ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート1990

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ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート1990(ドイツ語: Neujahrskonzert der Wiener Philharmoniker 1990)は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による1990年ニューイヤー・コンサート。指揮はズービン・メータが務めた(初登場)。

概要[編集]

ニューイヤー・コンサートの指揮者は、1987年ヘルベルト・フォン・カラヤンを皮切りに、ウィーン・フィルが信頼を寄せる名指揮者が交代で登壇するようになった。1990年は、インド出身であるがウィーン音楽大学ハンス・スワロフスキーに指揮法を学び、ウィーン・フィルとも長きにわたって共演しているズービン・メータが、東洋人として初めて指揮台に立った。

演奏曲目[編集]

第1部[編集]

第2部[編集]

アンコール[編集]

エピソード[編集]

  • 第2部最後の爆発ポルカでは、曲の終結部でステージ後ろのパイプオルガンに仕掛けられた爆竹が破裂し、会場内に紙吹雪が舞うという豪華な演出が行われた。
  • このコンサートはNHKによりハイヴィジョン収録されている。ただ後述の映像商品は、ORFが収録した映像による商品だった。

備考[編集]

  • コンサートの模様が収録されたCDが、1990年春にソニーから発売されたが、収録時間の関係で数曲がカットされている。また同年冬にはORF収録の映像をもとにした映像商品がドイツ・グラモフォンから発売された。こちらはコンサートの全容が収録されている