エアバスター

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エアバスター
AIR BUSTER
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 アーケード
開発元 カネコ
発売元 ナムコ
プログラマー 五十風さとし
竹内久徳
音楽 渡辺達也
美術 松岡けいすけ
尾鼻直人
T.KONAKAWA
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板(1.69メガバイト
発売日
  • 日本 1990年1月 (1990-01)
デバイス 8方向レバー
1ボタン
CPU Z80 (@ 6.000 MHz)×3
サウンド YM2203 (@ 3.000 MHz)
OKI6295 (@ 3.000 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256×224ピクセル
60.00Hz
パレット768色
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エアバスター』 (Air Buster) は、1990年に稼働されたアーケード用横スクロールシューティングゲームである。開発はカネコ、販売はナムコ

ゲーム内容[編集]

8方向レバーで自機の移動、ボタン一つでメインショットの発射とサブウェポンの特殊攻撃を同時に行う。ショットはセミオートで、適度にボタンを叩いていれば連射が維持される。また、ボタンを押し続けると画面上部のゲージを溜まっていき、満タン状態でボタンを離すと、画面上全ての敵弾を消去し全ての敵にダメージを与える特殊攻撃『バスターフラッシュ』が発動する。バスターフラッシュは回数の制限なく使用できるが、一度使うとクールダウンとスタンバイで一定時間使えなくなる。また、1発の威力自体は低い。2人同時プレイが可能、全6面の1周エンド。

面ごとに特色のある、スピーディなステージ構成が特徴である。当時の作品としては珍しく、1人プレイ時でも2P側から開始することができた。

ステージ構成[編集]

PHASE1 - SEASIDE FRONT
ビル群をバックに敵との戦闘となる。ボス直前には上空からの攻撃でビル群が廃墟と化す演出がある。ボスはエビルフェイス。
PHASE2 - MACHANIZED CAVE
機械化された洞窟を進む。途中高速スクロールになる箇所が2度ある。ボスはシェルフレイム。
PHASE3 - SCRAMBLE
地上から成層圏を抜けて宇宙に向かう。宇宙へ出るまでは右上への高速スクロールで、雲の中から敵が突然現れる。ボスはビットステイション。
PHASE4 - OUT OF GRAVITY
ステージを通して慣性が働いており、レバーをニュートラルに戻しても自機はその場に停止しない。序盤は破壊不能なデブリが多い。ボスはマーダードール。
PHASE5 - THE BORDERLINE
PHASE4と同じく慣性が働いているステージ。ボス直前の中ボスを倒すと慣性が無くなる。
PHASE6 - DEATH CIRCUS
上下に強制スクロール、地形のせり出し、移動するブロックが行く手を阻む。

アイテム[編集]

アイテムキャリア『ガンデッチー』を破壊すると、左上方向に扇状に複数のアイテムがばら撒かれ、やがて落下する。サブウェポンは一種類のみ装着可能で、アイテムを取ることで変更される。

メインショット[編集]

P(パワーアップ)
ノーマルショットが最大で10段階までパワーアップする。5段階まではパワーアップ毎にショットの幅が広がる(単装〜5連装)のと引き替えに連射能力が落ちていく(9→8→7→4→3連射)。6段階以降はショット自身の威力が上がっていく。

サブウェポン[編集]

M(ミサイル1、赤)
自機から二発のミサイルが発射される。前方の敵に誘導され、貫通しながら飛んでゆく。
M(ミサイル2、緑)
自機から二発のミサイルが発射される。ミサイル1に比べて貫通しない代わりに誘導性が高いが攻撃力は低い。
S(サイドアタッカー)
自機の上下にオプションが付き、2連射のショットを撃つ。オプション自体にも攻撃力があり、敵にぶつけるとダメージを与えられる。
R(リアーガン)
自機の後方上下斜め方向にショットを撃つ。攻撃力が高い。
H(ヘルポット)
自機の後方に、反時計回りに回転しながら貫通弾を自動でばらまく砲台が付く。弾は背景も貫通して飛んで行く。プレイヤー自身での制御が効かないので、その場で当てたい物には当てにくい。
6(6ウェイ)
自機から上下3方向ずつ6方向にショットを撃つ。連射は効かないが、攻撃力はノーマルショットより高い。
B(バンパー)
自機の上下に地形との衝突を緩和するバンパーがつく。ただし衝突を完全に防ぐものではない。バンパー自体にも攻撃力があり、敵にぶつけるとダメージを与えられる。アイテムキャリアからは出ず、特定の箇所に設置されている。

その他[編集]

$(ボーナス)
取ると500点入る。ステージ2と6の道中に設置されている。
1UP(エクステンド)
取ると自機が1機増える。ステージ6の道中に一つだけ設置されている。
サブウェポンにも道中に設置されている物がある。

豆知識[編集]

  • PHASE1の背景のビル群に、X68000FM-TOWNSを模したビルが混じっている。
  • PHASE2の2回目の高速スクロールの最後に『おつかれさま EXIT→』と書かれたパネルが背景に埋まっている。
  • PHASE3ボス「ビットスティション」の機体に描かれている「M.L.M」は、敵の名称「Mega Load Masters」のイニシャルである。
  • ステージ数に"PHASE"を使っている点(「マリオブラザーズ」と同じ)や、スコアテーブルの"HOW HIGH CAN YOU GET ?"の表示(「ドンキーコング」に同じ表示がある)は任天堂へのオマージュと言われている。

他機種版[編集]

家庭用機種の移植に当たっては、『エアロブラスターズ』とタイトルが変更されている。移植版はハードの性能等に合わせて様々な変更箇所や追加仕様が盛り込まれた。

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 エアロブラスターズ
  • 日本 1990年11月2日 (1990-11-02)
  • アメリカ合衆国 1990年
PCエンジン カネコインターステイト ハドソン 4メガビットHuCARD[1] 日本の旗HC90038
アメリカ合衆国の旗TGX040051
-
2 日本の旗エアロブラスターズ
アメリカ合衆国の旗AIR BUSTER

  • 日本 1991年1月31日 (1991-01-31)
  • アメリカ合衆国 1991年
メガドライブ カネコインターステイト カネコ 4メガビットロムカセット[2] 日本の旗T-33013 -
3 エアロブラスターズ
  • 日本 2014年9月23日 (2014-09-23)
Windows
プロジェクトEGG
カネコ カネコ ダウンロード - -
メガドライブ版の移植
PCエンジン版
開発はカネコで販売はハドソン。面構成や2人同時プレイが可能など全体的にアーケード版に準じた移植だが、PCエンジンのハードの性能上の問題により、グラフィックや一部演出など細かい部分でアーケード版とは異なる面もある。1番顕著な変更点としては、2面のBGMをオリジナルのものに差し替えてる点と、高速スクロールする箇所で注意表記が出ない所だが、代わりにBGMがサビの部分に来ると高速スクロールと同期するような演出が盛り込まれている。
この他にも、IIボタンでオートの高速連射ショット、Iボタン溜めでブラスターフラッシュ。この他、2人同時プレイ時に、1Pと2Pが同時にブラスターフラッシュを放つことで発動する『スーパーブラスターフラッシュ』、1Pと2Pともにゲージ満タン状態の時にショットボタンで発動し、両プレイヤー間の直線上に稲妻が走る『ブラスターズサンダーアタック』などの追加・変更点が見られる。
メガドライブ版
開発販売ともカネコ。こちらも全体的にアーケード版に準じた移植であり、前述のPCエンジン版と比べて、グラフィックや演出面ではよりアーケード版に忠実な移植がなされている。しかし各面の開始前には、ステージデータの読み込みと思われる黒バックにキャラのアイキャッチが入るという演出があり、ステージ開始までに数秒ほど待たされるのが最大の差違であった。他にデータ読み込みでアイキャッチが入るROMカセットゲームとして、MSX2メタルギア2 ソリッドスネークがある。
Aボタンでショット兼ブラスターフラッシュ、Bボタンでショット(オート連射)、Cボタン溜めでブラスターフラッシュ。また、スコア表示の可否をオプションモードで選択できた。2014年9月23日より、プロジェクトEGGにて配信開始。

スタッフ[編集]

アーケード版
  • ソフトウェア:S."To‑Y"Igarashi(五十風さとし)、H."Tiny‑Tomo"Takeuchi(竹内久徳)
  • グラフィック:松岡けいすけ、尾鼻直人、T.KONAKAWA
  • ハードウェア:H.MIKAMI、H.NAGAYOSHI
  • ミュージック・コンポーズ:渡辺達也
  • サウンド:SEIICHI AIZU
  • トータルコーディネーター:S."To‑Y"Igarashi(五十風さとし)
  • ゼネラル・プロデューサー:金子浩
PCエンジン版
  • プログラム:小山剛
  • デザイン:松岡けいすけ、さえきけんいち、尾鼻直人、横山祥、行本方子
  • サウンド:渡辺達也、大熊努
  • マネージメント:鵜藤明彦
  • アーケード・アドバイザー:五十風さとし、竹内久徳
  • テクニカル・アドバイザー:植山幹郎、門脇光弘
  • スペシャル・サンクス:さとうおさあき、小松邦夫、山下孝、杉本尚志、よしだみのる
メガドライブ版
  • ソフトウェア:K.MATSUMOTO、よしだみのる
  • グラフィック:横山祥、田口真之
  • ミュージック・コンポーズ:小松邦夫、大熊努
  • テスト・ゲーム:インターステイトスタッフ
  • スペシャル・サンクス:カネコアーケードスタッフ
  • トータル・コーディネート:Y.HOJO
  • ゼネラル・プロデューサー:鵜藤明彦

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 30/40点 (PCE)[3]
(シルバー殿堂)
26/40点 (MD)[4]
月刊PCエンジン 83/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン 34/40点 (PCE)
PC Engine FAN 22.10/30点 (PCE)[1]
(総合157位)
メガドライブFAN 19.14/30点 (MD)[2]
メガドライブ大全 否定的 (MD)[5]
受賞
媒体 受賞
第4回ゲーメスト大賞 ベストシューティング賞4位 (AC)[6]
年間ヒットゲーム45位 (AC)[6]
アーケード版
ゲーム雑誌『ゲーメスト』の企画「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)で、読者投票によりベストシューティング賞で4位、年間ヒットゲームで45位を獲得している[6]。また、1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「自機をパワーアップさせながら敵を倒すシューティング。青い空、白い雲、ぐるぐる回るホーミング、適度な難易度、シューティングの傑作」と評されている[7]
PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では7・8・8・7の合計30点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得[3]、『月刊PCエンジン』では75・90・85・80・85の平均83点、『マル勝PCエンジン』では9・8・9・8の合計34点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、22.10点(満30点)となっている[1]
また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で157位(485本中、1993年時点)となっている[1]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「業務用でかなり人気の高かった『エアバスター』の移植作。2人同時プレイ時には、協力して必殺技が使えるなど、オリジナルの要素も追加されている。美しい多重スクロールと高速スクロールが最大のウリだ」と紹介されている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.74 3.78 3.75 3.95 3.53 3.36 22.10
メガドライブ版
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計で26点になっている[4]
  • ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.14点(満30点)となっている[2]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.22 3.24 3.25 3.30 3.11 3.02 19.14
  • ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年太田出版)では、「高速スクロール面で『急カーブ』などの矢印が出て、バンパーを付ければ壁をこすっても平気という、ドライブゲーム感覚が楽しい」、「面クリアごとに『しばらくお待ちください』的に止め絵が入るのは『データのロード時間』か?CD-ROMじゃないのに」と評している[5]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」、『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店1993年10月1日、 71頁。
  2. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」、『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店1993年7月15日、 52頁。
  3. ^ a b エアロブラスターズ まとめ [PCエンジン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年7月26日閲覧。
  4. ^ a b エアロブラスターズ まとめ [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年4月9日閲覧。
  5. ^ a b 「Chapter 03 1990年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』 太田出版2004年9月29日、66頁。ISBN 9784872338805
  6. ^ a b c 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 18 - 19頁、 ISBN 9784881994290
  7. ^ 「ビデオゲーム フルリスト」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社1991年7月1日、 175 - 216頁、 ISBN 雑誌03660-7

外部リンク[編集]