ウーリーモンキー属

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ウーリーモンキー属
フンボルトウーリーモンキー
フンボルトウーリーモンキー
Lagothrix lagothricha
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 霊長目 Primates
: クモザル科 Atelidae
亜科 : クモザル亜科 Atelinae
: ウーリーモンキー属 Lagothrix
学名
Lagothrix É. Geoffroy 1812[1][2]
和名
ウーリーモンキー属[2][3]

ウーリーモンキー属(ウーリーモンキーぞく、Lagothrix)は、哺乳綱霊長目クモザル科に分類される属。

分布[編集]

エクアドルコロンビアブラジルペルーベネズエラボリビア北部

形態[編集]

体長39-65cm。尾長41-77cm。体重5-8kg。メスよりもオスの方が大型になる。全身は短い灰色や暗緑色、黒の体毛で密に覆われる。属名Lagothrixは「ウサギの毛」の意[2]

頭部は特に体毛が密集する。小型の第1指がある[2]

分類[編集]

以前はコモンウーリーモンキー(フンボルトウーリーモンキー)Lagothrix lagotrichaヘンディーウーリーモンキーL. flavicaudaの2種で本属を構成していた[2]

以下の分類・和名・英名は、日本モンキーセンター霊長類和名リスト(2018)に従う[3]

生態[編集]

熱帯雨林等に生息する。樹上棲で、森林の上層部で生活する。昼行性。複数の雌雄が混じった10-20頭程の小規模な群れを形成して生活する。オマキザル科の他種と混群を形成することもある。

食性は植物食で、主に果実を食べるが植物の葉、種子等も食べる。

決まった繁殖時期時期はない。 メスは12日から49日ほどの発情周期がある。 1回の出産で1子。

人間との関係[編集]

生息地では食用とされることもある。開発による生息地の破壊や、食用の狩猟等により生息数は減少している。

日本では2021年の時点でラゴトリクス属(ウーリーモンキー属)単位で特定動物に指定されており、2019年6月には愛玩目的での飼育が禁止された(2020年6月に施行)[4]

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Colin P. Groves, "Order Primates," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Volume 1, Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 111 - 184.
  2. ^ a b c d e 岩本光雄「サルの分類名(その5:オマキザル科)」『霊長類研究』第4巻 1号、日本霊長類学会、1988年、83 - 93頁。
  3. ^ a b 日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ 「日本モンキーセンター 霊長類和名リスト 2018年11月版」(公開日2018年12月16日・2021年8月1日閲覧)
  4. ^ 特定動物リスト (動物の愛護と適切な管理)環境省・2021年8月1日に利用)
  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社1984年、29頁。
  • 伊谷純一郎監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科3 霊長類』、平凡社1986年、52-57、61頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館2002年、136頁。

関連項目[編集]