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ウォーキング・デッド (ゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウォーキング・デッド
The Walking Dead: A Telltale Games Series
ジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 Windows, MacOS, PlayStation 3, PlayStation 4, PS Vita, Xbox 360, Xbox One, iOS, Android
開発元 Telltale Games
発売元 アメリカ合衆国の旗Telltale Games
日本の旗サイバーフロント, スクウェア・エニックス
ディレクター Sean Vanaman
Jake Rodkin
Dennis Lenart
Eric Parsons
Nick Herman
Sean Ainsworth
人数 1人
発売日 アメリカ合衆国の旗2012年4月24日
日本の旗2013年12月5日
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ウォーキング・デッド』(原題:The Walking Dead: A Telltale Games Series)は、アメリカのゲームスタジオTelltale Games英語版が開発し、同社より北米版が2012年に発売されたコンピュータゲーム。日本版は2013年にサイバーフロントから、2014年以降にスクウェア・エニックスから発売された。

概要

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舞台となる世界観は原作のグラフィックノベルテレビドラマシリーズと同じだが、脚本はゲームオリジナル。登場人物もオリジナルキャラクター中心だが、原作との共通人物も一部登場する[注 1]など時間線の繋がりをみせる部分もある[1]。グラフィックはアメリカン・コミックスタッチになっている。

ゲームシステムは「ポイント&クリック」のアドベンチャーゲームで、プレイヤーキャラクター(リー)を操作して様々なオブジェクトを調べたり人物と話をするなどしてゲームを進行させる。会話など多くの決断選択には時間制限があり、また戦闘時などでもアクション要素(QTE)が存在する。プレイヤーの選択や操作によって展開が分岐し、登場人物の生死も変化する。

リリース状況

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北米版は2012年4月以降1-2か月間隔で1エピソードずつ、計5エピソードがリリースされた[2]。また2013年7月には5人の新キャラクターによる5つのショートエピソードを収録した『The Walking Dead: 400 Days』がDLCとしてリリースされた。

日本版(日本語字幕、英語音声)はサイバーフロントから2013年12月にPS3およびWindows版がリリース。スクウェア・エニックスから2014年6月にPS Vita版、2016年6月にPS4版がリリース(続編の『シーズン2』と同時発売)。なおPS3版にDLC『400 Days』は収録されていない。[3]

2017年12月、本作を含むTelltaleシリーズ作品『シーズン1、400Days、シーズン2シーズン3The Walking Dead: Michonne』の計19エピソードを一括収録した『The Walking Dead: The Telltale Series Collection』(海外版)がリリースされた。シーズン1およびシーズン2については、UIとグラフィックを(シーズン3相当にまで)高精細化しリメイクしている。対応機種はPS4/Xbox One、日本語非対応。[4]

2019年9月、本作を含むTelltaleシリーズ全作(上記 "The Telltale Series Collection" の収録作品プラス『シーズン4』の計23エピソードおよび各種特典)を一括収録した『The Walking Dead: 完全版』(The Walking Dead: Definitive Edition)がリリースされた。全エピソードのグラフィックはシーズン4と同タイプにリメイクしている。対応機種はPS4/Xbox One、日本語非対応。Telltale Gamesの閉鎖により、発売元はSkybound Entertainment英語版に変わっている[5]

評価

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本作は2013年10月時点で、数百万ユーザーによる約2100万回のエピソード販売を記録[6]、その後も各言語版が随時リリースされ販売数を伸ばした。ユーザーや評論家からの評価も高く、アメリカ・欧州を中心に多くのゲームアワードを受賞し、Telltale Gamesの看板タイトルとしてゲームシリーズ化されるに至った。

主な受賞タイトル

ストーリー

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リー・エヴェレットは、妻の不倫相手の男を怒りで殺害した罪により車で護送されている途中、警官の脇見運転により衝突事故が起き、車ごと崖下の森まで転落。警官は死亡し、脚に怪我を負ったリーは車から脱出する。すると間もなくその警官がウォーカー(ゾンビ)化してリーに襲い掛かってくる。リーは辛うじて撃退するが、更にウォーカーの群れが集まってきたため街中へ逃亡する。

助けを求めて入った民家で一人取り残されていた少女・クレメンタインと出会ったリーは、安全な場所へ避難するために彼女を保護しながら、ウォーカーが蔓延し始めたゾンビアポカリプスの世界に巻き込まれてゆく。

登場人物

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エピソード1 -

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リー・エヴェレット
声 - デイヴ・フェノイ英語版
プレイヤーキャラクター。37歳の黒人男性。メイコン出身。元ジョージア大学教員歴史学)。本編開始直前に妻と不倫していた議員を殺害してしまっており、パトカーに乗せられてアトランタを出ているシーンより本作の物語が幕を開ける。作中当初は基本的に殺人の過去を明かさず人々に接しており、苦悩する場面もある。しかし本質的には善人であり、成り行きで同行することになった少女クレメンタインを懸命に守ろうとし、またどんな状況であっても人を助けようとする。
エピソード4終盤で行方をくらませたクレメンタインを探していた際に、クレメンタインの被っていた帽子とトランシーバーも利用して謎の男が仕掛けていたと思わしきウォーカーに腕を噛まれてしまい、謎の男にさらわれたクレメンタインを何とか単身で救い出すが、街を脱出する前に歩行困難となり、クレメンタインに自身を撃たせるか放置するように指示した後一人で脱出するよう促す。
選択肢次第で噛まれた方の腕を切断し、その場合切断しなかったルートと比べて死に至るまでの衰弱の進行が遅れているような描写はあるが噛まれた事による死(ウォーカー化)を食い止められていたかは不明瞭で、いずれのルートでも最終的には力尽きクレメンタインと共に生還することは叶わなかった。
続編以降も、彼女の人生に影響を与える大きな存在となる。
クレメンタイン(クレム)
声 - メリッサ・ハッチソン英語版
外出したまま戻って来ない両親を自宅で待っていた8歳の少女。序盤でリーと出会い、両親を捜すため行動を共にすることになる。やや内向的だが心優しい性格で、他の人間が糾弾されている際はできる限り庇おうとするほど。自身を命懸けで助けてくれるリーを特に心から信頼し、彼から受けたアドバイスや護身術を忠実に受け入れていく。
当初両親と連絡が取れていたトランシーバーを両親に連絡できなくなってからも肌身離さず持っており、物語中盤で電池を手に入れたことからか使えるようになっていたトランシーバーを通して謎の男からの接触を受け、それをリー達に隠していたことが発覚する。
両親に会いたいという気持ちと、リー達がやむを得ず自分の両親を探してくれる事よりもサバイバルを優先している事につけ込んだ謎の男によって「両親に会わせる」等と誘導されエピソード4終盤に誘拐される。その後エピソード5終盤にてリーによって助け出され、歩行困難になるほど衰弱したリーから自身を撃つか、放置して去るように最後の指示を受け従った後涙ながらに彼と別れた。その後街から無事に脱出し、荒野で1人座っていたところ遠くを2人組と思わしき人影が動いてるのを発見したシーンで本編の物語は幕を閉じる。
尚、実の両親はかつて一緒に行ったこともあるホテルの近くに予想通り居たが、とうにウォーカーと化してしまっていた。(序盤にクレメンタインの家を訪れた時点で、留守電をしっかり調べるとウォーカーに噛まれた事が察せられるクレメンタインに宛てた音声が聞くことができるようになっている。リーは配慮したのかクレメンタインに留守電の事を伝えることはなかった。)
ケニー(ケン[注 2]
声 - ギャビン・ハモン
リー達が避難した農場に先んじて避難していた40代の男性。フォートローダーデール出身の漁師。以降リー達と行動を共にする。家族想いで勇敢だが、直情的で頑固な性格をしており、それゆえに周囲と衝突することもある。またウォーカーの出現やそれに伴う相次ぐトラブルの為か、家族を懸命に守らんとする事もあり物語が進行するにつれ荒んだ言動や様子も見せるようになる。
中盤で妻と息子を失い、意気消沈してしまう。その後、仲間の命を助けるためウォーカーの群れに単身で飛び込み、生存が絶望的な状況で行方不明となる。
カーチャ(カット)
声 - シシー・ジョーンズ英語版
ケニーと農場に避難していた30代の女性。ケニーの妻で元獣医師
ウォーカーに噛まれた息子を介抱していたが助からないことを悟り、拳銃で自殺してしまう。
ケニーJr.(ダック)
声 - マックス・カウフマン
ケニーと農場に避難していた10歳の少年。ケニーとカーチャの息子。「ダック」はあだ名で、アヒルのような性格のため名付けられた。
モーテルから脱出する際にウォーカーに噛まれ、徐々に症状が進行してしまう。最後はルートによって殺害することができなかったケニー達に森の中に置いていかれるか、変化する前にリーもしくはケニーに射殺される。列車内でウォーカーに変化してリーを含む仲間達を襲いほぼ全滅させる隠しバッドエンドルートも存在する。
リリー・カール
声 - ニッキー・ラップ英語版
アメリカ空軍で地上勤務の経験を持つ20代の女。序盤から中盤にかけてグループのまとめ役を担う。しかし新参者を嫌う傾向があり、ややヒステリックな性格も相まって周囲から反感を買うこともある。リーとは口論もするが、少なからず信頼の念も抱いている。
何者かの手によって自分の持ち物が盗賊達に横流しされていたことから疑心暗鬼となり、錯乱した末にカーリーかダグを射殺してしまう。ルートによってはその場に置き去りにされるか、リーに情けをかけられ再び同行するも列車の発見後にキャンピングカーを強奪して逃走、そのまま行方知れずとなる。
ラリー・カール
声 - テリー・マガバーン英語版
リリーの父親の50代の男性。喧嘩腰かつ自己中心的な性格で常に仲間との衝突が絶えない。心臓に持病がありヒステリックになり過ぎると発作を起こしてしまう場面もある。リーの殺人事件を知っており、殺人犯という肩書きからかリーに対して特に非情な態度で接し蔑む言動が目立つ他、エピソード1において心臓発作の薬を探し自分を救ってくれたリーに一切感謝しないどころか殴打しウォーカーに食わせようとするなど非常に悪辣な行動も見せる。
選択肢次第でリーに「あんたは憎む価値もない」と言い放たれる。
一方でルート次第で自身や娘にも危険が及びかねない状況だったとはいえウォーカーからリーの命を救うこともある他、どのルートでもリーが殺人犯であることを娘のリリー以外にはバラしている描写はない。
エピソード2においてアンディ達の牧場で閉じ込められた際に再び心臓発作を起こし、心肺停止になってしまう。リリーまたはリーによって蘇生が試みられるもウォーカー化を危惧したケニー(選択肢によってリーもリリーを押さえつける形でケニーに加担できる)によって岩塩の塊で頭を潰され死亡する。
ダグ
声 - サム・ジョーン
電化製品の扱いに詳しく機械オタク気質の持ち主の男性。TVリモコンを汎用設定したり、外敵の接近を知らせる警報装置を作るなどしてグループに貢献する。
ドラッグストアでの戦いではルートによっては生き残るが、結局エピソード3中盤で疑心暗鬼に陥り錯乱したリリーの発砲からベンを庇い死亡してしまう。
カーリー
声 - ニコール・ビジル
ラジオ局記者の30代女性。機械音痴だが銃の扱いには長けている。職業柄、リーの殺人事件は以前から知っていたが、非常時ゆえ基本的には気にしておらず、他の人間に無断でリーの素性を明かすことはいかなるルートでも行わない。リー達と出会う前ダグに助けられたらしく彼に好感ないし好意を抱いていた。
ドラッグストアでの戦いではルートによっては生き残るが、結局エピソード3中盤において口論になったリリーの銃撃により死亡してしまう。
彼女がドラッグストアの戦いから生還しているルートの場合、エピソード3序盤にてリーに殺人犯であった事を相手は選びつつもグループのメンバーに打ち明けてはどうかと提案してくるイベントが起きる。
グレン・リー
声 - ニック・ハーマン
20代の青年。職業はピザの配達員。原作やテレビドラマ版にも登場する人物。苗字がリーだが偶然であり主人公の方のリーと関連や血縁関係などは無い。ウォーカーの出現によりメイコンにあるドラッグストア(主人公リーの実家)にカーリーやダグといった他の生存者たちと一緒に避難しており、やってきたリー達一行とも出会う。
その後状況を打開するためにリーとカーリーと共に近くのモーテルへ探索へ向かう。モーテルにいた女性の生存者を助けたがっていたがその女性は既に噛まれており、リー達に銃を渡してくるよう迫ってくる。銃を渡した場合でも渡さなかった場合でも女性は死亡してしまい、他に選択肢はなかったのかとリーを責める。銃を渡さずなおかつ「君(グレン)なら渡したのか?」とリーに言い返された場合慌てて否定するなどやや自分勝手な一面も見られる。ドラッグストアでリー達と協力し店を脱出。その後は友人の安否を気にかけ、アトランタへ救助に向かうため皆と別れる。(原作やドラマ版での登場に繋がるような形で出番を終えている。)
ハーシェル・グリーン
声 - チャック・クールークリース
ショーンの父親。グレンと同じく原作やテレビドラマ版にも登場する人物。獣医で、農業も営んでいる。感の鋭い人物でリーの過去について勘付いている様子が見られる。事故ではあるものの、息子のショーンが死亡したショックからケニー一家とリー達を農場から追い出してしまう。
ショーンを優先して助けようとしていた場合、リーには感謝しているが(ダックの安全確保を優先したため)ショーンを助けることに手を貸さなかったケニーは許せないと話し、そのルートの場合でも出て行くケニー達にリーとクレメンタインがついて行く事になる。
ショーン・グリーン
声 - ピーター・エドワード・マサド
リーとクレメンタインが序盤で逃走中に出会う男。農場で柵の補強作業中にダックをトラクターに乗せて遊ばせてあげていたが、彼が悪意なく事故で動かしてしまったトラクターに足を挟まれ、その際に柵を突破してきたウォーカーに襲われる。
どのルートでも必ず噛まれて死亡してしまうが、ショーンを優先して助けようとしたルートの場合わずかな時間ながら生存しハーシェルにリーが自分を助けようとしてくれた事を伝え、治療をするという父の言葉を聞き安心したような表情で息を引き取る。
チェット
声 - ブライアン・R・デイビス
ショーンの連れの中太りの男。
牧場でショーン達と別れた後自身の家族の元へ戻る。
アンドレ・ミッチェル巡査
声 - ジェイコブ・バスタービー
序盤の選択肢次第(夜になってからクレメンタインの家を出ることにした場合)でチェットの代わりに登場する黒人警官。登場するのがチェットではなく彼になった場合は、チェットは昼の間にウォーカーに襲われ死亡したことになってしまう。警官であるがリーの事件については知らなかった様子。ショーン達を牧場まで送り届けたのちパトカーで去っていく。明言はされていないがDLC「400 DAYS」内のワイアットのエピソード内に黒人の警察官が登場し、事故で車にはねられてしまうがDLC内の物語で登場した黒人警官の方と思われ、彼のリー達と別れた後のその後は不明のままとなる。

エピソード2 -

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マーク
声 - マーク・ミドルトン
エピソード1終了からエピソード2開始までの約3ヶ月間内(ゲーム上で直接描写されていない空白期間)のいずれかの時期にリー達と出会い、グループに同行している30代の男性。眼鏡を着用している。アメリカ空軍に所属経験がある。グループ内では数少ない理性的な人物で、リーの良き相棒のような存在。
大量の食料をリー達のグループに提供してくれ、それと引き換えにグループに入ったと言及がある。また、リーを命の恩人だと話すシーンもありリーにかなり友好的に接している。
アンディ達の牧場に招かれた際にリーと柵の点検に向かうが、盗賊に襲撃され矢で肩を負傷する。その後セントジョン一家に治療を施すと偽って隠し部屋に監禁され、食用として両足を切断されてしまう。リーが発見した時にはかろうじて息があり肉を食べないように忠告してくれるが、やがて死亡しウォーカー化する。
ベン・ポール
声 - トレヴァー・ホフマン
10代後半の大学生。安否が不明だが妹がいる。吹奏楽部で、応援演奏の帰途で異変に遭い、体育館での籠城を行っていたがある生徒がウォーカー化した騒ぎの為友人のトラヴィスと教師であるデヴィッド・パーカーと共にそこを脱出し3人で森の中を逃げていたところ、デヴィッドが解除レバーの無い上鎖で木に繋がれた改造トラバサミを踏んでしまい、立ち往生していたところでリー達と遭遇する。
トラヴィスとパーカーは選択肢次第でどちらかがその場でウォーカーに襲われて食い殺され、もう片方が負傷(ウォーカーによるものではない)しつつもリー達のモーテルに運び込まれるが、そちらもその負傷が元で亡くなりウォーカー化してしまう。その件が後述のウォーカーの特性についての重要な事実をリー達に伝えるきっかけとなった。
悪意などは皆無に等しく、仲間の役に立とうとする一面もあるが、逆に足を引っ張る結果になることも多い。
一方でウォーカーには噛まれたから変化するのではなく既に自分達人間全員が感染しており、頭部を破壊された場合などを除きどんな死に方でも死亡した人間が変化する存在であることや、ウォーカーに噛まれた場合その人間は衰弱していき1〜2日程で必ず死亡する(=結果噛まれたら必ずウォーカーになる)といった方が正しいという、重要かつ有益な事実に前述の体育館に籠城していた際の経験(噛まれていない生徒が恐怖から薬をオーバードーズしたところ死亡してしまったが、その人物がウォーカーと化した)から既に辿り着いており、その情報をリー達のグループにかなり早期にもたらしたりもした。
その後トラヴィスとは別の自身の大学の友人を人質に取っていると盗賊に騙されて物資を横流ししてしまい、それが発端でリリーを疑心暗鬼に陥らせ、モーテルが盗賊の襲撃を受け結果的にカーリー(ダグ)やケニーの家族が死ぬ遠因となったことから自責の念にかられてしまう。
その後耐えきれずケニーに薬を横流ししていた旨を告白するが、ケニーからは当初死を望まれるほど激昂される。
ルートによってエピソード4終盤にクロフォードの敷地内で死亡するか、エピソード5終盤まで生存する。クロフォードで死亡しなかった場合、カーチャとダックが死ぬ遠因となった事をケニーから執拗に責められる事に啖呵を切り言い返す一面も見せる。
後者のエピソード5まで生存していたルートの場合、街から脱出する際に家から家に飛び移ろうとして足場にしたバルコニーが壊れた事で転落し、腹部に金属が刺さってしまい動けなくなった状態でウォーカーの群れに襲われる。
助けに来てくれたケニー(リーも助けに向かったがベンに刺さった柵の金属を引き抜く事はできず、ケニーに全滅すればクレメンタインを助ける人間がいなくなるとベンが落ちた路地の外に押し出され扉に鍵をかけられた。)と共にウォーカーの群れに飲み込まれ、1発の銃声が響いたあと死の瞬間の直接の描写はなく生死不明となる。
リーは選択肢次第で「ケニーがベンをウォーカーに食い殺される前に介錯した」もしくは「ケニーは最後まで諦めずウォーカーを少しでも追い払おうとして撃った」と推理するが実際の末路は不明となる。
チャールズ(チャック)
声 - ロジャー・L・ジャクソン
街はずれの森にある脱線列車で暮らしていた物静かなホームレスの老人。家族と最後に会ってから14年になるらしい。強面ではあるものの、出会った仲間達とすぐに打ち解け、リー達に危害を加えることは一切ないばかりかクレメンタインやベンにキャンディーをくれたり、噛まれた様子のダックを見て状況を察し自身の所有していた水のボトルをダックに渡す為にリーが持っていっても咎めることはなく、カーチャに「心中を察するに余りある」と同情する言葉をかけたり「過度に口出しするつもりはないが生き残る術をクレメンタインに教えるべき、でなければいずれあの子は命を落とす」とリーに対して説くなど良心的な人物。
住処としていた列車をリー達が動かすことができた為、そのままついてくる形でリー達のグループに実質的に加入する。
サヴァナでクレメンタインがウォーカーに囲まれた際に単身ウォーカーを引きつけ、その後は下水道に逃げ込むもそこで力尽き、拳銃自決した死体が後でリーによって発見される。
オミード
声 - オーウェン・トーマス
リー達が列車で移動中に出会った小柄な白人男性。クリスタと大陸横断の旅をしていたところに事件に巻き込まれる。非常時にも軽口や冗談を言うなど陽気な性格。
ウォーカーの大群から列車で逃げる際に足を負傷し感染症を起こしてしまうが、リー達が薬を調達したことで一命を取り留める。その後はリーにクレメンタインのことを託され街を脱出した。本作ではいかなるルートでも最後まで無事生き延びる。
クリスタ
声 - マーラ・ジュノー
リー達が列車で移動中に出会った長身の黒人女性。サンフランシスコ出身。オミードと大陸横断の旅をしていたところに事件に巻き込まれる。陽気なオミードとは正反対に現実主義で、初対面時はリー達を警戒していた。温厚なオミードに比べ、その後もリーの提案や言葉等に辛辣な返しをする事が多い。リーにクレメンタインのことを託され街を脱出した。オミードとの子供を妊娠をしている事が示唆されている。本作ではいかなるルートでも最後まで無事生き延びる。
モリー
声 - エリン・イヴェット
サヴァナで出会う金髪の若い女性。体術に長けており、アイスバイルを巧みに用いて街を屋根伝いに移動し、鐘を鳴らしてウォーカーを誘導し食料を調達している。かつてサヴァナの生存者コミュニティ「クロフォード」に所属していたが、厳しい規律のせいで妹を失い、恨みから組織を離脱し単身行動していた。リー達を手助けし信頼関係を築くも、恨みを果たした後は一人で生きる道を選び、リーに感謝を告げ再び別れる。ほとんどのルートで無事生存するが、クレメンタインをクロフォードの拠点に連れて来ず、尚且つウォーカーに襲われた際銃撃して助けないと生死不明となるというルートも存在する。
ヴァーノン
声 - ブッチ・エングル
サヴァナの地下室に、患者たちと共に隠れ住んでいる医者の老人男性。リーを最初クロフォードのメンバーと疑うが、和解後はリー達に協力する。クロフォードの拠点からの脱出後、娘を失った過去を持っているためか上から目線でクレメンタインを自身が引き取るとリーに提案し、激昂したリーに追い払われるかもしくはその提案を飲んだリーに色良い返事を受け一旦はその場を去る。その件からエピソード4終盤にて何者かにクレメンタインが連れ去られた際には当初犯人であるとリーから疑われていたが、誘拐に関しては無関係であった。しかしいかなるルートでも最終的にリー達からボートを強奪し、置手紙を残して自分のグループと共にサヴァナから姿を消す。追加DLC『400 Days』ではその後リー達への不義理の報いを受けたかのように死亡していたことが判明する。
ブリー
声 - シシー・ジョーンズ
ヴァーノンらと地下に住んでいる女性。クロフォードの学校に通っていた過去を持つ。地下に迷い込んで来たリーをクロフォードのメンバーと疑う。道案内役としてリー達と共にクロフォードに潜入する(彼女に来ないよう提案する事もできるがその場合でも同行してくる)が、ベンのミスでメンバーがウォーカーの群れに囲まれた際、押さえつけていたドアを突き破ってきたウォーカーに喰い殺される。
アンドリュー・セントジョン(アンディ)
声 - アダム・ハリントン英語版
牧場で暮らす30代の大柄な男。ブレンダの息子で、ダニーの兄。リー達のグループに物々交換を持ちかけ牧場まで案内した。
リー達には協力的な態度をとるが、実態は食料不足のために家族ぐるみでカニバリズムに走っていた。負傷したマークを治療すると偽り2階の隠し部屋に監禁し足を切り取り、自身とリー達のグループで食そうとしていた。事実を知ったリー達を監禁するが、脱出したリーと乱闘になった末、リーによって電気柵に叩きつけられるか銃撃により殺害されるか、もしくはその場に捨て置かれる。牧場はウォーカーの侵入により崩壊し、兄弟はそれぞれリーによって殺害されるか見逃されても絶望的な状況でウォーカーに囲まれ死亡したことが示唆されるという末路を辿る。
ダニー・セントジョン
声 - ブライアン・サマー英語版
牧場で暮らす30代のやや赤っ鼻な男。ブレンダの息子で、アンディの弟。
ライフルに女性的な名前を付けて愛撫したり、人間を撃つことを楽しむなど、時に異常性を垣間見せる。
リー達を貯蔵庫に監禁した後、出口にトラバサミを設置しライフルを手に待ち伏せるが、そこで脱出したリーと乱闘になる。乱闘の末、自ら設置した通常の方法で解除できなくした改造トラバサミに足を挟まれ、リーによってとどめを刺されるかその場に置き去りにされる。
リーに殺されなかった場合でも足を負傷した上ウォーカーに牧場が囲まれるため、生存できたかは不明となる。
ブレンダ・セントジョン
声 - ジーニー・ケルシー
牧場で暮らす50代女性。アンディとダニーの母。外面的には明るく人当たりが良いように振る舞うが、その裏でゾンビアポカリプスと食糧難への恐怖から家族ぐるみでカニバリズムに走っている。
貯蔵庫から脱出したリー達に対し、カーチャを人質にして家に立て篭もるも、その最中にウォーカー化したマークに襲われた。その後ウォーカーと化しマークと共に家から出てくるがアンディを殺したかどうかを問わず、彼の方へ向かって行くような描写がされている。
謎の男
声 - アンソニー・ラム
中盤以降、クレメンタインとリーに無線で接触してくる謎の人物。その正体はエピソード2終盤でリーが発見した自家用車の所有者で、息子をゾンビアポカリプスでも生きていけるよう鍛える為森に連れてきて何かしらの行動を行っていたがはぐれてしまい、行方不明になった息子を探している間にケニー達のグループに車の物資を根こそぎ奪われている所を目撃してしまう。人数が多かったためか物資を盗んでいくグループをその場で咎めることができず、息子を危険に晒しいなくならせた上に物資も奪われたことから妻に失望される。最終的に離反した妻は翌日ウォーカーに喰い殺された状態で見つかったことで、リー達に憎しみを抱く。ウォーカー化した妻の頭部を鞄に詰めて持ち運んでいる。
車から物資を盗むことにリーが反対して加担していなかった場合、その事をクレメンタインからも聞いており「君(リー)に恨みはない」と話すが取る行動は変わらない。
本作のラストボスともいえる存在で、トランシーバーでクレメンタインと話す中でリーの今までの行いの大筋を聞き出しており、基本的に否定的な言い方でリー(プレイヤー)の今までの選択を詰ってくる。新たな家族とするためかトランシーバーを通じてクレメンタインを言葉巧みに誘導して誘拐し、救出にやってきたリーと話しているうちにこっそり監禁されていた部屋から抜け出したクレメンタインに背後から攻撃され、その隙をついて飛びかかってきたリーと戦闘になり、最後にはリーに首を絞められ死亡したとも気絶しただけともとれる状態になる(ここからさらに頭を撃つことも可能)かリーを助けようとしたクレメンタインによって銃撃され殺されるという末路を迎える。

敵キャラクター

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ウォーカー
作中に登場するゾンビ。ウォーカーという呼び名はリーが付けた。
行動様式や撃退法などはテレビドラマ版と概ね共通(『ウォーキング・デッド (テレビドラマ)#ウォーカー』を参照) 。
盗賊
エピソード2、3に掛けて登場。ほぼ全員が目出し帽やバンダナで顔を覆い、銃火器やクロスボウで武装している。他の生存者には容赦せず襲撃や恐喝を重ね、時には口論の末仲間すら殺す程荒くれている。

400 Days

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追加DLC『The Walking Dead:400 Days』は、本編のゾンビアポカリプス発生から400日間、ダイナー付きのピットストップ(日本でいうところのガソリンスタンドに別の施設を複合させたような場所)を中心とし、作中世界の各所でどのような事態が起こっていたのかを5人の新キャラクターによる5本(タヴィアを操作するプロローグとエピローグを含めれば7本)のショートストーリーで描く。物語のボリュームは全ストーリーを合計しても本編のエピソード1本分程度。舞台や端役の登場人物は本編および各々のショートストーリー間で一部重なっており、また時間線は続編「シーズン2」に続いていて、シーズン2でもDLCで登場した何人かが本DLCでの選択肢次第で引き続き登場する。[3][7]

主な登場人物(400 Days)

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ボニー
声 - エリン・イヴェット
30代の女性。元薬物依存症。夫リーランド、妻ディーという夫婦と共に行動しているが、密かにリーランドと不倫状態にある。唯一エピローグで必ずタヴィアについて行く選択をする。
ヴィンス
声 - アンソニー・ラム
30代の男性。メイコン(リーの実家であるドラッグストアの前を通る描写もある)に住んでいたと思われ、ゾンビアポカリプスが起きる寸前に弟に危害を加えた人物を撃ち殺すという事件を起こし、証拠の銃を発見されてしまい殺人罪で逮捕された。他の受刑者達と共に手枷足枷をはめられた状態で護送中、発生して間もないゾンビアポカリプスに巻き込まれる。
わずかなシーンではあるがゾンビアポカリプスが発生する前の状況でも操作できる珍しいキャラクターで、経歴も本編の主人公であるリーと類似点が多い。
ワイアット
声 - ジェイス・スマイケル
男性。眼鏡をかけ髭を生やしている。友人エディが運転する車の助手席に乗っている際、カーチェイスに巻き込まれる。
ラッセル
声 - ベガス・トリップ
20代の男性。自身を含め7人で構成されたグループにいたが、7という数字を縁起がいいため変えたくない等と嘯き、出くわした生存者を物資を奪い撃つなどのリーダー格の男のグループの身内以外に対する残忍な振る舞いに嫌気が差し、脱走に近い形で脱退する。祖母の家を目指して徒歩とヒッチハイクで単身行動中、ネイトという男の車に乗せてもらうことになる。選択肢次第である姿となったカーリーもしくはダグと遭遇(本編を遊んだプレイヤーにとっては再会)する。
シェル
声 - シシー・ジョーンズ
20代の女性。妹のベッカや他の生存者達と共にピットストップで避難生活をしている。ゾンビアポカリプスで変わっていかざるを得ない妹や自身含めた周囲の倫理観に心を痛めているが、いざという時大胆な行動を起こす勇気と行動力も持っている。
タヴィア
声 - ラシーダ・クレンデニング
黒人女性。生存者を見つけ、自らの所属するコミュニティへの移住を提案しているスカウト。

脚注

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注釈

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  1. グレン、ハーシェルおよびその息子ショーンが脇役として登場する。
  2. この呼び名でリーが呼ぶ場面があるが、日本語字幕では普段と変わらず「ケニー」という表記になっている。

出典

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  1. 『ウォーキング・デッド シーズン 2』をプレイする前に知っておくべき10の事柄”. Game*Spark (2016年6月29日). 2016年12月20日閲覧。
  2. 人気海外ドラマのゲーム『The Walking Dead』インプレッション”. ファミ通.com (2012年6月26日). 2016年12月21日閲覧。
  3. 1 2 PS Vita版「THE WALKING DEAD」が9月4日発売。日本未配信の追加DLCエピソード「The Walking Dead: 400 Days」を収録”. 4Gamer.net (2014年6月26日). 2016年12月21日閲覧。
  4. ビジュアル大幅強化の『The Walking Dead Collection』新トレイラー!―オリジナルとの比較も”. Game*Spark (2017年12月1日). 2019年4月9日閲覧。
  5. The Walking Dead : The Telltale Definitive Series”. Epic Games (2019年9月10日). 2019年11月11日閲覧。
  6. Meghan Sullivan (2013年10月30日). “Plus, Season 1 Game of the Year Edition confirmed” (英語). IGN. 2019年12月5日閲覧.
  7. 「The Walking Dead」の最新DLC「400 Days」は,5人の新キャラクターが体験した400日間を描いたストーリー”. 4Gamer.net (2013年6月4日). 2017年2月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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