ウィーン工房

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ウィーン工房のショールーム

ウィーン工房(-こうぼう Wiener Werkstätte)は、20世紀始めに建築家ヨーゼフ・ホフマンとデザイナーコロマン・モーザーによって設立された工房である。

概要[編集]

ウィーン分離派に参加していたホフマンとモーザーが、実業家フリッツ・ヴェルンドルファーの支援を受け、1903年に設立。ウィリアム・モリスアーツ・アンド・クラフツに影響を受けたもので、家具を中心に工芸、装幀などを手がけ、若い画家に描かせた絵葉書や、オスカー・ココシュカの画集も刊行した。アール・デコに通じる直線的、幾何学的な装飾が特徴である。装飾を否定する建築家アドルフ・ロースから批判を受けた。

中心人物のモーザーは4年後の1907年に脱退。1914年にヴェルンドルファーが経営を離れ、有限会社組織になった。

30年近く活動を続けたが、第一次世界大戦や世界恐慌の影響もあり、苦しい経営が続いた。1932年、経営難のため解散した。

ストックレー邸[編集]

ウィーン工房の作品で特に有名なものはブリュッセルのストックレー邸(1905-1911年)である。ホフマンが建物を設計し、グスタフ・クリムトが食堂の壁画を描いたほか、家具から食器まで、あらゆるデザインをウィーン工房が手がけた。

アール・デコ博[編集]

1925年のパリ万国博覧会(いわゆるアール・デコ博)のオーストリア館をホフマンのウィーン工房が手掛け、好評を博した。

文献[編集]

外部リンク[編集]

関連項目[編集]