エウジェニオ・コセリウ
人物情報 | |
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生誕 |
1921年7月21日![]() |
死没 |
2002年9月7日 (81歳)![]() |
学問 | |
研究分野 | 言語学 |
エウジェニオ・コセリウ(英語: Eugenio Coseriu, ルーマニア語: Eugeniu Coşeriu, 1921年7月21日 - 2002年9月7日)は、ルーマニア王国(現在モルドバ共和国・ルシュカニ県)ベルツィ県生まれの言語学者。
経歴[編集]
1921年、ルーマニア王国(現在モルドバ共和国・ルシュカニ県)のベルツィ県[1]ミハイレニ(Mihăileni)生まれ。1951年、ウルグアイのウルグアイ共和国大学、1963年ドイツのテュービンゲン大学に勤務。2002年、テュービンゲンで死没。
研究内容・業績[編集]
主にロマンス系諸語を対象に研究したが、個別言語研究よりも理論研究で独特のものを見せる。ソシュールのラング・パロールという2分法を批判し、「体系」・「慣用」・「言」という3分法の理論を提唱した。これは音韻論から言語類型まで覆う理論体系である。
著書や論文を英語で書かず、また英訳もほとんどされていないため、英語圏ではあまり知られていない。
主な著作[編集]
- 『一般言語学入門』三修社、1979年-2003年第2版
- 『うつりゆくこそことばなれ : サンクロニー・ディアクロニー・ヒストリア』クロノス、1981年
- (『言語変化という問題:共時態、通時態、歴史』岩波文庫、2014年)
- 『コセリウ言語学選集 : 人間の学としての言語学』全4冊、三修社、1981年-1983年