ウィファラ
| 比率 | 1:1 |
|---|---|
| 採用 | 2009年2月7日(ボリビアで国家シンボルとして公認) |
| デザイン | 7色49区画の方形旗 |
ウィファラ(Wiphala、ウィパラ、ウイパラとも)は、7色の格子模様からなる方形の旗・標章。主にアイマラ、ケチュアなどアンデス地域の先住民の象徴として用いられる[1]。ボリビアでは、2009年憲法により国家のシンボルに位置づけられた[2]。
名称
[編集]「ウィファラ」という名称の由来については、アイマラ語で勝利を表す叫び wiphai と、風によって揺れることを表す laphaqi が結びついたものとする説がある[3]。地域や言語によって、laphaqay、laphala、wiphayla、wipala、wifala などの呼称が用いられることもある[3]。
旗の構成
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ウィファラは、7色の正方形を7列×7列に配した旗である[4]。ボリビアで国家シンボルとされたウィファラは、白色の対角線を中心に、白、緑、青、紫、赤、橙、黄の7色で構成される[4]。
インカ帝国の4つの地方区分であるスウユに対応する複数の配色があるとされ、白の対角線を持つものはコリャスウユに対応するものと説明される[5]。
ボリビアにおける公認
[編集]2009年2月7日に公布されたボリビア憲法は、先住民の権利拡大や多民族性を盛り込んだもので、第6条第II項で、三色旗、ボリビアの国歌、国章、ウィファラ、エスカラペラ、カントゥータ、パトゥフを国家のシンボルと定めた[2][6]。
同年8月5日の政令第241号は、国家シンボルの特徴と使用を定め、ウィファラの配色、寸法、掲揚方法などを規定した[4]。同政令では、公的機関の建物ではウィファラを正面左側に掲げること、教育機関でも掲揚することなどが定められている[4]。2010年には、ボリビア軍が新たなシンボルの一つとしてウィファラを取り入れた[7]。
色の意味
[編集]ボリビアの政令第241号は、ウィファラの7色について、それぞれ次の意味を定めている[4]。
- 赤 - 地球、大地、知的発展、可視的な物質世界
- 橙 - 社会と文化、健康、医学、教育、若者の文化的実践
- 黄 - エネルギーと力、相互性、補完性、連帯
- 白 - 時間、弁証法、科学技術、芸術、知的・手作業による労働
- 緑 - 経済と生産、自然の富、動植物、水資源、鉱物資源、土地と領域
- 青 - 空間、宇宙的エネルギー、無限、万物を動かす精神
- 紫 - 政治、共同体的な思想、国家、権力構造、社会・経済・文化組織とその運営
起源をめぐる議論
[編集]ウィファラの起源については議論がある。先コロンブス期のティワナク文化の土器や織物に類似した格子模様を見いだす説や、植民地期の絵画に見られる格子状の旗と関連づける見方がある一方、現在のような旗としてのウィファラが古代から用いられていたかについては、文献上の確認が難しいとされる[1]。
ギャラリー
[編集]- オルロでの行進で掲げられるウィファラ
脚注
[編集]- 1 2 “La wiphala y las disputas sobre su origen”. Correo del Sur (スペイン語). 2021年10月3日. 2026年6月30日閲覧.
- 1 2 “Constitución Política del Estado de 2009” (スペイン語). Lexivox (2009年2月7日). 2026年6月30日閲覧。
- 1 2 “La Sagrada Wiphala” (スペイン語). Katari. 2018年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年6月30日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “Símbolos del Estado Plurinacional de Bolivia, DS Nº 241, 5 de agosto de 2009” (スペイン語). Lexivox (2009年8月5日). 2026年6月30日閲覧。
- ↑ Gustav Tracchia (2021年). “The Rainbow Flags of the Incas” (PDF) (英語). FIAV. pp. 23-24. 2026年6月30日閲覧。
- ↑ 眞鍋周三 編『ボリビアを知るための73章』(第2版)明石書店、2013年2月、150-154頁。ISBN 978-4-7503-3763-0。
- ↑ “Bolivia: fuerzas militares con nuevo lema y símbolos” (スペイン語). BBC Mundo. 2010年3月18日. 2026年6月30日閲覧.