ウエスタン・マリオネット 魔法のけん銃

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ウエスタン・マリオネット 魔法のけん銃』(原題:Four Feathers Falls)は、1960年ジェリー・アンダーソンが作ったイギリス人形劇である。モノクロ作品。

トイ・ストーリー2』に登場する番組の元ネタとなった作品であり、当番組に登場するキャラクターを意識したキャラクターが以後の作品にも複数登場するようになる。

ストーリー[編集]

マコーヤを助けたフォー・フェザー・フォールズ村のテックス・タッカー保安官は、お礼に貰った不思議な羽で、不思議な力を持つ魔法の拳銃を使ってフォー・フェザー・フォールズ村を守るために活躍する。

登場人物[編集]

日本語版では、登場人物すべての吹き替えを中村メイコが一人で行っている。

  • テックス・タッカー - 保安官。インディアンから魔法の羽を4枚貰い、そのうちの2枚を銃の力に使う。
  • ロッキー - タッカーの愛馬。魔法の羽の力1枚を使い、話せるようになる。
  • ダスティ - タッカーの愛犬。魔法の羽の力1枚を使い、話せるようになる。
  • ペドロ - メキシカンの山賊の親分。太っている。
  • フェルナンデス - メキシカンの山賊の子分。痩せている。
  • ジョーンズ
  • マーヴィン・ジャクソン
  • ダン・モース
  • ドク・ハジェティ
  • スリム・ジム
  • リトル・ジェイク
  • トゥインク
  • レッド・スキャルプ

作品史[編集]

ジ・アドヴェンチャー・オブ・トゥイズル』と『トーチー・ザ・バッテリー・ボーイ』の成功でさすがのジェリーも人形劇に魅力を覚え、原案を担当していたロバータ・リーから独立し(本作では作曲家のバリー・グレイが原案も担当した)、上記の作品で稼いだ金をすべて注ぎ込んで本作が完成した。

技術面[編集]

リップシンクロイドシステム (Lip Synchroid System) が初めて採用された。一般に声を吹き込む場合、アニメや海外作品の吹き替えでは映像を見ながら声を録音するが、人形劇着ぐるみショーでは先に台本を読んで声を録音し、その会話に合わせてキャラクターを動かす。リップシンクロイドシステムでは人形の頭に電磁石が内蔵されており、会話を録音したテープを流すと、自動的に口がパクパク動く。このため、人形の操演担当は、人形の口を動かす動作を省略することができる。また、人形の頭に電気技術を組み込むことは既に『トーチー・ザ・バッテリー・ボーイ』の頭のランプで行われており、『サンダーバード』でフッドの眼が光るのもこれらの技術の応用である。

人形のデザインも、主役のタッカーは後の『サンダーバード』などと変わらず、また脇役もほどよくデフォルメが利いている。また、セットについてもNHK人形劇で使用されたような平面状のものだった『トーチー・ザ・バッテリー・ボーイ』に比べ、本作では小道具等が非常に細かくなっている。

サブタイトルリスト[1][編集]

話数 英語サブタイトル 日本語サブタイトル 脚本 監督
1 How it Began テックス登場の巻 メアリー・キャスカート・ボアラ ジェリー・アンダーソン
2 Kidnapped ハガティ先生の誘拐の巻
3 Pedro has a Plan ペドロの悪だくみの巻 フィル・レスラー
4 Pedro's Pardon ペドロの改心の巻
5 Sheriff for a Day 一日だけの保安官の巻
6 Indian Attack 先住民の襲撃の巻
7 A Close Shave おしおきされたペドロの巻
8 Dusty becomes Deputy ダスティ副保安官の巻
9 Gun Runners 鉄砲の密輸の巻
10 Trouble in Yellow Gulch ペドロの有料道路の巻
11 Frame-up 砂漠の馬泥棒の巻
12 Gold Diggers そこ掘れワンワンの巻
13 Gold is where you find it 金の争奪戦の巻
14 Trapped マクーヤの魔法の巻 デヴィッド・エリオット
15 The Best Laid Plans 骨折り損のくたびれもうけの巻 ジェリー・アンダーソン
16 Escort 副保安官護衛の巻 デヴィッド・エリオット
17 The toughest Guy in the West トゥインク爺さん大活躍の巻 ジェリー・アンダーソン
18 Chance of a Ghost お化け退治の巻
19 Gun Play 1対3の決闘の巻 デヴィッド・エリオット
20 A Lawman rides alone 正義の保安官テックスの巻
21 Jail Break 懸賞金は誰にの巻 ジェリー・アンダーソン
22 A little bit of Luck 鬼の居ぬ間の巻 デヴィッド・エリオット
23 Land Grabbers 土地泥棒の巻 ジェリー・アンダーソン
24 Once a Lawman 悪漢テックスの巻 デヴィッド・エリオット
25 Election Day 選挙の日の巻 ジェリー・アンダーソン
26 Gun Fight on Main Street 表通りの撃ち合いの巻 デヴィッド・エリオット
27 A Bad Name 悪行のツケの巻
28 The Ma Jones Story インチキ商人の巻 ジル・オールグッド アラン・パティロ
29 Horse Thieves 連れ去られたロッキーの巻 フィル・レスラー
30 Bandits Abroad 2人のフェルナンドの巻 ジル・オールグッド デヴィッド・エリオット
31 A Cure for Everything 魔法の薬の巻 アラン・パティロ
32 Teething Troubles 歯痛で大騒ぎの巻 デヴィッド・エリオット
33 First Train Through 鉄道開通の巻 アラン・パティロ
34 Buffalo Rocky ロッキーお手柄の巻
35 Safe as Houses 危険な金庫の巻 マーティン・ウッドハウス デヴィッド・エリオット
36 Happy Birthday テックスの誕生日の巻 ジル・オールグッド アラン・パティロ
37 Fancy Shooting 早撃ち名人の秘密の巻 マーティン・ウッドハウス デヴィッド・エリオット
38 Ride 'em Cowboy カウボーイ大会の巻 ジル・オールグッド アラン・パティロ
39 Ambush 魔法の町よ、さようならの巻 デヴィッド・エリオット


日本での放送[編集]

日本では、1963年10月5日から同年12月28日までTBS系列局で放送されていた。明治製菓(現・明治)の一社提供。放送時間は毎週土曜 19:00 - 19:30 (日本標準時)。

配給していたのは太平洋テレビであるが、同社は後に倒産したため、当時の日本語版フィルムは現存しないと言われている。また、日本語版の資料は大変に少ない。

本作の終了後、同じく明治製菓がスポンサーを務めるアニメ『鉄腕アトム』(フジテレビ)が年明けにこの時間帯へ移動することになった。同じ提供番組同士が裏番組になるのを避けるため、明治製菓はこの枠のスポンサーを降りた。

2020年にCS放送のスーパー!ドラマTVにて再放送が行われたが、吹き替えではなく字幕版であった。

脚注[編集]

  1. ^ 「スーパー!ドラマTV」Webサイトより

TBS系列 土曜19:00枠
(本作まで明治製菓一社提供枠)
前番組 番組名 次番組
7時にあいまショー
(1962年4月7日 - 1963年9月28日)
ウエスタン・マリオネット 魔法のけん銃
(1963年10月5日 - 1963年12月28日)
源平芸能合戦
(1964年1月4日 - 1964年10月31日)
※火曜20:00枠から移動