ウォルト・ディズニー・ワールド・モノレール・システム

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ウォルト・ディズニー・ワールド・モノレール・システム
基本情報
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
所在地 フロリダ州オーランドウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
種類 跨座式モノレール
駅数 6駅
開業 1971年10月1日
運営者 ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ
路線諸元
路線距離 23.66 km
線路数 単線
最高速度 55 km/h
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ウォルト・ディズニー・ワールド・モノレール・システムWalt Disney World Monorail System)は、フロリダ州オーランドウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある交通機関の名称。

概要[編集]

ウォルト・ディズニー・ワールド・モノレール・システムは、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが開業したのと同じ、1971年10月1日に開業した。ディズニーランド・モノレール東京モノレールと同じアルウェーグ式のモノレールである[1][2]。当初はベイ・レイクを一周する路線(現在のリゾート線)のみだったが、1982年にエプコットが完成すると同時にエプコット線が開業した。また、1988年のディズニー・グランド・フロリディアン・リゾート&スパの開業に伴い、新たに駅が追加された。一日の乗降者数はおよそ15万人で、これは世界のモノレールの中で東京東京モノレール羽田空港線中国重慶市重慶軌道交通に次いで多い人数である。なお、開業当初の車輌2編成が1995年にラスベガスに譲渡されている(現在のラスベガスモノレール[2]

運行形態[編集]

ウォルト・ディズニー・ワールド・モノレール・システムは3つの路線から構成されている。エキスプレスとリゾートはベイ・レイクの外周を[3]、エプコットは直線上の路線となっている。

  • エキスプレス

マジック・キングダムとトランスポーテーション・アンド・チケット・センターの2駅を往復する路線。

  • リゾート

エキスプレスの停車駅に加え、ベイ・レイク周辺のホテルに時計回りに停車する。停車する駅の順は、マジック・キングダム、ディズニー・コンテンポラリー・リゾート、トランスポーテーション・アンド・チケット・センター、ディズニー・ポリネシアン・リゾート、ディズニー・グランド・フロリディアン・リゾート&スパの順である。

  • エプコット

トランスポーテーション・アンド・チケット・センターとエプコットを往復する路線。

脚注[編集]

  1. ^ ディズニーリゾートライン日本跨座式のため異なる。
  2. ^ a b 佐藤信之『モノレールと新交通システム』グランプリ出版、2004年、21頁。ISBN 4-87687-266-X 
  3. ^ エキスプレスが外側、リゾートは内側を走る

外部リンク[編集]