ウインド・オーケストラ

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ウインド・オーケストラ英語: Wind orchestra)は、吹奏楽の形態の1つ。本来は厳密な概念にもとづくが、実際にはかなり曖昧に用いられる[1][注釈 1]

概要[編集]

ウインド・オーケストラの基本形は厳格なものであり、3本ずつのフルートファゴットオーボエと各種のクラリネットサクソフォンを加えた25名の木管楽器のセクションと6本のトランペットをはじめとする19名の金管楽器のセクションより成り、これに打楽器が加わった編成であり[1]、従来のブラスバンド(金管バンド)以上に緻密で多彩な音色を獲得するため、20世紀に入ってから編成されるようになった合奏形態である[1]

現代みられるようなクラリネット主体の楽団が編成されたのは、1942年アメリカ合衆国ミシガン大学ウィリアム・レヴェッリ英語版がウインド・オーケストラを室内楽として活発化させるために始めた「小さな木管楽器アンサンブル」を嚆矢としている[注釈 2]。なお、現代の吹奏楽演奏においては、クラリネットはオーケストラにおけるヴァイオリンに相当する役割をになっており、それゆえ、高音や速いパッセージ(経過楽句)が要求されることの多い楽器である[2]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ウインド・アンサンブルの編成をやや大規模にした形態をシンフォニック・ウインド・オーケストラと呼ぶことがある。JBCバンドスタディ(2005)p.89
  2. ^ クラリネットは、ニュルンベルクの楽器製作家J.C.デンナーが1700年ころに考案し、以後、改良が加えられて現在のかたちになったものである。『世界の楽器絵事典』(2007)pp.36-37

出典[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]