ウィリアム・ユースティス

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ウィリアム・ユースティス

ウィリアム・ユースティス(William Eustis, 1753年6月10日 - 1825年2月6日)は、アメリカ合衆国医師政治家

生涯[編集]

1753年6月10日、ユースティスはマサチューセッツ植民地ケンブリッジにおいて、ベンジャミン・ユースティス (Benjamin Eustis, 1720-1804) とエリザベス・ヒル (Elizabeth Hill, 1728-1775) の三男として誕生した。ユースティスはボストン・ラテン・スクールで学び、1772年ハーバード大学を卒業した。

ユースティスはジョセフ・ウォレンの下で医学を学び、アメリカ独立戦争においてウォレンの医療活動を支援した。ウォレンはバンカーヒルの戦いで戦死した。ユースティスは大陸軍に参加し、ケンブリッジで砲兵連隊の軍医を務めた。独立戦争終戦後、ユースティスはボストンで開業医となった。ユースティスは1786年から1787年にかけてのシェイズの反乱では、鎮圧軍で軍医を務めた。またユースティスは1786年から1810年まで、および1820年に、シンシナティ協会の副会長を務めた。

ユースティスは1788年から1794年までマサチューセッツ州下院議員を務めた。その後ユースティスは1801年3月4日から1805年3月3日までアメリカ合衆国下院議員を務めた。合衆国下院議員選挙においてユースティスは、ジョシュア・クィンシージョン・クィンシー・アダムズと接戦を演じた。1804年、ユースティスは下院においてジョン・ピカリングの弾劾裁判を実施する管理者の1人に任命され、ニューハンプシャー連邦地方裁判所で判事を務めた。

ユースティスは1809年3月7日から1813年1月13日まで、ジェームズ・マディスン大統領の下でアメリカ合衆国陸軍長官を務めた。ユースティスは陸軍長官として、1812年米英戦争開戦に備える計画を策定した。ユースティスは米英戦争における苦戦を非難され、辞職した。

ユースティスは1814年12月19日にマディスン大統領から駐オランダ公使として任命を受けた。ユースティスは1815年7月20日に信任状を捧呈して着任し、1818年5月5日まで公使職を務めた。

ユースティスは健康的理由によりヨーロッパから帰国した。ユースティスはマサチューセッツ州ロックスベリーに大邸宅を購入し、そこで暮らした。ユースティスは再びアメリカ合衆国下院議員に選任され、1820年8月21日から1823年3月3日までアメリカ合衆国下院議員を務めた。ユースティスは下院軍事委員会において委員長を務めた。

ユースティスは1820年1821年1822年に計3回、マサチューセッツ州知事選挙に出馬したが、いずれも敗北した。ユースティスは1823年の州知事選挙でハリソン・グレイ・オーティスを破って当選した。ユースティスは1823年5月31日に州知事に着任した。ユースティスは1815年ハートフォード会議ニューイングランド諸州が連邦離脱を検討したことを嫌悪し、ハートフォード会議を支持した連邦党員を非難した。

州知事在任中の1825年2月6日、ユースティスはマサチューセッツ州ボストンにおいて死去した。ユースティスの遺体はマサチューセッツ州レキシントンオールド墓地に埋葬された。

家族[編集]

1810年、ユースティスはマサチューセッツ州チェルシーにおいて、ニューハンプシャー州最高裁判所陪席裁判官ウッドベリー・ラングドンの娘のカロライン・ラングドン (Caroline Langdon, 1780-1865) と結婚した。2人の間には子供が生まれなかった。

外部リンク[編集]

公職
先代:
ハリソン・グレイ・オーティス
マサチューセッツ州第8選挙区選出のアメリカ合衆国下院議員
1801年3月4日 - 1803年3月3日
次代:
レミュエル・ウィリアムズ
先代:
ジョン・ベイコン
マサチューセッツ州第1選挙区選出のアメリカ合衆国下院議員
1801年3月4日 - 1803年3月3日
次代:
ジョサイア・クィンシー
先代:
ヘンリー・ディアボーン
アメリカ合衆国陸軍長官
1809年3月7日 - 1813年1月13日
次代:
ジョン・アームストロング
先代:
ウィリアム・ヴァンズ・マーレイ
在オランダアメリカ合衆国特命全権公使
1814年12月19日 - 1818年5月5日
次代:
アレクサンダー・エヴァレット
先代:
エドワード・ダウズ
マサチューセッツ州第13選挙区選出のアメリカ合衆国下院議員
1820年8月21日 - 1823年3月3日
次代:
ジョン・リード
先代:
ジョン・ブルックス
マサチューセッツ州知事
1823年5月31日 - 1825年2月6日
次代:
マーカス・モートン