック構成が可能であり、下位クラスのスイッチを所有するユーザーにも既存資産の有効活用かつ上位クラスのスイッチへの段階的な移行ができる。
  • Netlogin(Network Login)
    • ユーザ端末のネットワークアクセス認証機能で、ネットワークにアクセスする資格のないユーザまたは端末のネットワークへの接続を排除できる。各ポートにおいて802.1X認証、Web認証、Mac認証の各方式混在でもマルチサプリカントに認証ができ、またダイナミックVLANもサポートする。ExtremeWareとExtremeXOSでサポート。
  • CLEAR-Flow
    • ACLに設定した特定の種類のトラフィックに対して実行するアクションを指定できる機能、主にDoS攻撃等の防御に使用。ExtremeXOSを搭載する中で上位クラスの製品でサポート。
  • EAPS(Ethernet Automatic Protection Switching)
    • イーサネット上でL2のリングを構成するプロトコル。エクストリーム社で開発されIETF RFC3619として標準化されている。ExtremeWareとExtremeXOSでサポート。
  • EDP(Extreme Discovery Protocol)
    • 周囲のエクストリーム社製スイッチの状態を互いに知らせるためのプロトコル。シスコのCDPのエクストリーム版。ExtremeWareとExtremeXOSでサポート。
  • ELRP(Extreme Loop Recovery Protocol)
    • エクストリーム社製スイッチにおいてL2でのループを検知・防御するプロトコル。ExtremeWareとExtremeXOSでサポート。
  • EMISTP(Extreme Multiple Instance Spanning Tree Protocol)
    • IEEE 802.1Dのスパニングツリープロトコル(STP)に対しエクストリーム社による拡張版。ExtremeWareとExtremeXOSでサポート。なお802.1D/802.1w/802.1sのSTP/RSTP/MSTPも併せてサポートされている。
  • ESRP(Extreme Standby Router Protocol)
    • 複数のエクストリーム社製スイッチにおいて、L3のルーター機能の冗長とL2の経路の冗長を同時にサポートできるプロトコル。RFC3768のVRRPやシスコのHSRPでは、これらがルーター機能の冗長のみをサポートするものであるため、ルーター(デフォルトゲートウェイ)に到達するL2の経路冗長用にSTPと組み合わせ構成するのが一般的となっているのに対し、ESRPはESRPのみでL2/L3双方の冗長に同時に対応できるのが特長で、VRRPSTPのように直接的に連携の無いふたつのプロトコルを構成する必要は無い。ExtremeWareとExtremeXOSでサポート。なおエクストリーム社製スイッチではVRRPも併せてサポートされている。
  • Software Redundant
    • 物理ポートのフェールオーバーを実現する機能。現用ポートのLinkdown(=RXパスおよびTXパスの断)によって発動し、以後は待機系ポートがLinkupすることによりトラフィックを引き継ぐ。ExtremeWareとExtremeXOSでサポート。リンクアグリゲーションとは別機能であり、リンクアグリゲーションはこれと併せ別途サポートされている。
  • Lbdetect(LoopBack Detect)
    • 自身が送出したLACPフレームを検出することによって発動するループ防止機能。ポート単位での適用が可能で、発動中は該当ポートがL2レベルでの閉塞状態となる。ExtremeWareでサポート。なおExtremeXOSでは、ELRPで同様のループ防止が可能である。
  • L3バーチャル・ルーティング(VR)
    • 1台のスイッチを複数の仮想スイッチに分割しIPアドレス空間を重複して利用できる仮想化機能。バーチャル・スイッチングと呼ぶこともある。ExtremeXOSを搭載する中で上位クラスの製品でサポート。
  • CLI スクリプト
    • スイッチのCLIコマンドをスクリプト化して実行させる事が可能。IF文WHILE文やローカル変数のほか各種演算子や組み込み関数およびエラー処理が利用できスイッチの複雑な設定や沢山のVLANを繰り返し設定する作業を簡素化できる。ExtremeXOSでサポート。

日本国内一次代理店 [4][編集]

脚注[編集]

  1. ^ ソフトウエアプラットフォームとしてモジュラ構造のExtremeXOSを搭載
  2. ^ ソフトウエアプラットフォームとしてモジュラ構造のExtremeXOSを搭載
  3. ^ ソフトウエアプラットフォームとしてExtremeWareを搭載
  4. ^ 製品の購入は、一次代理店以外にもシステムインテグレーターネットワークインテグレーターなどから購入することも可能である。

外部リンク[編集]